2018/12/07

これぞ決定版『年賀状アプリ』4選 スマホで安く簡単作成&お得な無料サービスも

12月になり、今年もあとわずか。毎年この時期になると焦ってしまいがちなのが年賀状。年末の忙しさに追われていると、年賀状の作成をつい先延ばしにしてしまい、気がつけば大晦日に……。

今回は、忙しいけれど年賀状は出したい! という人のために、スマホだけで簡単に年賀状を作成できる年賀状アプリとサービスを、目的別に4つ紹介。

年賀状はいつまで出せる?

年賀状は12月15日から投函受け付けを開始する。これより前に投函してしまうと、通常郵便として配達されてしまうので気を付けよう。また、年賀状が元旦に届くようにするには、12月25日までに投函するとよい(郵便局HPより)。直前に慌てないよう、余裕をもって準備しよう。また、年賀状として出す期間は一般的には松の内(1月7日)までとされており、これを過ぎた場合は「寒中見舞い」として出すといいだろう。

大至急つくりたい人にオススメ! 3秒で年賀状が完成する「郵便局[ぽすくま]」

郵便局[ぽすくま]

まずご紹介するのは、日本郵便が提供するサービス「郵便局[ぽすくま]」。

これは、日本郵便のキャラクター「ぽすくま」がアイコンとなっている日本郵便LINE公式アカウント「郵便局[ぽすくま]」を友だちに追加することで利用できる年賀状作成サービス。

郵便局[ぽすくま]

作り方は非常に簡単で、年賀状に使いたい画像をトーク画面に送ると、数秒後にその画像を年賀状のデザインに加工して返信してくれる。デザインの種類はランダムだが、「かわいい系」「コミカル系」「おしゃれフォトフレーム系」など、あらかじめテーマを選択することも可能。

完成したデザインは画像として送られてくるので、そのまま画像を保存してLINEやメールなどで送信できる。また、同時に送られてくるURLにアクセスすれば、印刷や郵送の手配(宛名印刷や投函代行)なども行ってくれる

作成されたデザインが気に入らなければ、同じ写真をもう一度送れば別のデザインを提案してくれるほか、コラージュデザインやコメント入りの年賀状もつくってくれるので、何種類かのパターンを作成して、もっとも気に入ったものを選べばよい。

郵便局[ぽすくま]作例 左から、コミカル系、定番フォトフレーム系、おしゃれフォトフレーム系

今回筆者が実際に注文した年賀状がコレ。「かわいい系」のフレームを選んで作成してみたが、3秒で完成したとは思えない仕上がりで、いろいろなパターンをつくってみたくなる。

郵便局[ぽすくま]作例

このサービスは、画像を送るだけで自動的に年賀状をデザイン、レイアウトしてくれるので、とにかく大至急で年賀状をつくりたい人にオススメ! 年賀状の完成度も高いので、手を抜いた感じが一切しないもの嬉しい。

ちなみに、「郵便局[ぽすくま]」では、郵便局荷物の追跡や再配達の申込みなどもできるので、そちらを利用してみてもいいだろう。

【年賀状が届くまで】
自宅配送:15時までのご注文分は翌日出荷

【投函代行】
あり: 12月24日15時までのご注文分は元旦配達

【デザイン】
1,000通り以上(テンプレートとパーツ・加工の組み合わせ)

【料金】
はがき代+印刷代(1枚あたり)/140円 ※10枚以上でまとめ割あり
送料(自宅配送の場合のみ)/790円 ※直接相手に送る場合は送料なし

【宛名印刷】
無料

【決済方法】
郵便局・コンビニ払い/クレジット決済/キャリア決済
※LINEの友達に送る場合は、クレジット決済のみ

【その他】
住所を知らないLINEの友だちに送ることができる(友だちにLINEで通知を届け、友だちが住所などを入力して受取手続きを完了次第、印刷・発送)

シンプルな年賀状をビジネス関係者に一斉送信できる! 「Wantedly年賀状」

Wantedly年賀状

次に紹介するのは、ウォンテッドリーの名刺管理アプリ「Wantedly People」に追加された機能「Wantedly年賀状」だ。

このサービスは、名刺管理アプリ「Wantedly People」が日本郵便と連携し、名刺管理アプリに読み込んだ名刺の情報をもとに、先着5万枚限定でお年玉付き年賀はがきの年賀状を完全無料で作成し、郵送してくれるというもの。

ウォンテッドリーは、このサービスを「Wantedly People」のユーザー拡大を目指すマーケティング施策のひとつとして行っており、そのためユーザーは無料で年賀状を送ることができるというわけだ。

Wantedly年賀状

利用方法は、アプリ内にある猪マークの年賀状アイコンをタップして、送りたい年賀状のデザインを選択。あとは、名刺管理アプリ内にスキャンしてある名刺から宛先を選択するだけ。

こちらが年賀状を手配すると、受け取り手にはメールで住所確認の連絡が送信される。確認が取れなければ年賀状は投函されないので、「年賀状はいらない」という人に対して、無駄に年賀状を送る心配がない。また、「会社には年賀状送らないでほしい」という人が、送り先を自宅に設定できるのは便利だ。

Wantedly年賀状

シンプルなデザインがビジネス用年賀状にピッタリ。年賀状に入る挨拶文はごく一般的なものが入っているだけだが、デザインの種類もポップなものから渋いものまで豊富なので、送る会社や人によってデザインを変更してもいいだろう。

本来の機能である名刺管理サービスと連動していることで、登録された宛名をそのまま使えるのもありがたい。また、制作作業としてはデザインを選ぶだけで、こちらも作成に時間がかからず手配できてしまうので、取引先などが多いビジネスマンは助かるはずだ。

【対応OS】
iOS、Android

【作成・郵送期間】
2018年11月1日9:00〜2019年1月11日14:00まで
※元旦に送付するためには、2018年12月22日23:59までに受取人の住所確認が完了する必要があります。

【その他】
先着5万枚
(発送予定枚数5万枚が終了するまで、何枚でも作成・郵送が可能)

結婚・出産・喪中などの目的に合わせてしっかり作成できる「つむぐ年賀2019」

つむぐ年賀2019

続いて紹介するのは、結婚や出産、喪中はがきや寒中見舞いなど、さまざまなテーマで凝ったデザインの年賀状をつくることができる年賀状アプリ「つむぐ年賀2019」。

このアプリでは、撮影した人物画像を切り抜いたスタンプや、バリエーション豊富な素材を組み合わせることで、自由度の高いカスタムが可能

つむぐ年賀2019

メインのデザインを決定したら、作成画面を使ってさまざまな素材を組み合わせていく。人物画像の切り抜きもワンタップででき、そのほかのスタンプを使ってデコレーションしたり、文字を入れたりして自由にデザインできる。カレンダーとしてそのまま使用できるデザインや、全面写真となるデザインも作成することが可能。

つむぐ年賀2019 作例

筆者も写真を組み合わせて年賀状を作成。写真が高画質でプリントされる銀塩プリントと、写真を使わないイラストプリントの2種類から用紙を選択でき、完成した年賀状のクオリティもとても高い。

つむぐ年賀2019 作例

また、作成した画像をスマホに保存することもできるので、はがきを購入して自宅のプリンターで印刷したり、LINEやメールでそのまま送信することも可能だ。

そのほかにも、無料で宛名を印字してくれるサービスや、写真やレイアウトの仕上がりに不具合がないかをチェックしてくれる有料オプションなどもあり安心。デザインに自信がなくても、こだわりの年賀状で子どもや家族の写真を年賀状にしたい人や、結婚や出産の報告をしたいという人にはオススメだ。

【年賀状が届くまで】(自宅配送)
通常納期:注文確定から5日後出荷
特急納期:注文確定から3日後出荷(+580円)
超特急納期:注文確定から2日後出荷(+980円)
(宛名印刷申し込みの場合、各納期+1営業日)

【投函代行】
なし

【デザイン】
写真フレーム500種類以上(2,000種類以上のスタンプ)

【印刷料金】
■写真あり(銀塩プリント)
1枚〜29枚/100円
30枚〜49枚/95円
50枚〜99枚/80円
100枚以上/74円
■写真なし(普通印刷)
1枚〜29枚/78円
30枚〜49枚/73円
50枚〜99枚/60円
100枚以上/54円
(印刷料金割引キャンペーンを随時実施/大量購入割引あり)

【はがき料金】
私製はがき:無料(印刷料金のみの支払い)
無地はがき:無料(印刷料金のみの支払い)
年賀はがき:1枚につき57円
キャラクター年賀はがき:1枚につき57円
官製はがき:1枚につき62円

※はがきによっては印刷料金+はがき料金がかかります

【宛名印刷】
無料

【決済方法】
クレジット決済
代金引換(代金引換手数料 324円)

【対応OS】
iOS、Android

【その他】
完成データの個人利用は無料(保存したデータはプリンターで印刷可能)

しゃべって動く! 気持ちが伝わりやすい動画付き年賀状を送れる「らくらく年賀2019」

らくらく年賀2019

最後に紹介するのは、動画付きの年賀状を送ることができる年賀状アプリ「らくらく年賀2019」だ。

らくらく年賀2019

このアプリは、写真やデザインテンプレートを使って凝った年賀状が作成できるだけでなく、スマホで撮ったムービーや録音した音声をQRコードにして年賀状にプリントし、年賀状を受け取った相手がスマホのQRリーダーをかざすと動画や音声を再生することができる。

動画の貼り付けも簡単で、まずはデザインテンプレートなどでつくりたい年賀状を作成し、完成したら最後にQRコード化したい動画(最大60秒、15MBまで)を選択して、QRコードを好きな位置に配置するだけだ。

らくらく年賀2019 スマホに保存されている動画や、その場で録音した音声が使える

写真などで近況を報告するのもいいが、動画で声やメッセージを伝えるのは普通の年賀状よりも喜ばれるはず。遠方の家族などに想いのこもった年賀状を送りたい人には是非試してもらいたいアプリだ。

らくらく年賀2019 作例
らくらく年賀2019 作例

【年賀状が届くまで】
自宅配送:年内発送の締め切りは2018年12月26日21:59注文分まで
12月26日22時以降のご注文は1月4日以降の発送。

【投函代行】
なし

【デザイン】
180種類以上のテンプレート

【料金】
(プリント代+はがき代)×枚数+基本料金+送料
・基本料金/1,980円
・プリント代
写真タイプ/29円
印刷タイプ/25円
・はがき代
年賀はがき、官製はがき/62円
私製はがき/無料
・送料/540円
※10枚から注文可能
※12月12日ご注文分まで基本料金、送料の割引あり

【決済方法】
クレジット決済
代金引換(代金引換手数料 324円)

【対応OS】
iOS、Android

【その他】
完成データの個人利用は無料(保存したデータはプリンターで印刷可能)

“平成最後の”年賀状、年始の挨拶として、もしくは節目の年の記念として、お世話になった人や親しい人に年賀状を出してみてはいかがだろう。

文:安東 渉(EditReal)