2019/06/20

意外と知らない『iPhoneボイスメモ』の活用術6選! 編集・復元など使い方も紹介

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iPhoneに標準搭載されている「ボイスメモ」アプリ。iPhoneのマイクを使って音声を録音できるアプリだが、使いこなしている人はいるだろうか。実はボイスメモは、会議の議事録や打ち合わせの会話、役所や学校での小難しい説明、子どもとの日常会話など、さまざまな場面で使用すると便利な機能だ。

そこでこの記事では、ボイスメモの便利な活用術を中心に、使い方や注意点も紹介しよう。

iPhone ボイスメモ
【目次】

こんなときに便利。ボイスメモを有効活用できるシーン6選

まずは、ボイスメモが仕事やプライベートで役立つシーンをいくつか紹介しよう。

■役所や薬局などでの複雑な説明のメモ

説明を録音

日常生活を送っていると、重要で細かい指示を受けることもある。たとえば、馴染みのない制度について説明される役所での手続きや、いくつものルールや数字の入り乱れる保険の契約。あるいは、薬局で処方される薬の用法や注意事項など、複雑な内容を覚えなくてはならないシーンは意外にも多い。

こんなときもボイスメモで録音させてもらえば、一発で頭に入れられなくても、あとからじっくりと話を聞き直すことができる。重要な内容であるほど心強いはずだ。

■語学スクールでの発音やビジネスセミナーの録音

語学 スクールのイメージ

勉学においてもボイスメモは活躍する。語学スクールに通っている人なら、その日の授業を丸ごと録音しておくとよいだろう。ネイティブの発音を聞き返したり、自分の発音を振り返って比較したりと、より効果的に学習できる。

大学や資格のスクール、ビジネスセミナーなどの講義を録音するのもおすすめ。メモやノートにまとめきれなかった内容をフォローできるのはもちろんのこと、テキストだけではわかりにくい部分を理解する手助けにもなるだろう。電車での移動時間などを活かし、ラジオ感覚で復習することも可能だ。

■子どもや家族の日常会話をアルバム感覚で録音

家族団らんのイメージ

子どもの幼いころの様子や、休暇に家族一同で集まっているシーンなどをホームビデオに残す人は多い。映像だけでなく、さらに「声」を残すのはいかがだろうか。iPhoneを置いておくだけで録音できるボイスメモなら、日常の何気ない会話を残しておくのにぴったり。筆者も子どものころの音声をカセットテープに録音してあるが、大人になってから当時の日常に触れられるのは貴重だ。若い母や亡くなった祖父の声を聴いていると、なんとも感慨深い思いになる。

■とっさに思いついたメモ

ボイスメモを録音する女性

ちょっとしたメモなら、音声で保存してしまうのも手かもしれない。たとえば、あとでやることメモ、買わないといけない日用品、頭に降ってきたアイデアなど、とっさに思いついたことをマイクに吹き込んではいかがだろう。メモアプリを立ち上げて文字をフリック入力するより、断然早いはずだ。

■会議や打ち合わせで議事録を取るとき

会議のイメージ

仕事の会議や打ち合わせの議事録をとるとき、手書きやPCのタイピングでは追いつけないこともある。メモを取ることに必死で、肝心の会議の内容に集中できなくなったら本末転倒だ。

そんなときはボイスメモを使ってほしい。あとで聞き返すことで内容を振り返ることができるので、会議中は議論に集中でき、議事録での認識のズレや書き漏らしといったミスも減らすことができる。

iCloudでボイスメモをオンにしておけば、同じApple IDでサインインしているどのデバイスからでも録音データを確認できるので、PCでの再生がスムーズになり、仕事効率化につながるはずだ。

■取材・インタビュー

インタビューのイメージ

取材やインタビューを行う機会のある人にとって、ボイスメモは重宝する。標準搭載なので新しくアプリをインストールする必要もなく、音質はなかなかのもの。実にシンプルな仕様のため、録音をはじめたいタイミングでスムーズに取りかかれるのも魅力だ。

筆者の場合、ボイスメモアプリをコントロールセンターに設置し、インタビューの開始とともにすぐさまアプリを立ち上げられるように準備してある。また、再生時に15秒の早送りと巻き戻しができるのも、文字起こしの際に便利だ。

以上のようなシーン以外にも、スピーチやプレゼンテーションの練習、営業や接客のロールプレイングなど、ボイスメモは声を活用したさまざまなシチュエーションで役立つだろう。

ボイスメモの機能と使い方

ここからは、機能の紹介だ。一見では「録音して再生する」だけに見えるボイスメモだが、実はほかにも便利な機能を備えている。また、綺麗に録音するためのコツもあるので、まとめて紹介したい。

■録音・停止・再開・再生
ボイスメモの主な機能といえば「録音・停止・再開・再生」。改めてそれぞれの使い方を説明しよう。

まずは録音だが、アプリを起動し、赤い丸のボタンをタップするとスタート。音の波形が右から左へと流れていくが、縦軸は音の大きさ、横軸は経過時間を指している。録音を停止して保存するには、赤い四角形のボタンをタップしよう。

iPhone ボイスメモ 録音 停止

一時停止するには、長方形の並んだ一時停止ボタンをタップ。再開したいタイミングになったら「再開」をタップ。

iPhone ボイスメモ 一時停止 再開

なお、停止してから録音ボタンを押すと、新規のメモとして録音が開始してしまう。保存済みのメモを続きから録音したい場合は、メモを選択して「…」>「録音を編集」>バーを最後まで動かして「再開」をタップ。

ちなみに、ボイスメモはバックグラウンドでの録音にも対応している。ホーム画面に戻って別のアプリを操作したり、iPhoneをスリープ状態にしたりしても、録音は継続されるから安心だ。ボイスメモアプリに戻るときは、画面の上部に表示された赤いバー、または赤色になった時計表示をタップすればOK。

iPhone ボイスメモ バックグラウンドで録音

保存した音声を再生したいときは、メモを選択し、三角形の再生ボタンをタップしよう。

■名前の変更
録音したメモは「新規録音」という名前で保存される。位置情報サービスをオンにしている場合は録音した場所を示した名前になり、ひと目で見分けられるため便利だ。なお、メモを開いて名前の部分をタップすれば、任意の名前に変更することもできる。

iPhone ボイスメモ 録音のタイトル 場所

■削除、トリミング、上書きなどの編集
・メモの一部を削除
録音中に関係ない会話が入ったり、沈黙が長引いたりすることもあるだろう。ボイスメモにはそんなとき、不要な箇所をカットできる機能もある。

まずはメモを選択し、「…」>「録音の編集」と進もう。右上のトリミングマークをタップすると、黄色のハンドルが表示される。このハンドルを操作してカットしたい範囲を囲ったら、最後に「削除」をタップする。

iPhone ボイスメモ トリミング

・メモの一部をトリミング
逆に音声の大部分をカットし、一部だけ残したい場合にはトリミングを使いたい。カットのときと同様に、右上のトリミングマークをタップ。ハンドルを操作して残したい範囲を囲ったら、「トリミング」をタップする。

iPhone ボイスメモ トリミング

■再録音
ボイスメッセージの録音中に言葉を噛んだり、録音中の会議の内容を訂正したい場合など、保存した内容を途中から上書きして「録り直し」をしたくなるケースもある。ボイスメモには、そんなかゆいところに手の届く機能も備わっている。

メモを選択して「…」>「録音の編集」をタップ。青いバーを撮り直したい箇所に合わせて「再録音」をタップすれば、上書き録音がスタートする。

iPhone ボイスメモ 再録音

■共有
録音した音声を友だちや家族、または自分のほかのデバイスなどに共有したい場合もあるだろう。そんなときは、共有したいメモを選択して「…」>「共有」と進もう。AirDropやLINE、メッセージ、コピーなど、さまざまな方法を選択できる。

iPhone ボイスメモ 共有

■復元
うっかり操作を間違えたり、いらないデータと勘違いしたりして、大事な会議や取材の録音を削除してしまったら大変だ。ボイスメモは削除しても一定期間は録音リストのいちばん下にある「最近削除した項目」に留まる。誤って削除してしまったメモがこの中にあれば、選択して「復元」をタップすれば復元される。

iPhone ボイスメモ 最近削除した項目 復元

なお、削除したメモを完全に消去するまでの期間は「設定」>「ボイスメモ」>「削除したものを消去」から設定できる。

iPhone ボイスメモ 設定 削除したものを消去

もし復元したいメモが「最近削除した項目」にない場合、iTunesまたはiCloudでバックアップの復元を行うことで元に戻せる可能性もある。

ただし、復元できるのはiCloudでボイスメモがオンになっており、なおかつメモを削除する前にiTunesまたはiCloudでバックアップを取っていた場合に限る。手動でバックアップを行わなかった場合は、iPhoneがタイミングよく自動バックアップを実行してくれたことに期待するしかない。また、メモを削除したあとに重ねてバックアップを取っている場合も、復元は不可能だ。

仮に復元できる場合も、作業は慎重に行いたい。なぜなら復元はボイスメモだけに適用されるのではなく、iPhone全体を当時の状態に戻すものだからだ。ほかのデータを失ったり、LINEのトーク履歴をはじめとした特定のアプリのデータまで消えてしまうリスクもある。

なお、バックアップを取っていなかった人や、ボイスメモのファイルだけを復元したい場合は、有料の復元ソフトを使う手もある。それでも確実に復元できるとは限らないので、大事な音声の取り扱いにはくれぐれも気をつけよう。

ボイスメモを使用するときの注意点

このように、便利でお手軽なのが売りのボイスメモ。だが、使用するときにはいくつかの注意点も存在するので触れておきたい。

■事前の許諾
会話や説明、その空間の音声を録音する場合、事前に相手に同意を得ることをマナーとして覚えておきたい。また、そもそも場所によっては録音行為自体が禁止の場合もあるため、録音前に確認しておこう。

■マイクの位置
録音する上で気をつけたいのは、マイクの位置。iPhoneは複数のマイクを搭載しており、本体のフロント、背面、底部に位置している。ボイスメモの場合、主に本体の底部にあるライトニングコネクタの両わきにあるマイクから集音を行うので、このマイク側を話者に向けるとより綺麗に録音できる。

iPhone マイク

■着信時に録音が止まる
ボイスメモで録音している最中に電話を着信すると、録音はストップしてしまう。電話に出なくても録音は切れるので気をつけよう。重要な内容を録音する場合は、あらかじめ電話の用事を済ませたり、機内モードに設定しておいたりすると安全だ。

シンプルで使いやすく、簡単に記録を残せるボイスメモアプリ。ここで紹介した活用術以外にも、幅広いシーンで活躍する便利な機能だ。コントロールセンターやホーム画面の使いやすい位置に設置して、日常生活のさまざまな場面で役立ててほしい。

文:佐藤宇紘

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