2020/08/03

スマホで『請求書払い』が便利な理由! 公共料金や税金の支払い方法など解説

電気、ガス、水道、といった公共料金や税金や通信販売の支払いなどで送付されてくるバーコードやQRコード付きの請求書(払込票)。

バーコード付きの請求書

これまで、バーコード付きの請求書はコンビニや銀行、郵便局へ行き、現金で支払うというのが一般的だった。しかし、最近では足を運ぶことなく、自宅にいながらスマホで支払うことが可能になっている。

そのほかにも、スマホの「請求書支払い」にはいくつかのメリットがあるので、全国の地方自治体や各行政サービスにも拡充しつつある「スマホでの請求書支払い」について、実際に試しながら、対応アプリなど紹介する。

増えつつある公共料金の「スマホでの請求書支払い」

現在、スマホでの請求書払いができるおもなスマホ決済アプリは、au PAYやLINE Pay、PayB(ペイビー)などがある。利用可能な請求書の種類や数、支払い方法についても前払い(プリペイド、チャージ)方式や、銀行口座から即時に支払う方式などさまざまあるので、いくつか紹介する。

au PAYの請求書支払いは今年からスタート。現在、請求書払いが可能なのは、東京電力、関西電力、中国電力、沖縄電力、東京ガス、北海道ガス、レモンガス、大阪ガス、東京水道局、NHKのほか、一部の地方自治体の国民健康保険税や軽自動車税など、利用先は随時拡大中。

LINE Payの請求書支払いは、スマホ決済の中でもいち早くスタートを開始しているため、電気、ガス、水道のほか、各種税金や民間企業なども含め対応団体が幅広い。

au PAY、LINE Payが、チャージ残高での支払いなのに対し、PayBは、預金口座から直接引き落とす「即時払い」が可能。支払いによるポイント還元などはないが、電気、ガス、水道など公共料金ほか、全国375団体の地方公共団体の税金など(2020年7月現在)、幅広い利用先がある。

各サービスとも、利用先は現時点(2020年7月)で拡大中。提携先の数や、ポイント付与の有無などが、スマホ決済サービスを選ぶポイントとなるだろう。

請求書を読み取るだけでOK。メリットは?

実際に、au PAYを例に、水道料金の支払いの流れを紹介しよう。

1. 「au PAY」アプリから[コード支払い]を選択。

au PAYの「請求書支払い」メニュー

2. 読み取り画面で、請求書のバーコードをスキャンする。

au PAYで請求書のバーコードを読み取る

内容を読み取ると、支払い先の団体名や金額が表示されるので確認しよう。なお、期限切れや対応していない場合は、読み取り不能のアラートが表示される。

3. 内容が正しければ、金額の下にあるチェックボックスをタップ。[支払い確定ボタン]がオレンジ色に変わるので、タップして支払い終了。

au PAYで請求書のバーコードで支払う

実に簡単。ものの1分で終了した。スマホで請求書支払いをするメリットとしては……

・コンビニ、銀行、郵便局に行く必要がない
・24時間対応
・収納手数料なし
・ポイントがたまる(au PAYでは支払額に対し200円ごとに1ポイントが付与)

などが挙げられる。

「領収書」「納税証明書」の代わりは?

メリットの多いスマホ決済の請求書支払いだが、一点、注意が必要だ。コンビニでの支払いなどで引き換える「領収書」や「納税証明書」というものがなくなる点。スマホ決済をした場合の領収書は、請求書支払いの履歴画面と紙の請求書が「領収書」の代わりになることを知っておきたい。

au PAY支払い履歴

スマホでの請求書支払いはとても便利

スマホでの請求書支払いは、アプリをダウンロードしていれば自宅でいつでも支払いができ、とても便利だ。「うっかり忘れて支払い期限を過ぎてしまう」「忙しくてコンビニに行くヒマがない!」「外出は極力控えたい」「公共料金の支払いでもポイントをためたい」といった人は、スマホでできる請求書支払いをぜひ利用してみてはいかがだろうか。

文:よもぎ三太郎