2019/07/25

スマホのバッテリーをシェアできる? Galaxy S10の新機能『ワイヤレスパワーシェア』とは

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auの2019夏モデルである「Galaxy S10(SCV41)」「Galaxy S10+(SCV42)」。高画質のカメラやハイスペックなCPUなど、気になるポイントは盛りだくさんだが、そのなかでも注目したい機能のひとつが「ワイヤレスパワーシェア」だ。

ワイヤレスパワーシェアとは、Galaxy S10 / Galaxy S10+に搭載されたワイヤレス充電機能のことで、Galaxy S10 / Galaxy S10+のバッテリーをほかのスマホやスマートウォッチにシェアできるというもの。

新しい機能だけに「充電しすぎると『Galaxy S10』のバッテリーがカラになっちゃわない?」「Galaxy以外のスマホにも充電は可能?」「何台かまとめて充電することもできる?」など、次々と疑問が浮かんでくる。

わからないことは、詳しい人に聞きにいくのが手っ取り早い。そこで今回は、TIME & SPACE編集部員がGalaxyの旗艦店である東京・原宿の「Galaxy Harajuku」を訪れ、Galaxyの製品担当者に直接、疑問をぶつけてきた。

ワイヤレスパワーシェアとはどんな機能なのか?

出迎えてくれたのはGalaxyを担当するGalaxyプロダクトグループの牧拓未さん。

Galaxy Harajukuで出迎えてくれたSAMSUNGプロダクトグループの牧拓未さん Galaxyプロダクトグループの牧拓未さん。「Galaxyのことならおまかせ!」

自身も学生時代からGalaxyのユーザーだったという牧さん。同社の広報イベントで登壇するなど、ご多忙のなか駆けつけていただいた。

Galaxy Harajuku内観
Galaxy Harajuku内観 Galaxy Harajukuには歴代のケータイがずらりと並ぶ

Galaxy Harajukuは、2019年3月にオープンした世界最大級の体験型ショーケース。館内ではGalaxyの端末に搭載された機能やブランドの世界観を体験できるほか、VRを使ったアトラクション、ライブやヨガなどのプログラムが毎日開催されている。

さっそく、館内に併設されたカフェに案内され、話を伺うことに。

――Galaxy S10シリーズから搭載されたワイヤレスパワーシェアですが、具体的にはどんな機能なのでしょうか?

ワイヤレスパワーシェアを解説するSAMSUNG社員

牧さん「「『ワイヤレス充電ができるモバイルバッテリー』のような機能だと考えてもらえればわかりやすいと思います。Galaxy S10 / Galaxy S10+に、Qi規格(ワイヤレス充電の国際規格)に準拠したスマホやスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンを置くだけで、電力をシェアすることができるんです」」

――とてもユニークな機能だと思うのですが、この機能を搭載するきっかけはなんだったのでしょう?

ワイヤレスパワーシェアの実演 ワイヤレスパワーシェアで充電をしている様子

牧さん「「もともとは『ワイヤレス充電に対応したウェアラブル機器の普及に合わせて便利なものを』ということで考えられました。SNSでのシェアやカーシェア、エコノミーシェアなど、さまざまな分野でシェアすることが一般化するなかで、『バッテリーをシェアする』というのは、ごく自然な流れで実装できた機能でもあるんです。

日常ではもちろんですが、電力供給が難しい災害時など、いざというときにも非常に役立つ機能だと思っています」」

ワイヤレスイヤホンの充電 Galaxyの完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」も充電可能

――なるほど。そんな思いが込められた機能だったんですね。では、ここからはワイヤレスパワーシェアにまつわるいろいろな疑問を伺います。

牧さんに聞く、ワイヤレスパワーシェア一問一答

Q.重ねたスマホは、どっちが充電する側? される側?

――まず、ワイヤレスパワーシェア機能があるスマホ同士の場合、どちらが給電する側になって、どちらが充電される側になるのですか?

ワイヤレスパワーシェアの設定画面 ワイヤレスパワーシェアを使用するには、給電側(ホスト側)のスマホの設定をオンにして使用する

牧さん「「まず Galaxy S10 / Galaxy S10+でこの機能を使用するには、ワイヤレスパワーシェア設定をオンにする必要があります。この設定をオンにしていないとワイヤレスパワーシェアの機能があっても充電は開始されません」」

ワイヤレスパワーシェアの実演

――近くにあるものなら無差別に充電するわけではないんですね。安心しました。

牧さん「「ホスト側(充電してあげる側)の設定をオンにすれば、GalaxyでなくともQi規格に準拠していれば、ホスト側の背面に置くだけで充電が開始されます」」

――ちなみにワイヤレスパワーシェア機能があるGalaxy同士で、両方とも機能をオンにした場合は、どちらがホストになるのですか?

牧さん「「その質問も想定して事前に試してみたのですが、充電する側、される側はケースバイケースのようでした」」

Q.シェアしてあげても自分のバッテリーは大丈夫?

――この機能はホスト側のGalaxyに充電ケーブルを挿していなくても使えますか?

牧さん「「もちろんです。逆に充電ケーブルを挿していてもシェアできますよ。バッテリー容量はGalaxy S10+が4,000mAh(約142時間起動)で、Galaxy S10は3,300mAh(約122時間起動)なので、電力をシェアしても十分余裕があると思います」」

――ちなみに、バッテリーが少ない状況でも給電することは可能ですか?

牧さん「「ワイヤレスパワーシェア機能は、ホスト側のバッテリー残量が30%以上でないと使えません。バッテリーが足りないときは充電ケーブルをつないで、充電しながらシェアすることができます」」

Q.複数の機器を同時に充電できる?

――シェアは1対1が原則ですか? たとえば、ワイヤレスイヤホンとスマートウォッチを同時に充電できますか?

牧さん「「それはできません。対応できるのは1対1のシェアのみです」」

ワイヤレスパワーシェアを使って充電中のワイヤレスイヤホン

Q.充電速度はどれくらい?

――最近ではいろいろなメーカーから急速ワイヤレス充電器が発売されていますが、ワイヤレスパワーシェアの充電速度はどれくらいですか?

牧さん「「急速ワイヤレス充電器と比べてしまうと速度は落ちますが、一般的なワイヤレス充電器くらいの速度は確保しています」」

Q.SIMカードを挿してなくても使えるの?

――SIMカードを挿入していなくてもワイヤレスパワーシェアは使えますか?

牧さん「「もちろんです! スマホ本体に備わった機能ですので、機種変更後やSIMを外しても問題なく使えます」」

質問に答えるSAMSUNGプロダクトグループの牧拓未さん

Q.他社製品にはシェア可能?

――これは聞きづらい質問なのですが、iPhoneやほかのAndroidスマホもワイヤレス充電に対応していますよね。他社のスマホや機器にも電力はシェアできるのでしょうか?

牧さん「「機器がQi規格に準拠していれば充電は可能ですが、他社メーカーの製品については、すべての端末において動作の保証をしているわけではありませんので、ご留意下さい。Galaxy同士やGalaxy製品であればテストを行っているので、問題なくシェアできます」」

――Qi規格に準拠していれば充電は可能なのはうれしいですね!

Q.シェアしたまま操作はできる?

――では最後の質問ですが、シェアしたまま操作はできますか?

牧さん「「普通の充電と変わらないので、スマホの背面をくっつけておけば操作も通話もできます。」」

使用時に気をつけたい注意点

――機能についてよく理解できました。なにか使用時の注意点などはありますか?

仕様の注意点を説明するSAMSUNG社員

牧さん「「以下の2点はご注意いただきたいですね」」

① 水に濡れた状態で使わない
Galaxy S10 / Galaxy S10+は防水スマホですが、濡れた状態でワイヤレスパワーシェアを使うと発熱や故障の原因になります。シェアするときには、双方のスマホの水気をよく拭き取ってください。

② カバーやスマホリングなどの付属品は外す
基本的には付属品をつけたまま機能を使うことができますが、スマホ同士の距離が離れているとうまく動作しないことがあります。充電が始まらない場合は付属品を外して、スマホ同士を密着させてください。

仕様の注意点を説明するSAMSUNG社員

――どれも使ってみないとわからない点ですね。せっかくなので、Galaxy S10シリーズに搭載されているそのほかの機能について、ワイヤレスパワーシェア以外の「推し機能」を教えていただけますか。

牧さん「「もちろんです。普段から使用しているユーザーとして紹介します!」」

使っているからわかる、牧さんおすすめの機能

牧さん「「これは数世代前から搭載されていた機能ですが、僕がいちばんよく使うのが『スクリーンショットのブックマーク機能』です。過去に見たサイトをまた見たいときってあるじゃないですか。そういうときにスクリーンショットを撮っておくんです。すると、あとで画像フォルダのスクショをタップするだけで、そのサイトに移動できます」」

――おぉ! 文字だけのブックマークだと「あれどこだっけ?」となってしまいがちですが、画像だと一目瞭然でいいですね。「あの記事が面白かったけど、タイトルを忘れちゃった……」「前に見て欲しかった物はどこで売ってたっけ?」というときに役立ちそうです。

牧さん「「また、これも新機能ではないのですが、Galaxyユーザーにはおなじみの『フローティングシャッター』。この機能はシャッターボタン(白い丸ボタン)をドラッグして好きな場所に移動できます。ほら、こんなふうに画面の真ん中にも移動できるんです」」

フローティングシャッター機能の実演

――知りませんでした! 友達とインカメラで集合写真を撮るときや、荷物で片手がふさがっているときに便利そうですね。

牧さん「「新モデルの機能としては、省エネ機能の『インテリジェントバッテリー』は特に紹介したいですね。搭載されたコンピュータが日常生活や使用パターンを学んで、その人の生活パターンに合わせて節電してくれる機能です。使用状況で節電効果が変わるので、一概に使用時間が〇時間延びるとは言えませんが、以前の機種よりもバッテリーが長持ちします。

さらに、冷却システムも進化しているんです。効率的に端末内を冷却できるので、パフォーマンスの低下やバッテリーの劣化を防ぐことができます。僕はよくスマホで高画質のゲームをしていますが、『熱い』と思ったことはないですね」」

――ソフトもハードも、両面から進化しているんですね。

牧さん「「Galaxyは年々お客様のニーズをくみ取りながら進化を続け、今年で10年を迎えました。ワイヤレスパワーシェアをはじめ、便利な機能を満載していますので、ぜひお手に取って試してみてください」」

――今日は進化したGalaxyのことがよくわかりました。ありがとうございます。

Galaxyの最新機種Galaxy S10 / Galaxy S10+の「ワイヤレスパワーシェア」は、ちょっとしたときに他の端末にバッテリーシェアするだけでなく、災害時などの非常事態でも有用な機能ということがわかった。ほかにもさまざまな場面でワイヤレスパワーシェアは活躍しそうだ。また、便利でユーザーが楽しめそうな機能が満載なところはさすがGalaxyといったところ。新しいスマホを検討中だという人は、参考にしてみてほしい。

Galaxy Harajuku

住所:東京都渋谷区神宮前1丁目8-9
営業時間:11:00〜20:00

[お問い合わせ先]
Galaxy Harajuku 問い合わせ事務局
電話番号:0120-363-905
受付時間:11:00〜20:00(年中無休)

文:鈴木雅矩(スズキガク)
撮影:斎藤美春

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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