2020/02/04

「Android 10」へのアップデート対応開始! 追加された新機能をまとめて紹介

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Googleは2019年9月、Androidの最新バージョンとなるAndroid 10をリリースした。Androidはバージョンを重ねるごとに新機能が追加され、UIが変わることも多いが、Android 10に関しては、見た目上での大きな変更はあまりなく、使い勝手を向上させるような細かい機能追加が多くなされている。それだけ、OSとして成熟してきたといえるだろう。本記事では、Android 10で追加または変更された主要な機能を紹介する。

注目の新機能を9つ紹介

・ダークテーマ

背景が黒基調になるダークテーマ(ダークモード)が、OSとして機能追加された。これにより、設定画面などにもダークテーマが適用されるようになった。また、アプリ側が対応していれば、OSの設定に連動してダークテーマへの切り替えも行われる。

ダークテーマは、特に夜間などに眩しさが抑えられるだけでなく、ディスプレイに有機ELを使った端末であれば、消費電力を抑えられるメリットもある。対応機種で少しでも電池持ちをよくしたいなら、使ってみてもいいだろう。

Android10 ダークテーマ

・ジェスチャーナビゲーション

Android端末といえば、「戻る」「ホーム」「タスク」の3つのボタンが表示されているという印象があるが、ひとつ前のバージョンのAndroid 9 Pieで、「タスク」ボタンをなくし、ホームボタンをスワイプすることでタスク機能を動作させる「ジェスチャーナビゲーション」が採用された。そして最新のAndroid 10では、さらに進化した「戻る」と「ホーム」もスワイプで実行できる仕様へとアップデートされている。

画面下部のナビゲーションエリアには短いバーのみが表示され、ホーム画面に戻るには画面下から上部にスワイプする。アプリを切り替えるには、下から上にスワイプし、そのまま長押ししてから離す。前のページへ戻るには、左右の端からスワイプだ。iPhone X以降の操作感と近いものがある。

慣れてくると、左右どちらからのスワイプでも戻れるのはかなり便利に感じるが、これまでのAndroid操作に慣れていると、初めは少々戸惑うかもしれない。そういった場合は、従来の3つボタンを選ぶこともできるので安心してほしい。

Android10 ジェスチャーナビゲーション

・進化したスマートリプライ

スマートリプライとは、Gmailではすでに利用できる、AIによって短い返信候補が表示される機能だ。Android10では、ほかのアプリでも利用できるようになる。また、メッセージに含まれる地名や店名を認識し、Googleマップを開くといったこともできる。

スマートリプライ画面

・位置情報の共有を細かく管理

昨今、スマホでのプライバシー管理について話題になることが多いが、Android 10でもその点は考慮されている。これまで位置情報へのアクセス許可は「許可する」「しない」の2択しかなかったが、Android 10では「アプリの使用中のみ許可する」設定が追加された。この機能により、意図せずバックグラウンドで位置情報を共有してしまう心配や、それにともなったバッテリー消費の心配もなくなるだろう。

Android10 位置情報の共有を細かく管理

・集中したいときのフォーカスモード

仕事あるいは勉強中にスマートフォンは手元に置いておきたいものの、SNSやゲームの通知がくると気が散って作業が進まないという人もいるだろう。そういった人に向け、指定したアプリを指定時間の間は停止しておく「フォーカスモード」が追加された。

平日の日中はTwitterとLINE、ゲームを停止するといったスケジューリングもできるほか、会議中だけフォーカスモードを有効にするといった使い方もできる。停止中は通知が来ないだけではなく、アプリの利用もできなくなるので、息抜きのつもりでSNSを見ていたら、いつの間にか時間が経っていた、なんてことも防げそうだ。

Android10 フォーカスモード

・Wi-FiパスワードをQRコードで共有

自宅に友人が来た時など、意外と面倒なのがWi-Fiパスワードの共有だ。口頭で伝えるのも大変だし、それを打ち込んでもらうのも手間がかかる。その点、Android 10では、QRコードを表示し、それを読み取ってもらうことで共有が可能になった。自宅のWi-Fiパスワードだけではなく、Wi-Fiルーターやテザリングを利用する場合のパスワード共有にも利用できる。

SAMSUNGなど、メーカーによってはすでに対応していた機能だが、今回はOSとして対応した形だ。

Android10 Wi-FiパスワードをQRコードで共有

・自動字幕起こし「Live Caption」

YouTubeには音声を自動的に字幕に変換する機能があるが、それをスマホ上のほかのアプリでも利用可能にするのが自動字幕起こし「Live Caption」だ。動画やポッドキャスト、音声メッセージなどをテキストに変換して表示できる。

音声が出せない環境での動画視聴や、聴覚に障がいのある方にとっても便利な機能だ。いまのところ利用できるのは英語のみとなっているので、今後の言語対応に期待したい。

・聴覚を補助する音声増幅「Sound Amplifier」

スマホのマイクで周囲の音を取り込み、イヤホンやヘッドホンから増幅した音を流すことができる。利用できるのは有線接続のイヤホン、ヘッドホンのみだが、簡易的な聴覚補助や、騒がしい場所での会話に使えそうな機能だ。

・フォルダブルへの対応

いまのところユーザーには直接影響しない部分だが、Android 10ではOSとして折りたたみ(フォルダブル)のスマホに対応した。画面比率の変更やマルチウィンドウへの対応が考慮されている。

従来の画一的な形状の端末以外にも柔軟に対応できる下地ができたことになり、今後に期待したいところだ。なお、日本でもauから折りたたみ端末Galaxy Foldが発売されたが、こちらはAndroid 9搭載となっている。

お菓子のコードネームは廃止

ここまで新機能を紹介してきたが、残念ながらAndroid 10より廃止されたものもある。Androidはこれまで、バージョン番号のほかに、アルファベット順にお菓子の名前のコードネームが付けられていた。Android 9であれば「Pie」、Android 8は「Oreo」といった具合だ。Android 10は順番的には「Q」になるのだが、このコードネームが廃止され、ただのAndroid 10となっている。なお、Android 10の発表に合わせ、Androidのブランドロゴも一新された。

Androidロゴ

今回のAndroid 10へのアップデートでは、大きな機能追加やUIの変更はほとんどないが、細かな使い勝手が改善されており、実際に使ってみたときに操作性の向上を実感することができる。今後も、さらなるAndroid OSの進化に期待したい。

Android ロボットは、Google が作成および提供している作品から複製または変更したものであり、クリエイティブ・コモンズ表示 3.0 ライセンスに記載された条件に従って使用しています。

文:山本竜也

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