2018/01/22

オッサンだって「いいね」がほしい! 熟年男子の自撮り講座

猫も杓子もインスタをする昨今だ。ときにはオッサンだってする。しかし、オッサンのインスタは地味である。

昼に食ったラーメンや、居酒屋のお通し。場末の路地で見つけた変な看板。ウケるかなと思ってインスタに上げても、思ったほど「いいね」はつかない。自信に満ちたキメ顔で「ウェーイ」とやっている若者や、満面の笑みでキャピキャピと自撮りしている女子の写真が並ぶ華やかなインスタグラム上では、オッサンの写真は鈍色にくすんで見えるのだ。所詮、我々オッサンはインスタ映えするような世界の住人ではない。

……と、このようなことを話していたところ、「ふざけんじゃないよ」と憤った男がいた。基地とロックの街、東京都福生市出身。ロックをこよなく愛し、独自のダンディズムと少しの乙女心を胸に秘めたアラフィフオヤジの編集Oである。

オッサンにこそ、ポップな演出が必要だ

Oいわく、我々をオッサンたらしめているのは自己肯定感の低さだ。「どうせオッサンだから」と自虐ネタで守りに入るから、ますますしみったれていく。もっとキラキラした若者のように自意識を取っ払い、自然に自撮りできるようになれば、鈍色の世界も彩度が上がってポップになるはず。

生まれ育った福生の喫茶店にて、Oが持論を展開中。これがありのままのOの姿であることを念頭に、読み進めていただきたい

Oの話の要点を3行でまとめよう。

・オッサンだってインスタしたい。
・「キモい」じゃなくて「いいね」がほしい。
・自撮りもしたいけど、すっぴんはちょっと……。

この問題を解決すべく、今回使用したのがauの最新ラインナップ「HUAWEI nova 2」である。約2,000万画素のサブカメラと多彩な撮影機能を備えた、自撮りに最適なスマートフォン……ということだが、福生の街を歩きながら自撮り機能を試すことになった。駅前のダイソーで300円の自撮り棒と100円のミニ三脚を買うところからのオッサン自撮り入門だ。

ダブルレンズのメインカメラと、セルフィーを重視した約2,000万画素のサブカメラを搭載している「HUAWEI nova 2」。本体サイズは69 x 142 x 6.9mm、重量は143g。バッテリー容量は2,950mAhで、付属の充電器の使用により約100分でフル充電できる急速充電機能も搭載

まずは肝心の設定から。Oはわりと写真映りを気にする。若づくりしすぎるのもみっともないが、オッサンが高画質カメラで撮った顔面を人前にさらす以上、多少のアレンジ(補整)は必要だというのが、彼の主張だ。「HUAWEI nova 2」のサブカメラは顔の形状を3Dで認識し、自然で美しいポートレートに仕上げるという。加えて、目の大きさや輪郭などを項目別に調整できるビューティ機能「パーフェクトセルフィー」を搭載している。

どうせなら、美しく自撮りしたいのがオッサン心。

目を大きく、顔をスリムに設定中。

「HUAWEI nova 2」で撮れば、自然と笑顔に

このカメラ、なにがすごいって、最初に顔を登録して補整条件を設定すれば、撮影する自画像を自動で加工してくれること。Oが街中で撮った自撮り写真を見てみよう。

バーやスナックが並ぶ通りにて。ほどよい猥雑さも、うまいことボカしてポップに見せてくれる

この写真、あとからPhotoshopで加工したわけではない。ありのままのオッサン……というと嘘になってしまうが、画像の補整は撮影時に「HUAWEI nova 2」が勝手にやったことだ。背景のボケみも設定で調整できるので、ゴミゴミした路地や人通りの多い場所で撮影しても、オッサンをくっきりと主役に据えてくれる。

駅の周辺から多くのロックアーティストたちも通ったラーメン屋まで、自撮り棒を構えながら福生の魅力を力説するO。

喫茶店での仏頂面に比べて、笑顔が多いことにお気づきだろうか。これは笑っている写真をセレクトしたわけではなく、笑顔を検出して自動的にシャッターを切る「スマイルキャプチャ」という機能を使ったから。

オッサンはとかく格好をつけたがる。常にキャピキャピしている若者と違って、表情がぱっと明るくなるのは一瞬。「HUAWEI nova 2」は、オッサンの希少な瞬間を切り取ってくれるのだ。ちなみに、カメラに手のひらをかざしてシャッターを切る「ジェスチャー操作」という機能もあるほか、背面にシャッターボタンがあるので手持ちで自撮りするときにも使いやすい。

左/背面にあるシャッターボタン 右/こんな風にインカメラに手のひらをかざすとシャッターが切れる「ジェスチャー操作」では笑顔時以外のセルフィーに効果的

オッサン自撮りに哀愁はいらない

自撮り写真はワンパターンになりがちだ。とくに、オッサンがひとりで写る同じような写真ばかりが並ぶと、孤独と哀愁を感じさせてしまう。笑顔や手の動きで撮影する機能は、うまく使えばオッサンの悲哀をやわらげ、オリジナリティをアピールすることもできるだろう。たとえば、こんな感じ。

・ジャンプして、躍動感を表現する

「HUAWEI nova 2」を使った自撮りなら、オッサンに躍動感を加えられる。ちなみに背景に写るのは16号線の看板と、基地の米軍アパートだ。

ミニ三脚を使って、タイマーを3秒に設定。手を振って起動し、タイミングを合わせてジャンプした。脚が開かず甲本ヒロトのようにはいかなかったが、そこそこの躍動感は表せているのではないだろうか。ちなみに、オッサンになると反射神経が鈍るので100回くらい撮り直した。

撮影中。「HUAWEI nova 2」に手をかざして起動したあと、一歩下がってジャンプするのがポイントだ。

・独りメシを華やかに見せる

自撮り棒を使って、笑顔でパシャリ。

「HUAWEI nova 2」を三脚に立ててパシャリ。

オッサンインスタの定番である料理の写真。独りメシが多いオッサンの写真には、料理の皿しか写らないが、手ぶらで撮れる「HUAWEI nova 2」なら自分が食べているところを撮影できる。あたかも誰かに撮ってもらっているかのような演出も可能。ただ、お店に迷惑がかからないよう周囲には気を配ろう。

周囲の目が気にならなくなり、苦笑されても気づかないのはオッサンのよくない面だ。

オッサンの自己肯定感を高める効果も

「HUAWEI nova 2」を手に一日中街を歩き回って、気づいたことがある。自撮りの撮影取材といってもやっていることは、『吉田類の酒場放浪記』と『ちい散歩』を足して2で割ったようなオッサンくさい散策である。筆者に見えているOは、福生についてのウンチクを語るいつも通りのオッサンだ。しかし、あら不思議、Oの表情は撮影を重ねるごとに明るくなり、イキイキとしてくるのだ。

「HUAWEI nova 2」使用前/使用後

というのも、Oが丸一日自撮りしながら見ていたのは、「HUAWEI nova 2」の画面に映し出された自分の姿。普段よりひと回り目が大きく顔もスリムになり、肌ツヤもいい感じに補整されている。それを見続けているうちに、Oの脳内にある自分自身のイメージが美化され、自信がみなぎってきたのだろう。

筆者から客観的に見たOのイメージ。ニラ饅頭発祥の店「韮菜万頭」にて。

「HUAWEI nova 2」を通して補整された、Oの自己イメージ。

今回、実験を通して分かった「HUAWEI nova 2」のセルフィー機能の実力はこうだ。

①「ジェスチャーセルフィー機能」は、一人飲み、一人散歩の強い味方!
サブカメラに手をかざすだけでシャッターが押せるので、オッサン好みの一人飲み、一人旅、一人アクションカメラなど、簡単に自撮りできる。

②美肌効果がテキメンに!
「HUAWEI nova 2」に搭載されている「ビューティ補正」により、オッサンでもナチュラルな美肌効果でセルフィーが楽しめる。(もちろん写真上だけだが)

③セルフィーなのに背景ボケもでき、ポップな仕上がりに!
サブカメラでも流行りの背景ボケのあるポートレート風の自撮りが可能(「高品質モード」がOFFの時)。

上記の機能のほか、笑顔を感知してシャッターを切る「笑顔セルフィー機能」などもあり、「HUAWEI nova 2」は総じてオッサンたちが失いつつある「お茶目さ」を引き立たせる機能が満載なのである。

外見と内面のギャップが大きくなりすぎるといけないが、どうせ他人のインスタグラムなんて誰も気にしていないのだ。心のなかは暗いより明るくしておいた方が、周りの人だって「いいね」と言いやすくなるだろう。そう言った意味においても「HUAWEI nova 2」、新たなセルフィーライフへと誘ってくれる最強のスマホと言えるだろう。

文:TIME & SPACE編集部

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