2019/05/27

新しいiPhoneへのSuica引継ぎマニュアル 事前準備とApple Watchの移行手順も解説

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iPhoneにSuicaを登録しておけば、カードを別に持ち歩く必要もなければ、現金でチャージする手間もなくとても便利だ。駅で改札を通過する際も、画面を開いたり顔認証や指紋認証をする必要もなく、ポケットからiPhoneを取り出しかざすだけで通過できる。

改札をApple PayのSuicaで通過 出典:Apple

ただ、便利な半面、機種変更時の移行作業を失敗すると、その影響は大きい。写真や連絡先、メールなどと違い、iCloudやiTunesによるバックアップの復元だけでは引き継げないデータなので、移行にひと手間がかかるのだ。移行に失敗してサポートに復元を連絡するケースもあるため、この記事では、古いiPhoneから新しいiPhoneへSuicaを移行する方法と、引継ぎでの注意点や事前設定、またApple WatchにSuicaを登録している場合の引継ぎ方法など解説する。

【目次】

Suica引継ぎ前の注意点・事前設定

iPhoneでSuicaの引継ぎを行う前に、いくつか注意点がある。

・Apple IDとパスワードを把握しておこう
Suicaを引き継ぐためには、古いiPhoneで利用していたApple IDを使って新しいiPhoneでiCloudサインインをする必要がある。そのほかの作業がうまくいっても以前と同じApple IDでサインインできなければ引継ぎは成功しないので、Apple IDとパスワードはしっかりと把握しておこう。

・引継ぎ作業は夜間を避けよう
実は引継ぎを行う時間帯にも注意が必要だ。Suicaはメンテナンスのため、毎日の夜間時間帯にサービスを休止する。機種変更や再発行、登録などについては午前0時50分から午前5時のあいだは利用できないので、この時間帯を避けて作業を行おう。

 

古いiPhoneからSuicaを削除しよう

Suicaを表示させたiPhone 7とiPhone X

新しいiPhoneにSuicaを登録するには、古いiPhoneに登録されているSuica情報を先に削除する必要がある。JR東日本の規定で、1枚のSuica(フェリカICチップ)は1つのデバイスにしか登録できない決まりになっているため、古いiPhoneと新しいiPhoneの両方に入れておくことができないのだ。

Suicaの残高やデータが消えてしまうのではないかと不安になるが、情報はサーバーに保存されており、新しいiPhoneに引き継いだあとにデータが丸ごと復元されるので心配はいらない。古いiPhoneのSuica情報を削除する方法はいくつかあるので、それぞれの方法を以下に紹介する。

・古いiPhoneが手元にある場合
古いiPhoneで「Wallet」アプリを立ち上げ、Suicaカードを選択。右上に表示されている「…」マークをタップして「情報」のタブを選択し、画面の最下部にある「このカードを削除」をタップすればOK。複数のSuicaが登録されている場合は、すべて削除しておこう。

iPhone Suica 削除

・古いiPhoneが手元にない場合
古いiPhoneをすでに手放してしまっていて手元にない場合は、新しいiPhoneで操作を行う。新しいiPhoneで「設定」>いちばん上の「ユーザー名」をタップする。下にスクロールすると、過去に使っていたAppleデバイスの一覧が表示されるので、直前に使っていたiPhoneを選択。「APPLE PAY」という項目にある「すべてのカードを削除」をタップする。(Suicaカードの登録自体がなかった場合はこの作業は必要ない)

iPhone Apple Pay情報を削除

また、パソコンやiPadなどのほかのデバイスから削除を行うこともできる。パソコンなどからiCloudにサインインし、「設定」>「マイデバイス」と進む。直前に使っていたiPhoneを選択すると、登録してあるApple Payのカードが表示されるので、「削除」を選択。Suica以外のほかのApple Pay情報も一度に削除されてしまうが、新しいiPhoneで登録し直せばよい。

PCでiCloudにサインイン
PC iCloud マイデバイス
PC iCloud Apple Pay情報を削除

・新旧iPhoneやPCから元データを削除できない場合
古いiPhoneで使っていたApple IDを忘れてしまったり、なんらかの原因でSuica情報を削除できない場合は、モバイルSuicaのコールセンターに問い合わせして、古いiPhoneのApple Payに登録されているSuica情報を強制的に削除してもらおう。

これで古いiPhone側での作業は完了だ。

 

新しいiPhoneにSuicaを登録しよう

新しいiPhoneで初期設定やバックアップの復元を済ませたら、「Wallet」アプリを開いてSuicaの登録(引継ぎ)を行う。引継ぎは非常に簡単。

「Wallet」アプリの画面右上に表示されている「+」(カード追加)マークをタップすると、「カードの種類」という画面になるので、「Suica」を選択。古いiPhoneで削除したSuicaカードが表示されるので、「次へ」をタップして、画面に沿って登録を進めよう。無事に追加されれば、移行の完了だ。

iPhone Wallet Suicaの追加

 

Apple WatchでSuicaを使っている場合の引継ぎ方法

Apple WatchでSuicaを表示

Apple WatchでSuicaを利用している場合も、iPhoneと同じようにApple WatchからSuica情報を削除・再登録する必要がある。手順は以下のとおりだ。

・Suica情報の削除
古いiPhoneが手元にある場合は、iPhoneの「Watch」アプリから削除する。「マイウォッチ」タブを選択し、「WalletとApple Pay」>「Suica」と進む。「情報」のタブを表示させ、いちばん下にある「このカードを削除」をタップすれば削除完了。

Apple Watch Suica情報を削除

古いiPhoneが手元にない場合はApple Watch側でSuica情報を削除することもできる。Apple Watchのホーム画面から「Wallet」アプリを立ち上げ、Suicaを選択したら画面を強く押してメニューを表示させる。「カードを削除」をタップしてSuica情報を削除する。

Apple Watch Suica情報を削除

・ペアリングを解除
古いiPhoneとApple Watchのペアリングを解除する。古いiPhoneで「Watch」アプリを立ち上げ、「マイウォッチ」タブのトップにある「〇〇のApple Watch」をタップ。右側にある「i」マークをタップし、「Apple Watchとのペアリングを解除」を選択。

iPhone Watchアプリ ペアリングを解除
iPhone Watchアプリ ペアリングを解除

古いiPhoneが手元になくペアリングを解除できない場合は、Apple Watch側で一旦Apple Watchをリセットする。Apple Watchで、「設定」>「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」の順にタップ。

Apple Watch リセット

ペアリングの解除やデータの消去はやや時間がかかるが、使わなくなった古いiPhoneとのペアリングをしっかり解除しておかないと、新しいiPhoneとApple Watchが適切に同期できない場合もあるので、必ず行いたい。

・新しいiPhoneとペアリング
新しいiPhoneで初期設定やバックアップの復元を済ませたら、Apple Watchとペアリングを行う。Apple Watchが近くにある状態でiPhoneの「Watch」アプリを立ち上げ、「ペアリングを開始」をタップ。接続が完了すると「バックアップから復元」という表示が出るのでタップするとApple Watchのデータが復元され、ペアリングが完了する。

Apple Watchのペアリングと復元

・Suicaを追加
上記のペアリングが完了すると、いくつか設定を促す画面が続く。このなかでApple Payに追加するカードを選択する画面があるので、ここでSuicaを選択すると、古いiPhoneで削除したSuicaカードが表示される。「次へ」をタップすると追加が完了する。

Apple WatchにSuicaを追加

機種変更時の引継ぎ作業のなかでも少々手間がかかり、注意が必要なSuicaの移行。電車で移動が多い人にとっては毎日使うもので、機種変更をしたら当日にでも設定したい機能のひとつだ。新しいiPhoneでも以前と変わりなく使えるよう、事前準備をしっかり行い、スムーズな引継ぎを行いたい。

Suicaへのチャージはau WALLET プリペイドカードが便利!

Apple PayのSuicaはチャージを行う際、わざわざ駅に行かなくても「Wallet」アプリからチャージできるので便利。au WALLET プリペイドカードをApple Payに追加しておくことでいつでもどこでもチャージができるので、au WALLET プリペイドカードをお持ちの場合はぜひApple Payに追加して利用してみてほしい。

Apple WatchにSuicaを追加

文:内山内 内子

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