2014/02/24

ゲームとソーシャル要素を取り入れて子どもも楽しく肥満予防

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昨年、アメリカ最大の健康保険会社であるユナイテッドヘルスケア社(UnitedHealthcare)が日本のゲームメーカーであるコナミと組んで、学校で子どもたちがみんなで音楽ダンスゲーム「ダンスダンスレボリューション(DDR)」を実施するプログラムの提供を開始した(『クラスみんなでダンスダンスレボリューション』を参照)。子どもたちはマットに自分のICカードを挿して運動量を記録し、体重の変化をトラッキングする。

ユナイテッドヘルスケア社の次の提携先はカリフォルニア州レッドウッドのZamzee社。コナミを合わせた3社共同で、「ジョイン・フォー・ミー?(Join for Me?)」というパイロットプログラムを3校で実施する。12カ月間のコミュニティプログラムで、対象は6歳から17歳だ。

DDRは体育館のような広い場所で大型のテレビモニターにステップを踏む方向を映して、皆で音楽に合わせて踊るのだが、「ジョイン・フォー・ミー?」は、USBメモリーのような形のZamzee社の活動量計(トラッカー)を子どもたちに持たせて、普段の個々の運動の強度と量を記録しておく。子どもたちをゲームで引きつけて運動させることで、肥満を防止したり体重を減らしたりすることが目的だ。トラッカーのバッテリーは1回の充電で2週間持つ。ウェブサイトまたはアプリでトラッキングできるほか、ソーシャル機能もあり、参加者同士で競い合うこともできる。

トラッカーは、29.95ドルでプログラムに参加していない学校の生徒でも購入可能だ。現在は子どもたちがターゲットだが、将来は家族メンバーや、企業の健康対策への応用を模索していくという。

アメリカの運動不足で肥満の子どもたちは、糖尿病のリスクも看過できない状況にある。長期間にわたって子どもたちの運動への関心をつなぎ留めるためには、ソーシャルとゲーム要素が欠かせないようだ。

著者:信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発にあたる。現在はビジネスアーキテクツ社にてモバイルヘルス分野の新事業立ち上げに従事。同志社大学ビジネススクール嘱託教員として「技術開発と事業化戦略」を担当している。

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