2022/09/15

電話番号を教えずに非通知でかけるには?「184」「186」の使い方と注意点

相手に番号を教えず「非通知」で電話をかけたいと思ったことはないだろうか。今後その相手とやり取りする予定がなく、自分の番号を知らせたくないという場合は、電話番号の前に「184」を付けるだけで、相手に非通知で電話をかけることができる。

電話番号の前に「184」を付けると非通知で電話をかけられる

また、普段から「非通知設定」にしている人が非通知着信拒否している人に電話をする場合、「186」を付けることで、一時的に電話番号を通知することができるということをご存じだろうか。

この「184」「186」はスマホ向けにつくられたサービスというわけではなく、1997年に登場した固定電話の「ナンバー・ディスプレイ」時代に広がったサービスだ。世代によっては常識という人も多いだろうが、なじみがない人のためあらためて説明しよう。

【目次】

「184」「186」の使い方

●「184」「186」を付けて電話をかける方法

「184」「186」は、キャリアや使用しているスマホの機種、iPhoneかAndroidかに関わらず、誰でも無料で利用できるサービスだ。スマホに限らず、ケータイや固定電話などでも利用できる。

・「184」+相手先電話番号:その通話に限り自分の電話番号が「非通知」となる
・「186」+相手先電話番号:発信者番号を非通知にしている場合、その通話に限り自分の電話番号が「通知」となる

「184」「186」の違い

どの通信会社を使っていても「110」が警察、「119」が消防と決まっているように、「184」「186」も総務省の電気通信番号制度で定められている共通のサービスだ。

具体的な利用方法としては、かけたい電話番号の前に「184」または「186」の3つの数字を付けるだけでいい。「090-xxxx-xxxx」の相手に、自分の電話番号を通知せずにかけたい場合は「184090xxxxxxxx」と押す。そのほかの特別な設定などは必要ない。

「184」「186」の使い方

逆に、常に発信者番号を非通知にしているが、自分の電話番号を通知してかけたいという場合があれば、「186090xxxxxxxx」と押すとその通話に限り相手に番号が通知される。なお、相手には「186」を除いた通常の電話番号が表示されるので、「186」を付けてかけたかどうかがわかることはない。

●常に非通知にする設定方法

「184」を付けると、その通話に限り自分の電話番号が「非通知」となるが、一時的ではなく常に非通知にしたい人もいるだろう。ここでは、自分の電話番号を非通知にする方法を紹介する。

【iPhoneでの非通知設定】

「設定」から▶[電話]▶[発信者番号通知]をタップ。

非通知の設定方法

[発信者番号通知]をオフにする。

非通知の設定方法

【Androidでの非通知設定】

Androidの場合、機種によってメニューが若干変わるが、「電話」アプリから設定を行える。今回はGoogle Pixel 6の画面を例に紹介する。

「電話」アプリを開き、右上の[メニューアイコン(点3つのアイコン)]をタップし、メニューから[設定]をタップ。

非通知の設定方法

[通話]をタップし、[その他の設定]をタップ。

非通知の設定方法

[発信者番号]をタップし、[番号を非通知]を選択する。

非通知の設定方法

ただし、普段から発信者番号を非表示の設定にしている場合は、かける相手によっては非通知からの着信は出ないと決めていたり、着信拒否をしていたりする場合もある。また、各キャリアのサービスにより、番号の通知を促されたりする。そういった場合には、番号の前に「186」を付ければ、その通話に限り、番号を通知できる。

「184」「186」のはじまりはナンバー・ディスプレイ時代

「184」「186」のサービスは、スマホ時代にはじまったものではなく、1997年に開始されたNTT東日本およびNTT西日本の電話付加サービス「ナンバー・ディスプレイ」で導入されたものだ。

ナンバーディスプレイのイメージ

ナンバー・ディスプレイは、自宅や会社などの固定電話への着信時に、ディスプレイ部分に電話番号が表示され、どこ(誰)からかかってきたのかを確認できるという有料サービス。いまでは当たり前のように感じるが、ナンバー・ディスプレイ以前には電話に出なければかかってきた相手を確認できなかったのだ。

「184」使用時の注意点

手軽に非通知にでき、便利な「184」だが、いくつか注意しておきたいことがある。

・緊急電話をかけるとき

前述のとおり、電話番号の前に「184」を付けると、電話をかけた相手には電話番号が非表示となる。「110(警察への事件・事故の急報)」「118(海上の事件・事故の急報)」「119(火事・救助・救急車)」といった緊急通報を行った場合も例外ではなく、電話番号は相手(警察など)に通知されない。

緊急電話をかけるとき

通常、こうした緊急通報を行った場合、途中で電話が切れてしまった場合でも緊急通報受理機関(警察など)から折り返しの着信があるが、「184」を付けた場合にはこれができなくなる。わざわざ緊急通報時に「184」を付けることはないと思うが、注意しよう。

なお、「184」を付けた場合、電話番号だけでなく位置情報なども相手には知らされないのだが、「110」「118」「119」といった緊急通報受理機関が生命などに差し迫った危険があると判断した場合には、発信者の位置情報を取得する場合もある。

ちなみに、設定上で常に非通知にしている場合には、緊急通報では電話番号が警察や消防などへ通知される。

・相手への着信

もうひとつの注意点としては、「184」を付けて発信した場合、相手が着信に気が付かないケースがあることだ。相手がたとえばauの「番号通知リクエストサービス」など、電話番号が非通知でかかってきた電話に対して番号を通知してかけ直すようガイダンスで案内するといったサービスを利用している場合には、そもそも相手に着信しない。相手の電話が鳴ることもなく、履歴も残らないので注意しよう。

番号通知リクエストサービス

こうしたサービスを使わず、単に設定で非通知着信拒否にしている場合は、iPhone、Androidともに着信音が鳴らず着信通知も行われないが、非通知設定として着信履歴は残る。

状況に応じて「184」「186」を使い分けよう

それほど頻繁に利用するものでもないが、状況に応じて「184」「186」を使い分けると便利なこともある。この機会に、「184」「186」の使い方を覚えておいて損はないだろう。

文:山本竜也

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