2018/06/06

写真共有や紛失対策まで! バックアップだけじゃないiCloudの便利機能6選&設定方法

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iCloudとは、Appleがユーザーに5GBの容量を無償で提供するクラウドサービスだ。このiCloudが、iPhoneやMacの大事なデータを自動バックアップできることを知っているユーザーは多いと思うが、ほかにも写真アルバムを友達と共有したり、紛失したiPhoneを探すといった、便利な機能がある。

iCloudを十分に活用するべく、ここではその便利機能を6つ紹介しよう。

※以下の設定画面はすべて「iOS 11.3.1」のバージョンとなります。

まずはiCloudの初期設定

iPhoneを購入したあと、Apple IDでサインインしている人は自動的にiCloudが使える状態になっている。確認するには「設定」の画面で、自分の名前が大きく表示されていれば、すでにApple IDでサインイン済みである証拠。

もしまだApple IDにサインインしてなく、なおかつApple IDを持っていない場合は、「設定」から「iPhone にサインイン」を選択してApple IDを新しく作成すればOK。

iCloud確認画面

便利機能① 紛失や盗難に備えた「自動バックアップ」

たとえばiPhoneを紛失したとしても、普段からバックアップの設定をしておけば、新しいiPhoneを用意してiCloudバックアップからデータを復元することができる。筆者の経験上、紛失前に撮影した写真も含め、ほぼすべてのデータが復元されたのには感動した。

紛失に限らず、海外旅行中の盗難や破損など、万が一の事故でデータが破損する場合もあるので、バックアップの設定はぜひやっておきたい。

【基本的な「バックアップ」機能の設定手順】

・「設定」→「自分の名前」→「iCloud」→「iCloud バックアップ」をオン。

iCloud バックアップ

  • ・バックアップの回数は1日1回。
  • ・iPhoneが電源に接続されていて(つまり充電中)、かつWi-Fiに接続されている時に、自動的にiCloudにバックアップ

【iCloudへのバックアップ対象】

  • ・通話履歴
  • ・写真とビデオ
  • ・iMessageなどのメッセージ
  • ・デバイスの設定
  • ・ホーム画面とAppの配置
  • ・Apple サービスからの購入履歴
  • ・着信音など
  • ※App Storeから購入したコンテンツ以外のほぼすべてのデータ

【iCloudバックアップ対象とならないのは?】

  • ・Apple Payの情報と設定内容
  • ・Touch IDの設定内容
  • ・iCloudにすでに保存されているデータ(連絡先、カレンダー、メモなど)
  • ・ほかのクラウドサービス(Gmailなど)で保管されているデータ
  • ・iCloudに対応していないアプリのデータ(iCloud対応しているアプリは「設定」→「iCloud」画面にて確認できる)など

このiCloudバックアップが毎日きちんと行われていれば、万が一iPhoneを紛失したり盗難に遭ったとしても、大事なデータを守ることができる。

便利機能② iPhone紛失時に頼りになる「iPhoneを探す」

自動バックアップと同様、非常時に心強いのが「iPhoneを探す」という機能だ。文字通り、紛失したiPhoneがどこにあるか探し出してくれる

【「iPhoneを探す」の設定手順】

・「設定」→「自分の名前」→iCloudの設定画面→「iPhone を探す」をオン。

iPhoneを探す

・「iPhone を探す」と「最後の位置情報を送信」をオン。

iPhoneを探す

・「最後の位置情報を送信」は、バッテリーが切れる直前にiPhoneの位置情報を送る機能なので、設定しておきたい。

【紛失時の探し方】

・iPhone紛失時にPCやほかのiPhoneからiCloud.comにアクセスし、メニューアイコンの中から「iPhoneを探す」をクリック。同じApple IDでログインしているPCやiPadなどがすぐ手元にあればすぐに対応できる。

・Apple IDとパスワードを入れてサインインすると、地図上に紛失したiPhoneの現在地が丸印で表示される。

「iPhoneを探す」画面 PCからiCloud.comにアクセスした場合。iPhoneがある場所の位置が地図上に表示される

【さらに便利な機能】

  • ・「紛失モード」を選択すれば、遠隔操作でiPhoneが不法に使われないようにロックしたり、Apple Payや個人情報へのアクセスを制限できる。
  • ・iPhoneからサウンドを鳴らして近くの人にお知らせ。
  • ・画面に紛失したことを知らせるメッセージを表示することも可能。

上記のとおり、非常時には頼りになる機能なので、ぜひ設定しておきたい。

便利機能③ 「iCloudフォトライブラリ」で写真や動画を自動バックアップ

頻繁に写真を撮る人にとって便利な機能が「iCloudフォトライブラリ」だ。iPhoneがWi-Fiおよびモバイルデータ通信につながるたびに、「写真」アプリに保存された画像をiCloudに自動保存してくれるというもの。

iCloudフォトライブラリを利用すると、同じApple IDを使っているデバイス、たとえばiPadやPCなどでも、立ち上げると自動的にiCloudフォトライブラリにアクセスしてくれるので、保存されている写真を見ることができる。

メリットはそれだけではない。iPhone本体に保存される写真は解像度を落としてファイルサイズを小さくしてくれるので、iPhoneのストレージを大きく節約できるのだ。つまり、オリジナルの高解像度の写真はiCloudで保存し、手元のiPhoneには確認用の小さなファイルサイズの写真だけを残しておくことができるということ。これはiCloudの設定画面で「iPhoneのストレージを最適化」にチェックを入れてオンにすると可能になる。

【「iCloudフォトライブラリ」の設定方法】

  • ・「設定」→「自分の名前」→「iCloud」→「写真」
  • ・次の画面で「iCloud フォトライブラリ」「iPhoneのストレージを最適化」をオンにする。

iCloudフォトライブラリ設定画面

便利機能④ 写真を家族や友だちとシェアできる「iCloud写真共有」

たとえば友だちや家族と出かけた旅行の写真を、指定した人と共有したいときなどに便利なのが、「iCloud写真共有」だ。

【「iCloud写真共有」の設定方法】

・「設定」→「自分の名前」→「iCloud」→「写真」をオンに。

iCloud写真共有

・次の画面で「iCloud写真共有」をオンにする。

iCloud写真共有

【iPhoneユーザーとアルバムを共有する方法】

写真アプリから共有したい写真を選んで共有アルバムをつくり、そこに友だちや家族をメールやLINE、iMessageで招待してみよう。招待された人は、アルバムを見るだけでなく、写真にコメントを書いたり、自分が撮った写真を同じアルバムに投稿したりできる。ただし、これができるのはiCloudを使っている人同士限定となる。

  • ・iPhoneでアルバムをつくったら、「共有」アイコンを選択。
  • ・メールやLINE、iMessageなどで共有したい相手を招待する。

共有アルバム画面 アルバムをつくったら、共有アイコンを選択し、メールやiMessageなどで友達などを招待してアルバムを共有してもらうことができる

【iPhone以外のユーザーとアルバムを共有する方法】

iPhone以外のユーザーともアルバムを共有したいときは、共有アルバムをWEBサイトに表示させることで、ブラウザで誰でも見られるようにすることもできる。

この共有アルバムには最大で5,000枚の写真やビデオを保管できるが、嬉しいことにiCloudのストレージの消費量として計算されない。つまり、共有アルバムに保存しておけば、iCloudストレージの節約にもなるというわけだ。

  • ・iPhoneの写真アプリで共有アルバムを開き、「メンバー」タブを選択。
  • ・次の画面で「公開WEBサイト」をオンにする。自動的に作成されたWEBサイトのURLが表示されるので、「リンクを共有」を選択し、そのURLをメールなどで共有したい人に送ってみよう。

共有アルバム画面 写真アプリで共有アルバムを開き、「メンバー」を選択。次の画面で「公開WEBサイト」をオンにすると自動的にWEBサイトがつくられ、そのURLが表示される
iCloudが自動的につくってくれた共有アルバム iCloudが自動的につくってくれた共有アルバムの公開WEBサイト

便利機能⑤ メール、カレンダー、メモ、連絡先などを「データ共有」

メールやカレンダー、メモ、連絡先、リマインダーなどの「データ共有」はスケジュールやタスク管理に非常に便利。設定しておけば、iCloudバックアップをオンにしていなくても、常に最新状態がiCloudに自動保存される。

たとえば、iPhoneのカレンダーに新しい予定を書き込むと、そのデータは自動的にiCloudに保存。するとiPadやMacなどほかのデバイスのカレンダーに反映される。もちろん、その逆もまたしかりだ。

カレンダーだけでなく、「キーチェーン」ではパスワードやクレジットカード情報を、「Safari」のタブをほかのiOSデバイスやPCと共有して、いつでも手元のiPhoneから見ることができる。

【データ共有できる機能】

  • ・写真
  • ・メール
  • ・連絡先
  • ・カレンダー
  • ・リマインダー
  • ・メモ
  • ・Safari
  • ・ホーム
  • ・ヘルスケア
  • ・Wallet
  • ・Game Center
  • ・Siri

【「データ共有」機能の設定方法】

・「設定」→「自分の名前」→「iCloud」
・データ共有したい機能をタップして、オン/オフを切り替える。

iPhoneデータ共有

便利機能⑥「iCloud Drive」でMacとファイル共有

資料作成の多い人に活用してもらいたいのが「iCloud Drive」。iCloud Driveを使えば、MacやPCに保存しているデータを、iPhoneで修正したり、仕事仲間と共有したりと、自分専用のハードディスクのように自在に使うことができる。仕事や趣味、サークル活動など、複数のメンバーでの共同作業にもってこいの機能だ。

iPhoneやiPad、Macと、共有したい機器それぞれで設定が必要だが、一度設定してしまえば、あとはファイルが更新されるたびに自動的に同期してくれる。

【iPhoneの「iCloud Drive」設定方法】

・「設定」→「自分の名前」→「iCloud」→「iCloud Drive」をオンに。
・「iCloud Drive」に保存したいデータをオンに。

「iCloud Drive」をオン

【Macの「iCloud Drive」設定方法】

・「システム環境設定」→「iCloud」→「iCloud Drive」をチェック。
・「オプション」から共有したい項目をチェック。

MacのiCloud Drive設定画面
MacのiCloud Drive設定画面

【iPhoneでファイルを人に送る方法】

このiCloud Driveに保存したファイルを誰かに送りたいときは、ファイルを指定して、メールやiMessage、LINEなどで相手に送るだけ。なお、iPhoneでのiCloud Drive内のファイル操作は「ファイル」アプリでおこなう。

  • ・iPhoneの「ファイル」アプリを開く。
  • ・送付したいファイルを長押しして離すとタブが現れるので「共有」を選択。
  • ・次の画面で「送付方法」と「相手」を選択。

「ファイル」アプリ iCloud Driveのファイル操作は「ファイル」Appでおこなう
iCloud Driveの共有設定画面

【iCloudを介してiPhone同士でファイルを共有する方法】

iPhone同士なら指定したファイルを共有し、お互いにiCloud上で確認・修正し合うことで、ファイルを送付し合うことで生じる「ファイルがいくつも存在する」状態を避けることができる。

  • ・iPhoneの「ファイル」アプリを開く。
  • ・共有したいファイルを長押しして離す。
  • ・タブから「共有」を選択。
  • ・次の画面で「人を追加」を選択すると、ファイルを共有したい人への参加依頼を送れる。

「人を追加」をタップし、参加依頼を送る

iCloudは無料で利用できるので、いますぐ設定を

ほかにも「友達を探す」Appを使って、自分や家族、友人の現在地を地図上に表示して共有できる機能など、さまざまなものがある。iCloudはiPhoneの設定を有効にすれば無料で使えるうえに多機能だ。利用しないのはもったいないので、いますぐ試してみよう。

文:太田 穣

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