2018/09/10

知っておきたい「iPhoneで電話に出られない時」の操作法 テキスト返信や保留の使い方

スマホにかかってくる電話着信は時と場所を選ばない。会議中や電車に乗っている時の着信に困ることもある。また大事な電話に気が付かず、取りそびれることなどもある。ここでは、そんな時にも困らない、iPhoneの電話に関する便利な小技を5つ紹介したい。

出られない電話に気づいていることを伝えたい時は、テキストで返信

まずは基本中の基本技。
移動中や会議中など、電話に出られないときにかけてきた人に状況知らせたいときは、テキストで返信しよう。着信中の画面の「応答」の上、「メッセージを送信」をタップ。表示された返信内容で、適しているものをタップすれば、相手にメッセージが送られる。

テキストで返信

表示する返信内容は、ホーム画面の[設定]>[電話]>[テキストメッセージで返信]をタップして変更できる。

iPhone X 設定画面「テキストメッセージで返信」

あらかじめ用意されている文言は「現在電話に出られません。」「向かっています。」「あとでかけ直します。」の3パターンだが、任意の文章に変更できるので必要に応じてカスタマイズしておくと便利だ。

会議中に電話が! 着信音を「ノールック&ワンアクション」で消す方法

電車などの公共の場や会議中、また目上の人と会話しているときなど、通話しづらいタイミングにうっかりサイレントモードに設定し忘れてしまい、着信音が鳴り響いてバツの悪い思いをすることがある。

通常、こういった時に着信音をストップさせるには、あわててサイレントモードに切り替えることを考えてしまうところだが、実はほかにも鳴っている着信音を一瞬で消す方法がある。iPhone本体の電源ボタン、もしくは音量ボタン(上下どちらでもよい)を1回押すだけで音が鳴り止むのだ。

iPhone X 着信中 音量ボタンを押す

これならノールック&ワンアクションで、気まずい着信音を瞬時にストップさせることができる。もちろん止まるのは音だけで、電話はそのままかかっている状態だが、2回連続で電源ボタンを押せば、かかってきている電話を拒否することも可能。着信音を消したあとはサイレントモードの設定をお忘れなく。

真剣モードのときは「おやすみモード」に。履歴のみ残して着信させない

重要な会議や冠婚葬祭など大事な場面では、途中で着信音が鳴らないよう、2アクションで設定できる「おやすみモード」を使うのが早くて便利。おやすみモードを使えば、着信履歴を残しながら着信表示さえさせずに留守電につなぐ設定になる。

設定方法はホーム画面を上に向かってスワイプして[コントロールセンター]を呼び出し>[おやすみモード](月のマーク)をタップ。

iPhone X コントロールセンター(左)おやすみモードオン(右) 左/おやすみモードオフ 右/おやすみモードオン

なお、おやすみモードを使う場合はロック解除中も着信が来ないよう、ホームボタンから[設定]>[おやすみモード]>[通知]>[常に知らせない]に設定しておく必要があるのでご注意を。

iPhone X 画面設定「おやすみモード」

iPhoneでも実は「保留」が使えます

通話中に予定確認が必要になり、カレンダーの確認ができたらいいのに! なんて場合は、iPhoneの「保留」機能を使うと良い

設定方法は、通話中に画面の「消音(マイクに斜線がかかっているマーク)」を3秒ほど長押し。

iPhone X 設定画面「消音」(左)「保留」(右)

これで、電話を保留しながらアプリの操作や予定の確認などができる。ただ、保留を使う場合は相手との関係性を慎重に考えてから行おう。

音は鳴らさず、「フラッシュだけで着信を確認する方法」

状況によっては「着信音やバイブの音は鳴らしたくないが、着信したことは知りたい」という場面がある。そんなときは着信時にサイレントモードかつ「フラッシュ」をオンにしておけば、着信を視認することができる。

設定方法は、本体左横のサイレントスイッチをオンにしたうえで、ホーム画面から[設定]>[一般]>[アクセシビリティ]>[LEDフラッシュ通知]をオン。このとき「消音時に点滅」もオンにしておこう。

iPhone X 設定画面「LEDフラッシュ通知」

設定が完了すれば着信時にカメラ横のフラッシュが点滅してお知らせしてくれる。ただし、映画館などの暗い場所では逆に目立ってしまうので、設定をオフにしておこう。

電話を切らなくてもOK! 通話中にほかの操作をする方法

意外と知られていないが、通話中に電話を切らなくてもメールやスケジュールを確認するなどの別の操作を行うことができる

方法は、電話がつながっている状態で、iPhone Xなら画面下部から上に向かってスワイプ、iPhone 8以前ならホームボタンを押すと、通話中の画面がホーム画面に切り替わる。

左上に表示された時刻が緑色の背景で反転したら、これは電話がつながっている状態を示している。この状態になれば、ほかの操作を行うことが可能だ。

iPhone 通話しながらほかの操作を行う

覚えておくと便利なiPhoneの電話ワザで適切な対応を

メールやチャットアプリなどで連絡を取り合うことが多くなってきた昨今、電話での連絡は緊急案件や大事な要件に用いられることが多い。それだけに、正しい電話のマナーを身につけることが重要になってくる。この記事で紹介した方法を活用して、電話との気持ちのいいお付き合いに役立ててほしい。

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文:鈴木雅矩(スズキガク)

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