2019/11/29

カーナビとiPhoneを連携する『CarPlay』とは? iOS 13での進化ポイントも紹介

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CarPlayと接続したクルマ

2019年9月に配信され、さまざまな新機能が追加された「iOS 13」では、Appleの車載システム「CarPlay(カープレイ)」も大幅なアップデートを遂げている。CarPlayとは、対応するカーナビやカーオーディオに接続することで、iPhoneやiPadが車内で最適化表示され、操作することができる機能だ。CarPlayの使い方やその進化ポイントなどについて、実際に使ってみてわかった便利な点を交えながら紹介しよう。

CarPlayとは、クルマでiPhoneを使うための機能

そもそもCarPlayは、クルマを持たないユーザーには馴染みがないかもしれないが、iOS 7.1以降を搭載するiPhoneとiPadに搭載されている機能だ。対応カーナビとiPhoneなどをLightningケーブルかBluetooth接続することで、ナビ画面にiOSが表示され、操作できる。

その特長は、iPhoneなどにインストールされている各アプリが、クルマでの操作に最適化されるというところ。車載用にインターフェイスが設計されており、iPhone本体を操作するより、直感的かつ安全に操作ができる。

豊富なアプリのラインナップも魅力のひとつ

対応アプリも幅広い。「ミュージック」「電話」「メッセージ」「カレンダー」など、日常的に使う純正アプリのほか、サードパーティー製の人気アプリにもが対応している。「Googleマップ」「Yahoo!カーナビ」「カーナビタイム」といった名だたるナビアプリが対応しているほか、「Spotify」「Amazon Music」「AWA」といったメジャーな音楽系アプリなども対応。ナビに選択肢があり、また普段使っているプレイリストをそのまま車内に持ち込めるのは便利だ。

iOS13からマルチタスキングが可能になった

CarPlayと接続したiPhone

iOS 12以前のCarPlayは、いわばiPhoneの“ミラーリング”で、ナビ画面とiPhoneでの操作がシンクロするものだった。たとえば停車時にiPhoneでショートメッセージをチェックするときにナビ画面でも過去のメッセージが映し出され、同乗者に履歴が丸見え……といった事態が発生していた。

しかし、iOS 13からはiPhoneなどの本体側と、クルマのナビ画面側で異なる操作が可能になっている。たとえば、ナビ画面ではGoogleマップを表示させ、iPhone側では停車時にメッセージをやり取りするといったことができるようになったのだ。

ホーム画面にダッシュボードを表示できる

CarPlayのホーム画面に表示されたダッシュボード

iOS 13からは、カーナビ側のホーム画面に複数のアプリを表示できるようになっている。これまではアプリアイコンが羅列されていただけだったが、純正の地図アプリ「マップ」と、よく行く行き先、「ミュージック」のプレイヤーのほか、直近で使ったアプリをサイドに表示できる。

また、右下のアイコンをタップすれば、従来通りのアプリアイコン画面が表示される。より車内での仕様に特化して使いやすくなった印象だ。

ドライバーの好みにあわせた細かい設定が可能に

CarPlayの設定画面

また、iOS 13以降のCarPlayでは、ドライバーの好みに合わせた機能設定が細かくできるようになっている。iOS 12以前はできなかった、「運転中の通知を停止」が選べるようになったほか、周辺の光量にあわせて、外観を白基調の明るい表示からダークモードへの自動切り替えが選べるようになり、使い勝手が向上した。

Siriとの親和性がアップ

CarPlayのダッシュボード画面

もちろん、Siriとの連動も可能だ。従来は車側のステアリングスイッチに連動してSiriを立ち上げていたが、今回からはおなじみの「Hey Siri」という発話で起動できるようになった。さらに、サードパーティー製のアプリとSiriの連携も強化。この仕様変更により、これまで以上に運転時の安全面に寄与している。

各種アプリが、よりわかりやすく機能的に進化

CarPlayのダッシュボード画面

ミュージックは細かい階層へのアクセスが容易になったほか、これまではテキストと背景にぼんやりとアートワークが表示されていた程度だったが、アルバムアートワークがしっかりと表示されるようになった。

また、カレンダーが当日の予定を表示してくれる。行き先などを事前にiPhone側で入力しておけば、ナビ開始までの手順を大幅に短縮できる。

CarPlayのダッシュボード画面

そして、肝心かなめのマップの表示も改善され、検索ボタンやよく使う項目などが表示されるようになった。交差点の情報なども細かく表示され、ナビ機能は確実にパワーアップしている。

その使い勝手は、従来ナビとは一線を画す

視認性と操作性に磨きをかけたCarPlayは、iPhoneでできることを安全かつストレスなくクルマに搭載するという独自の進化を遂げている。CarPlayに対応したナビは自動車メーカー純正として続々搭載されている。

据え置き型のカーナビと同等以上の役割を担いながら、iPhoneならではの使い勝手を体感できることができるCarPlay。クルマやナビが対応しているようであれば、ぜひ利用してみてほしい。

文:吉州正行

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