2018/09/06
チャージ残高ゼロでも買い物できる! 『au WALLET プリペイドカード』が劇的に便利に
キャッシュレス化が進む昨今。筆者も日頃の支払いはクレジットカードや電子マネーで済ませることが増えつつある。コンビニや駅売店などでのちょっとした買い物には電子マネーを使い、それ以外の高額な買い物にはクレジットカードを使うことが多い。現金も一応持ち歩いているけれど、使う機会はめっきり減った。
そんなauユーザーかつキャッシュレス派には特にうれしいニュースが届いた。KDDIが発行している「au WALLETプリペイドカード」にリアルタイムチャージ機能が追加されたのだ。
リアルタイムチャージとは、買い物時に残高が足りない場合、不足分がインターネット銀行「じぶん銀行」の普通預金口座からの自動引落しにより即時にチャージされるというもの。これによって、au WALLET プリペイドカードの残高がゼロの状態でも、「じぶん銀行」の普通預金口座の残高の範囲内であれば買い物できるようになり、au WALLET プリペイドカードがデビットカードのように(注)使えるのだ。不足分を銀行口座から自動的にチャージするのは世界初のこと。
※あくまでプリペイドカードへのチャージを行うものであり、デビットカードそのものではありません。
デビットカードとは、銀行の口座と紐付けられた決済用カードのこと。クレジットカードと異なり、買い物時に口座から即時引き落とされる。ゆえに使いすぎの心配が少なく、お金の管理がしやすいなどのメリットがある。
プリペイドカードは使うぶんだけ事前にチャージするので、使いすぎを防げる。しかし残高を適宜チャージする必要があり、ちょっと面倒なときもある。自動的にチャージが可能になれば、その煩わしさから開放されるということだ。
auユーザーである自分はau WALLET プリペイドカードを所有しているものの、実のところ最近はほとんど使用していなかった(そういう人も結構多いのではないだろうか?)。今回は、以前と比べてどれだけ便利になったのか、実際に使って調べてみた。
au WALLET プリペイドカードでリアルタイムチャージ機能を使う方法
au WALLET プリペイドカードのリアルタイムチャージ機能の使い方は以下のとおり。
まずはau WALLET プリペイドカードを用意。
続いて、au WALLETのアプリの「オートチャージ・出金の申し込み」からリアルタイムチャージの設定をする。
なお、リアルタイムチャージ機能を使うには、インターネット銀行「じぶん銀行」の口座との紐づけが必要。自分は持っていなかったので、これを機に口座を開設してみた。
口座開設の申込みはスマホのアプリでガイダンスに従って必要項目を入力するだけ。あまりの簡単さとスピーディさにちょっとビックリ。
そして、口座振替設定を行うことによりau WALLET プリペイドカードとじぶん銀行の口座を紐づけて、スマホのアプリで設定を済ませれば、リアルタイムチャージの準備完了。
リアルタイムチャージの設定で、オートチャージを行う「月間限度額」を設定すれば、使いすぎを防ぐこともできる。
リアルタイムチャージの設定が完了したところで、いざ買い物へ。改めて自分のau WALLETの残高をチェックしてみたところ、残高は183円だった。
この状態でいざコンビニへ向かい、買い物をしてみることに。ミントとガムをレジに持っていくと、「309円になります」と店員さん。au WALLETの残高が足りない。差額は126円。ちょっとドキドキしながら「au WALLETで」と伝え、au WALLET プリペイドカードを提示すると……ピピッと音が鳴り、買い物できた!
じぶん銀行のアプリをチェックしてみると、「126円 出金がありました」との表示が。
なお、じぶん銀行の口座残高は、au WALLETのアプリからも確認できる。「MENU」をタップすれば、サイドバーに口座残高が表示される。
そしてオートチャージを利用した旨のメールも来ていた。
買い物をしたことによってau WALLETの残高はゼロに。
その後、再びコンビニへ行き、au WALLETプリペイドカードで支払いしたところ、無事に決済できた。プリペイドカードの残高ゼロなのに買い物できる。ちょっと不思議な感覚だ。もちろん、使ったぶんだけ、じぶん銀行の口座から即座に引き落とされており、タダで買い物できているわけではないのだが。
そんなわけで、個別のチャージベースで管理するプリペイドの機能に加えて、じぶん銀行の普通預金口座に紐づけてリアルタイムチャージでデビットカードのように使える機能が加わったau WALLET プリペイドカード。プリペイドカードの残高不足での決済エラーがなく、リアルタイムチャージを行う「月間限度額」の設定を行っておけば使いすぎの心配を減らすこともできる。そのうえポイントも貯まる。これは思っていた以上に便利だ。
文:榎本一生
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