2019/04/05

子どもには何歳からスマホ? 学年別iPhoneとキッズ向けケータイの所有率や特徴など解説

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iPhoneを操作する女の子

いまやスマホやケータイは、ひとり一台持つ時代。小学生でも5割が携帯電話を持っているという。しかし、親としては「いつから持たせるか」、「持たせるならキッズ向けケータイ? それともスマホ?どっち?」など、悩ましい問題もある。

そこで、キッズ向けケータイとスマホについて、それぞれのメリットや注意点、さらに保護者アンケートなどの利用実態をもとに、子どもに持たせる携帯電話について考えていこう。

今どきの小学生のスマホ・ケータイ事情

現代の子どもたちが、どんな携帯電話を持っていて、なにに使っているのか? 国やKDDIによるアンケートからその実情を見てみよう。

まずは所持率。国の利用調査では、小学生の場合、高学年では半数以上の児童がなんらかの携帯電話を所有している。そのなかで、スマホを持っているのは全体の3割ほど。学年が上がるほど、スマホの所有率も上がっていく

  国が毎年調査している利用調査。小学4~6年生の場合、55%が携帯電話を所有している
出典:内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査」2018年

さらに、KDDIが2018年11月に行った調査では、都市部と地方で所有率に違いが現れる結果になった。

●都市部の小学生の傾向
・小学1〜2年生までは持っていない子が多いが、小学3年生を境に所有率は50%となり、以降、高学年に連れて所有率が増加傾向にある。
・持っている子の中では、小学5年生まではキッズケータイの所有率が高いが、小学6年生を境にスマートフォンの比率が高くなっている。

小中学校の携帯電話保有率(都市部)

●地方部の小学生の傾向
・都市部が小学3年生で所有率50%に対し、地方部の所有率は小学6年生で約半数の49%。
・都市部と同じく、持っている子の中では、小学4年生まではキッズケータイの所有率が高いが、小学5年生を境に約半数となり、6年生からはスマートフォンの比率が高くなっている。

小中学校の携帯電話保有率(地方部) 出典:KDDI「ジュニア端末利用実態把握調査」(2018年11月調査)
※その他については、ケータイや親の中古、格安スマホが該当

このように、保有率については都市部と地方部で差が出る結果となったが、スマートフォンかキッズケータイかについては、小学6年生を境に、スマートフォンに移行する家庭が増えているようだ。

学年と用途で持たせる電話を考える

では、いつから持たせればよいのだろう。先程の調査結果を見る限り、子どもに携帯電話をもたせるタイミングは、地方であれば「小学6年生」で約半数、都市部は「小学3年生」で約半数が持ち始めることから、この年代がひとつの目安になりそうだ。ただ、この保有率が今後、低年齢化する可能性がある。

2019年2月、文部科学省によって、これまでの小・中学校における携帯電話持ち込み原則禁止の方針を見直すことが明らかになった。すでに、大阪府では2019年4月より、小・中学校での児童・生徒の携帯電話の所持を、登下校に限って許可する方針を発表している。

そうした背景をふまえると、これまでは携帯電話を小学校に持っていけないため、早くからは必要ないと考えていた家庭でも、今後は子どもが小学校へ入学する小学1年生から持たせるケースが増える可能性がある。低学年から持たせることで、登下校にキッズ向けケータイを利用した見守りが可能になるだけでなく、いつ起きるかわからない災害時の連絡手段としても活用できるため、保護者にとっても安心感が増す。

また、高学年になると、塾や習い事などにひとりで行くようになり、電車やバスなどの交通手段を使って遠出をする機会が増えてくることから、スマホがあれば連絡手段としてだけでなく、自分で電車の遅延なども確認できるため、この時期からはスマホを持たせる利点も増える

この文部科学省の決定により、各学校の対応によっては、携帯電話の保有率が高まる可能性がありそうだ。

通学中の小学生

そして本題の「子どもに持たせる携帯電話」については、上記の調査で明らかになったように、低学年ではキッズ向けケータイの利用率がもっとも高い。通話、メールのほか、GPSによる現在地確認機能などが搭載されているので、キッズ向けケータイでも「連絡を取る」、「子どもの居場所を確認したい」という目的に充分適っている。

小学生のあいだに周囲でスマホを持つ子どもが増えてくると、子どもからの要望が出てくるケースもあるだろう。そこで子どもの要望に従ってすぐに買い与えるのではなく、保護者がきちんと管理でき、子どもにとって必要と思える段階でスマホへと買い替えるように、普段から家庭内で話し合っておくことがおすすめだ。

ここからは、キッズ向けケータイとiPhoneを例に、子どもに持たせる観点でそれぞれの特徴やメリットを紹介していこう。

低価格で家計にも優しい!「安心」が詰まったキッズ向けケータイ

低学年で初めて使う携帯としておすすめなのが、キッズ向けケータイ。

  auのキッズ向けケータイ「mamorino5」

【キッズ向けケータイのメリット】
・登録した電話番号のみ、通話ができる
・メールでの連絡もできる
・子どもの位置情報を保護者のスマホから確認できる
・大音量の防犯ブザー機能を搭載
・通報や、緊急時には駆け付けにも対応してくれる「ココセコム」
・防水・防塵・耐衝撃
・月額使用料が500円と安価に使える

「子どもを守る」ということを考えた、安心・安全の機能が詰まっている。また、有害サイトを見たり、ゲームで課金したりといったトラブルとは無縁。価格も安く、『mamorino5』のプランであれば、基本使用料は月額500円からと、家計にやさしい点もうれしい。

便利なiPhoneは使い方に注意!

一方のスマホは、機能が非常に多いぶん、保護者の心配が増えそうなのが悩みどころ。今回は、調査でも所有率が高かったiPhoneについて、そのメリットと注意点を検証してみよう。

iPhone 7、iPhone 8、iPhone X、iPhone XS、iPhone XR

まずメリットだが、iPhoneにはファミリー向けの便利な機能が多数搭載されている。

【親子で活用できる、iPhoneの家族向けサービス】
1.ファミリー共有
・家族が購入したアプリや音楽などのコンテンツを共有できる
・クラウドサービス上で写真や動画をシェアできる
・家族でカレンダーのスケジュールを共有できる
・家族の現在地がお互いに確認できる
2.スクリーンタイム
・アプリの利用状況やインターネットの閲覧履歴などを保護者が一括管理できる
・アプリごとに利用制限や、利用時間などの設定ができる
・アプリのインストールや削除、課金なども設定できる

そのほか、「あんしんフィルター for au」などの通信会社のサービスを活用することで、子供が勝手にアプリを入れたり、課金したりすることを防ぐことも可能だ。

「あんしんフィルター for au」を活用している子どものスマホ画面

注意点としては、有害サイトや課金などのスマホトラブルに加えて、キッズ向けケータイよりも機種代金や通信料が高いといったことが挙げられる。

しかし、スマホトラブルについては、これらの機能を保護者がきちんと把握して活用できれば、スマホ自体は決して怖いものではない。子どもがうまくスマホを利用できるかどうかは、ある意味、親の理解と行動にもかかっているとも言える。まず、インターネットの危険性やマナーなどをきちんと親子で確認し、毎日の使い方を決めておくことが大切だ。

また、価格面については、インターネットとの割引プランを活用したり、使わなくなった古いiPhoneなどを子どもに譲ったりといった工夫をすることで、できるだけ価格を抑えることもできる。

結局、子どもに持たせるなら……?

家庭ごとの利用目的、方針などによって異なってはくるが、調査で明らかになったように、小学校低〜中学年まではキッズ向けケータイを使い、高学年もしくは中学生になったらスマホへ乗り換えるという家庭が多いようだ。

すでに小学校の高学年で、これから初めて携帯電話を購入するのであれば、家庭で使い方のルールなどを決めたうえで、スマホから始めるのもいいだろう。

2020年度から小学校でもプログラミング教育が必修化され、これからの子どもたちはICTを活用する機会がどんどん増えてくる。時代がどんどんデジタル化しているなか、「スマホは危ないから使わせない」ではなく、「危ない使い方をする可能性があるからこそ、使い方をきちんと教える」ことも大事なことだといえるだろう。

文:相川いずみ

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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