2014/05/08

ダイエットや禁煙したい時は、テトリスをプレイすべし

ダイエットや禁煙にトライした人が、もっとも恐れているのが「リバウンド」。一時的に成功したとしても、数カ月後にはまた元通りになってしまった、なんていう声もよく耳にする。

目の前で友だちが高カロリーの食事をしているのを見たり、誰かがタバコを吸っているのを見ると、余計にストレスになる場合もある。しかし、その「食事したい」や「タバコを吸いたい」といった欲求を抑えるのに、なんとテトリスが有効だというのだ。

英プリマス大学の科学者たちの実験によると、テトリスを3分間プレイしたグループは、しなかったグループに比べて、食欲が24%弱くなったというデータが発表された。

この研究を発表した心理学専門のジャッキー・アンドラーテ教授によれば、人が「何かをしたい」「何かを食べたい」と感じた時は、脳の中でその欲求を視覚化しているという。例えば、ハンバーグが食べたいと思った時は、脳の中でハンバーグの映像をイメージしているとのこと。しかし、テトリスをプレイすると、欲望をイメージ化する部分の活動が阻害され、結果として視覚化が抑えられ、ひいては欲求自体を抑えることができるという。

ダイエット後のリバウンドを抑えるには、誰でもストレスと闘わなければならない。「何か食べたい」と思ったら、とりあえずテトリスをやってみてはいかがだろうか。

文:山田滝音