2018/10/18

スマホトラブルから子どもを守りたい! 注意点と機能制限・フィルター方法

  • 24
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

有害サイトや出会いサイトへのアクセス、高額課金、スマホ依存など、子どもたちのスマホトラブルが年々増加している。

親にとっては非常に悩ましい問題だが、スマホを持たせることで得られる安心感や利便性というメリットも無視することができない。そこで今回は、子どもにスマホを持たせる際の注意点や、家庭で厳守したい「絶対ルール」、ペアレンタルコントロールなどの「親ができる対策」を紹介する。

子どものスマホ利用でよくある3大トラブル

子ども スマホ

子どもにスマホを持たせる際、親がもっとも心配するトラブルといえば「有害サイト」、「高額課金」、「スマホ依存」だろう。実際に起きるトラブルもこの3つが多い。

さらに中学生以上になると、これに加えてSNS関係のトラブルも増えてくる。友だちとのやりとりだけでなく、クラスやクラブ活動に関する連絡もLINEをはじめとしたSNSが主体になることが多いうえ、Twitterでの発信など、外部へ向けてのやりとりも格段に増えてくるからだ。

上記の記事でも取り上げられているように、実際に多くの親は不安に感じているし、トラブルの可能性も少なからずあるというのが現実だ。とはいえ、子どものスマホにまつわるトラブルは事前にさまざまな対策ができる。では、どのように防いだらよいのか。具体的な予防策をいくつか紹介していこう。

トラブルを事前に防ぐための対策

スマホでは機種本体にあらかじめ搭載されている機能や、契約している通信会社のサービス、アプリなどを使い、子どものスマホ使用を管理できる。もし、なにも設定せずに子どもにスマホを渡しているのであれば、ぜひ保護者が利用制限を設定する“ペアレンタルコントロール”をすぐに行うことをおすすめする。

ペアレンタルコントロールとは、パソコンやスマホ、携帯ゲーム機などの情報通信機器において、子どもの利用を親が制限すること、あるいはそのための機能やサービス。子どものスマホに対して、アプリの利用制限をかけ、新しいアプリを許可なくインストールしたり、課金できないように設定することが可能だ。年齢制限の設定をすることで、年齢にあったアプリのみを使用させることができる。

方法は機種などによって変わってくるが、機種別の基本的な設定は以下の通り。

■Androidの場合
【Playストア】>【左上のメニューマーク(三本線)】>【設定】>【保護者による使用制限をオン】にすると、利用コンテンツの年齢制限の設定ができる。また、【購入時には認証を必要とする】を「オン」にすれば、パスコードを入力して認証をしないかぎり、アプリが購入できなくなる。

Androidの使用制限の設定画面

■iPhoneの場合
【設定】>【一般】>【機能制限】から、「インストール」をオフにすると、ホーム画面からAppStoreのアイコンが消える。また、「Appの削除」や「App内課金」をオフにすれば、勝手にアプリを削除したり課金したりできないように設定できる(以下画像左)。

年齢制限を設定したいときは、同じように、【設定】>【一般】>【機能制限】>【コンテンツの許可】>【App】で、「4+」から「すべてのAppを許可」までの設定ができる(以下画像右)。

iPhoneの機能制限の設定画面

13歳以下の場合は専用アカウントを取得しよう

子どもにスマホを持たせるとき、親のアカウントを共有で使わせていないだろうか。実は、これはトラブルの原因になりかねない。子どもが小学生以下であっても、必ず保護者のアカウントとは別に、子ども用のアカウントを取得し、使い分けることが大切だ。

まず、GoogleアカウントやApple IDは日本では原則として13歳以上でないと作成することができない。そのため、ペアレンタルコントロールするために親自身の端末やパソコンで子ども用のアカウントを取得し、制限をかける必要がある。そしてAndroidでもiPhoneでも、13歳未満の子どものアカウントを作成した場合、保護者アカウントに紐づけられ、管理ができるようになっている。

またiPhoneユーザーの場合、最新OS「iOS 12」に追加された、iPhoneの使用状況を管理できる「スクリーンタイム」機能もおすすめ。子ども用のApple IDを使い、親のiPhoneからリモートで子どものiPhoneの使用状況を確認したり、使用制限を設定することで、子どもがiPhoneでなにに時間を費やしているのかを把握したうえで、アプリの使用を的確に管理・制限できる。

ちなみに、保護者が管理できる子ども用のアカウントを作成できるのは13歳未満までとなっている。それ以上の年齢の場合は、以下で紹介するフィルタリングサービスを活用するのがよいだろう。

■Androidの場合
Androidでは、13歳以下の子どもの場合、保護者の承認のもとに子ども用Googleアカウントを作成すれば、Googleの検索やChrome、Gmail などのサービスが利用できるようになる。また、専用アプリ「Googleファミリーリンク」を使うことで、利用状況の監視、アプリ利用の管理、時間制限、位置情報の取得まで、詳細な設定や管理が可能になる。

方法は、Play ストアなどから【新しいアカウントを作成】をタップし、子どもの名前、生年月日、性別、メールアドレス、パスワードを入力する。画面の指示に沿って、保護者のGoogleアカウントでログインし、保護者の同意を行い、設定を行う。

子どものGoogleアカウントの作成画面
保護者用アプリ「Googleファミリーリンク」の画面 保護者用アプリ「Googleファミリーリンク」の画面。子どもの現在位置や、スマホ利用時間の管理までを行うことができる

■iPhoneの場合
iPhoneのアカウントであるApple IDは、アプリの購入や課金だけでなく、メッセージの送受信や位置情報を確認する大切なアカウントだ。子ども用のApple IDは、保護者のiPhoneから簡単に取得することができる。

方法は、【設定】>【自分の名前】(設定画面のいちばん上の項目)>【ファミリー共有】>【ファミリーメンバーを追加】で、「お子様用アカウントを作成」を選択。

子どものApple IDの作成画面

auユーザーなら時間帯指定もできる「あんしんフィルター for au」が使える!

子どものスマホ利用を確認したい、制限をもっと細かく設定したいといった場合、フィルタリングアプリなどを利用する方法もあるが、各通信会社が提供しているサービスは無料で利用できるうえ、細かい設定も可能なのでおすすめだ。

たとえばauでは、「あんしんフィルター for au」というフィルタリングサービスを無料で提供している。子どもの年代に合わせてフィルタリングレベルが4種類あり、有害サイトのブロックに加えて、GPSで子どもの居場所を把握することができるほか、使う時間帯を指定したり、特定のアプリを制限することもできる。最初に設定をするだけで、親のスマホやパソコンから遠隔での設定が随時可能だ。

なお、Android版とiOS版で利用できる機能が異なるので、下記「あんしんフィルター for au」のリンクから確認して使うのがおすすめ。筆者はiPhoneユーザーのため、ここではiOS版の画面で機能制限や管理画面を紹介する。

「あんしんフィルター for au」を設定したスマホでは、以下の写真のように機能制限がかかる。ブロックされているサイトにアクセスしたい際は、親に許可リクエストを送り、承認を受けるという流れになるため、子どもがスマホでどんなサイトを見ているか、ある程度、把握できるようになる。

「あんしんフィルター for au」を設定したスマホで表示される通知

以下の画像は、「あんしんフィルター」管理者ページ。子どもからリクエストがあった場合、管理者ページで許可するかどうかを確認できる。また、曜日ごとに、使う時間帯も簡単に設定できる。細かく時間を設定したい場合は、このサービスがおすすめだ。

「あんしんフィルター for au」の管理者ページ

「あんしんフィルター for au」は申し込みの必要もなく、設定も簡単。最初に管理したいスマホの電話番号を設定し、子どもの年齢を入れるだけ。保護者用の「管理ページ」は、スマホだけでなくパソコンからでも確認できる。

そのため、自宅にいる子どもからサイト閲覧の許可リクエストが届いても、外出先から確認し、許可を行えるというわけだ。また、使用履歴なども確認できるので、安心して子どもにスマホを持たせられる。

スマホを持つ前に知っておきたい3つのこと

家族で話し合いたい「スマホ絶対ルール」

さまざまな対策方法を紹介したが、もっとも大切なのは保護者がきちんとした姿勢を貫くこと

最初にスマホを買い与える際、必ず家族で使い方のルールを話し合い、そのルールに基づいて使うことを約束しておきたい。できればルールは明文化し、紙に書いて残しておく、あるいはリビングなどの見えるところに貼っておくのも効果的だ。

ルールの内容については家庭によって違うだろうが、内容としては以下のようなことを盛り込んでおくとよいだろう。

・使用時間、使用する場所(食事中はスマホを見ない、など)
・歩きスマホの禁止
・約束を破った際にどうするか

壁に貼られたスマホのルール5箇条 最低限のルールを文字にして、家族の目につくところに貼っておくと、子どもも常に意識することができそうだ

子どもにスマホを持たせていれば、離れている場所でもすぐに連絡を取り合うことができるし、写真やメモで大切な瞬間を記録することもできる。また、予想不可能な災害においては、連絡手段や情報収集などで大いに活躍する大切なツールでもある。スマホ本来が持つ「便利」で「役に立つ」使い方を子どもに伝え活用してほしい。

文:相川いずみ

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

おすすめ記事

関連キーワード

今月のプレゼント

SNSでも最新情報をお知らせ!
CLOSE

さん