2015/01/13

スマートフォンでサイズを計測 試着しなくても、ぴったりな服をオンラインでショッピング

衣類や靴などをネットで買う場合の悩みがサイズだ。国によってサイズの表示方法が違うし、同じ国でもメーカーやデザインによって同じサイズでもフィットするものとそうでないものがあるからだ。そのためネット通販では、返品無料のサイトが人気を博しているし、一度買ってサイズがぴったりだったメーカーのものをリピート購入する人が多いのもうなずける。

テルアビブ、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコに分散しているスタートアップ企業、ライク・ア・グローヴ(LikeAGlove)は、ウエアラブルセンサー技術でアパレルのサイズ問題を解決しようとしている。ユーザーには、まず導電性のある特殊な繊維で作られたボディースーツのような服が送られてくる。この服は素材の伸縮を検出することで、体の細かいサイズを採寸するセンサーとなっているのだ。身に着けて、採寸にかかる時間は3分間。結果はBluetoothでスマートフォンのアプリに送信され、ユーザーのサイズ情報が登録される。すると、数ある商品の中から、自分にぴったりのサイズの服だけが表示され、購入できるというわけだ。

同社によれば、サイズを測定するボディスーツはほぼ完成しており、現在はそれぞれのサイズにぴったりフィットするアパレルをさまざまなブランドから集めて提示する検索エンジンを開発中だという。サービスの提供開始は2015年前半を予定している。

一方、ビットボディー(Bit Body, Inc)のMテイラー(MTailor)は、iPhoneやiPadのカメラを使って採寸するシャツ専業オンラインテイラーだ。なるべく身体にぴったりした服を着て、アプリの指示に従ってカメラの前でゆっくりと回転して、最後に身長を入力すると、撮ったビデオから体のさまざまな部位のサイズを割り出してくれる。後は、欲しいシャツの素材や襟や袖口のデザインや色を選ぶだけで、3週間後にはテイラーメードのように自分にフィットするものが届けられる。シャツの価格は69ドルからで、採寸やデザインの改良に役立つため、気に入らなかった場合の作り直しも大歓迎とのこと。こちらはすでにサービス提供中だが英語版のみ。同社は、実際のテイラーが採寸するよりも20%も正確にサイズが測れるとうたっている。

オンラインショッピングの最大のウィークポイントだったサイズの問題を克服する、このようなサービスが広がってくれば、服もオンラインで買うという人がますます増えていきそうだ。

著者:信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、チャットボイス、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在はモバイルヘルスケア関連サービスの事業化を準備中。

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