2019/06/27

「やめてください!」万が一の状況で役立つiPhone・AndroidのSOS機能&防犯アプリ

  • 115
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

普段気をつけていても、事件や事故、痴漢など、日常に潜む危険は多い。万が一自分が巻き込まれそうになった場合、手元にあるスマホの活用法を知っておくだけで、その後の被害を少なくできる可能性がある。

たとえば、標準搭載されている緊急SOS機能で緊急連絡先へすぐに知らせたり、瞬時に防犯ブザーを鳴らしたりできる。また、気を失ってしまってもスマホのヘルスケア情報を利用して血液型や服用中の薬などの情報を医療関係者に伝えることも可能だ。

そこでこの記事では、非常時に役立つスマホの標準機能や防犯アプリなど、もしものときに役立つ対処法を紹介する。

【目次】

緊急時に警察や救急、家族に最短で通報する方法

【iPhoneの場合】
iOS 11以降のiPhoneには、「緊急SOS」という標準機能が搭載されている。

【緊急SOSの鳴らし方】
・iPhone 8以降
   本体右側の「電源ボタン」本体左側の「どちらかのボリュームボタン」を同時に長押し
・iPhone 7以前
   電源ボタンを素早く5回押す

上記の動作を行うと、「緊急SOS」「メディカルID」というバーが出現。この機能は、iPhoneがロックされていても機能する。

iPhone 緊急SOS

このうち、「緊急SOS」を左から右に向かってスワイプすると、「警察 110」「海上保安庁118」「火事、救急車、救助 119」が表示され、タップで通報することができる。

iPhone 緊急SOS

もうひとつの「メディカルID」には、名前や血液型、服用中の薬、緊急連絡先などを登録しておくことが可能だ。詳しくは後述するが、緊急連絡先に家族などを登録しておくと、緊急SOSで消防などに通報したあとキャンセルをしない限り、指定の緊急連絡先にiPhoneの現在地を知らせるテキストメッセージが送信される。

位置情報サービスがOFFの場合でも一時的にONになり、所在地が変わるごとに最新の位置情報が緊急連絡先に送信されるので、病院に搬送されるようなケースにも有効だ。

なお、位置情報の共有が行われているときは、緊急SOSから24時間、4時間おきに共有を停止するかどうかのリマインダーが表示される。共有を停止する場合は、ステータスバーから「緊急時の位置情報の共有を停止」を選択しよう。

ちなみにロック画面に表示される「緊急」をタップすることでも、110、118、119に通報をしたり、メディカルIDを表示させたりできる。

iPhone 緊急 メディカルID

【Androidの場合】
Androidの場合は、機種ごとに若干機能は異なるが、基本的に「緊急通報」機能が搭載されている。ロック画面のPINやパターン入力の画面に表示される「緊急通報」をタップする手順はどの機種でも共通だ。ダイヤル画面が表示され、事前に登録した家族などの緊急連絡先と、110、118、119に通報できる。

Galaxy 緊急通報

ロック画面から「緊急通報」を選択。画面にはユーザーが設定した緊急連絡先が表示されるほか、テンキーをタップして110、118、119に通報できる。

また、機種ごとに独自のSOS機能が搭載されている場合もあり、たとえばGalaxyには「SOSメッセージ」という機能がある。事前に設定しておけば、電源ボタンを素早く3回押すだけで、登録した家族などの連絡先に「助けてください」のメッセージと現在地がテキストで送られる。不測の事態が発生した際、もっとも早く伝える方法だろう。

ただし、電源ボタンの2回押しにはカメラの起動が割り当てられている。カメラを使うつもりで3回押ししないように注意しておきたいところだ。

具体的なGalaxyの「SOSメッセージ」設定方法は下記の通り。

「設定」>「高度な機能」>「SOSメッセージを送信」を選択。

Galaxy 一般管理 SOSメッセージ

ONにするには、最低1カ所、メッセージの送信先を登録する必要がある。連絡先から選ぶか、手動で入力しよう。

Galaxy 一般管理 SOSメッセージ

痴漢には1タップで大音量ブザー。警視庁の防犯アプリ「Digi Police」

夜道で危険を感じたり、電車内での痴漢被害などにあったとき、怖くて助けを求められない可能性もある。そういったときに役立つのが、警視庁犯罪抑止対策本部が公開している防犯アプリ「Digi Police」(iOS/Android 無料)だ。

警視庁 防犯アプリ Digi Police

このアプリは「防犯ブザー」「痴漢撃退機能」「犯罪・不審者情報・対策などのコンテンツ配信」という3つの主な機能がある。

「防犯ブザー」「痴漢撃退機能」はその名のとおりの機能で、1タップで大音量の防犯ブザーが鳴らせるほか、痴漢撃退機能では「やめてください」の音声が再生される。アプリを立ち上げて、左下のメニューが「防犯ブザー」、右下が「痴漢撃退」だ。

警視庁 防犯アプリ Digi Police

画面表示後、タップをすると防犯ブザーはブザー音、痴漢撃退機能では「やめてください」の音声を再生。どちらもマナーモード中でも音が出るので、スマホをポケットの中に入れているときの誤動作には注意しよう。

警視庁 防犯アプリ Digi Police

「痴漢撃退機能」については、満員電車の中などで「やめてください」の音声を流すことに恐怖感や抵抗があるケースにも考慮されており、上の画像のとおり画面に大きく「痴漢です 助けてください」と表示されるため、この画面を周囲の人に見せることによって救助を求めることができる。

また、東京都限定となるが、自分や家族の活動地域などを「マイエリア」として登録しておくと、その地域で起きた事件(特殊詐欺入電情報、強盗、ひったくり、通り魔、子どもを狙った不審者、公然わいせつなど)の最新情報を表示。実際にマイエリア内で起きた被害情報、不審者情報を対策方法とともに通知してくれるため、仕事や学校の帰り道などに防犯対策を取りやすく心強い。

警視庁 防犯アプリ Digi Police

このほか、詐欺の手口などの知識や子どもと女性の安全対策などのコラムも掲載されていている。防犯に関する最新の知識を得ることができるので、一読することをおすすめする。

家族全員の位置情報を共有して、スマホで「見守り」する方法

子どもが今どこにいるのか、家族と連絡がつかない……、スマホにはそんなときに家族の位置情報を確認する機能が備わっている。

【iPhoneの場合】
家族が全員iPhoneの場合、ファミリー共有で「位置情報の共有」が可能。あらかじめ設定しておけば、家族の現在地をいつでも確認できる。

iPhone ファミリー共有 位置情報の共有

家族のなかで管理者を決め、管理者のiPhoneでホーム画面から「設定」>いちばん上の「ユーザー名」>「ファミリー共有」から家族を追加。各iPhoneで、「ファミリー共有」設定画面の下部にある「位置情報の共有」をONにする。

iPhone ファミリー共有 位置情報の共有

これで標準アプリである「友達を探す」アプリから家族の位置情報が確認できるようになる。

iPhone 友達を探す

また、「友達を探す」アプリ上で家族の名前をタップし、画面上部にある「自分に通知」をタップすると、その家族が特定の位置から「出発時」または「到着時」に通知を受け取ることができる。

この通知を受け取る位置情報を学校や塾、駅などに設定しておけば、アプリを立ち上げなくても家族が移動したことが確認でき、安心につながるだろう。

iPhone 友達を探す

【Androidの場合】
同様に、Androidの場合は「Google マップ」の「現在地の共有」機能で位置情報を共有できる。こちらはiPhoneでも利用可能だ。

Google Map 位置情報の共有

「Google マップ」を起動し、左上の三本線のマークをタップ。「現在地の共有」を選択し、共有したい相手にリクエストを送り、承認してもらうと、お互いの現在地がマップ上に表示されるようになる。

Google Map 位置情報の共有

ただしGoogle マップの場合、位置情報を共有したい時ごとに相手にリクエストを送って承認してもらう必要があるため、常に見守りができるわけではない。Androidの場合は、「Life360」や「Zenly」など、位置情報共有専用のアプリも検討できる。

誰かを助けられる可能性も。医療情報の表示方法

iPhoneやAndroidには、いざというときに緊急連絡先や血液型などの医療情報を表示する機能が備わっている。万が一の場合に備え、自分の情報を登録しておくといいだろう。

なお、機種によっては緊急連絡先に電話番号のほか住所まで登録できるものもあり、こういった情報もスマホのロックを解除せずに表示することができる。緊急時にどこまで個人情報を開示するのか、十分に検討したうえで登録するとよいだろう

【iPhoneの場合】
医療情報は「ヘルスケア」アプリの「メディカルID」から登録できる。右上の「編集」をタップして各種情報を登録していこう。なお、このときに編集画面上部の「ロック中に表示」をONにするのを忘れずに。

iPhone メディカルID

メディカルIDを表示する方法は、緊急SOSを表示する場合と同じ操作だ。

【メディカルIDの表示の仕方】
・iPhone 8以降
   本体右側の「電源ボタン」本体左側の「どちらかのボリュームボタン」を同時に長押し
・iPhone 7以前
   電源ボタンを素早く5回押す

すると、「緊急SOS」「メディカルID」が表示されるので「メディカルID」をスライドすればOK。

iPhone メディカルID

【Androidの場合】
Androidの場合、登録方法は機種により異なる。Android標準では、「設定」>「端末情報」>「緊急時情報」から登録が可能。Galaxyの場合は連絡先アプリから登録でき、自分の名前をタップするとプロフィールの編集画面最下部に、医療情報の項目がある。タップすると血液型や服薬中の薬などの医療情報を登録できる。

Galaxy 緊急時情報 医療情報

Androidの医療情報の表示方法も緊急通報の場合と同じ操作だ。機種によって画面は異なるが、基本的にはロック画面で緊急通報を選択すれば、「医療情報」や「緊急時情報」という項目が表示されるので、それをタップしよう。

Galaxy 緊急時情報 医療情報

自分では気をつけているつもりでも、いつ巻き込まれるかわからない事件や事故。できれば実際に使う機会がないことを祈るばかりだが、万が一自分や家族が危険な目に遭ってしまったとき、今回紹介した機能が役立つ可能性がある。いざというときに瞬時に操作できるよう、各機能の操作を家族と一緒に時々おさらいするとよいだろう。

文:山本竜也

  • 115
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

おすすめキーワード

今月のプレゼント

SNSでも最新情報をお知らせ!
CLOSE

さん