2019/05/02

iPhone『ヘルスケア』アプリの基本機能と使い方 体重や栄養管理から睡眠まで

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ヘルスケアアプリを開いたiPhoneとAppleWatch

iPhoneの標準搭載アプリのなかには、意外と知られていなくても、利用者からは圧倒的な支持を受けているアプリがある。そのひとつが「ヘルスケア」アプリだろう。

「ヘルスケア」アプリ iOS 8から標準で搭載されている「ヘルスケア」アプリのアイコン

「ヘルスケア」は、その名の通り「健康管理」ができるアプリだ。しかし、その“管理”の幅は実に広く深い。そこでどんなアプリなのか、基本機能とともにポイントを説明していこう。

「ヘルスケア」アプリって?

まずはアプリの概要について。
ヘルスケアアプリでは、以下の機能が利用できる。

①アクティビティ
②睡眠
③マインドフルネス
④栄養

ヘルスケアデータ

各項目ともiPhoneが自動で計測したり、自身で入力することによって管理することができる。さらに、ユーザーのモチベーションアップのためのリマインド通知など、「三日坊主」にならないよう背中を押し続けてくれるのだ。

それでは、機能を見ていこう。

初期登録方法

まずは、アプリのはじめ方。登録なしでも使える機能もあるが、アプリの機能をしっかり使うには、最初にメディカルIDの登録が必要だ。iPhoneのアクティベーションにApple IDの入力が必要であるように、ヘルスケアを使うためには自分の体のことを正確に(正直に)入力する必要がある。

登録内容は、性別に年齢、身長や体重に加え、アレルギーや現在服用している薬、血液型など。これは万が一のSOSの際に迅速に対処するために必要なものでもあるので、事故に遭遇したり、急に倒れてしまったりしたときを想定し、「医療メモ」の項目には気になることを入力しておこう。

メディカルIDの登録

ヘルスケアの便利機能

では、ここからは、具体的に各項目を紹介しよう。

①アクティビティ

もっとも使う機会が多いであろう「アクティビティ」は、ひと言でいえばiPhoneが“歩数計”のような動きをしてくれる機能。歩数計との最大の違いは、iPhoneにはGPSと精度の高いジャイロセンサー(角速度センサー)が搭載されていることで、歩数や移動距離だけではなく、細かい行動まで記録されるというところだ。

たとえば、歩いた歩数や階段を上った階数などは通常の万歩計では「歩数」だけが計測されるのに対し、iPhoneではジャイロセンサーのおかけで階段の昇降なども計測できるため、正確な運動量が計測できる

ヘルスケアのアクティビティ

②睡眠

ヘルスケアが計測してくれるのは運動ばかりではない。

あらかじめ設定した時刻に就寝を呼びかけ、起床時間になるとアラームが鳴る、iOSに標準搭載されている「ベッドタイム」を使うなどして、睡眠時間を毎日記録できるのだ。ほかにも睡眠管理や高性能のアラームなど各種アプリがリリースされており、それらをヘルスケアと連携させることで、健康な睡眠状態を保つ手助けをしてくれる

ヘルスケアの「睡眠」

③マインドフルネス

「マインドフルネス」は、いわゆる瞑想のこと。この機能は、瞑想した時間を記録することができるというもの。瞑想する際の呼吸や心のリセットを手助けするちょっとしたガイド機能、すなわち頭をスッキリと整えてくれるメソッドの数々も備えられている。

ヘルスケアの「マインドフルネス」

たとえばApple Watchを付けていると、定期的に「呼吸」アプリが深呼吸を促してくれる。画面表示と手首のタップに従ってリラックスを得られるのだが、そのデータを蓄積してくれるのだ。ただ瞑想だけしようとしてもなかなか続かないが、アプリで記録されることで、あらためてその効能を知るきっかけにもなるかもしれない。

Apple Watchの「マインドフルネス」の表示例

④栄養

「栄養」では、普段の食事の摂取カロリーや炭水化物量、カフェインの量なども入力することで食事のバランスが記録できる

各種アプリと連携し、食べた食事や食材を入力することで、どの栄養素をどのタイミングでどれだけ摂取したかがわかる。足りない栄養素や摂りすぎの栄養素を把握できるほか、ダイエットやボディメイクのため食事改善にも役立つ

ヘルスケアの「栄養」の表示例

Apple Watchがあれば、さらに精度の高い計測が可能に

ポケットやバッグの中に入れておくことが多いiPhoneに対し、腕に着用する「Apple Watch」は強力な「計測装置」として機能し、「アクティビティ」の記録などを補助してくれる。腕の振りから歩いているのか。走っているかを判別し、脈拍を計測するほか、防水機能を備えているため、水泳時でも正確に運動量を記録することができるのだ。

スタンド(1時間に1分以上立って動いている)時間やエクササイズ時間なども管理できるほか、消費カロリーを安静時消費エネルギーとアクティブエネルギーに分けて管理でき、毎日の正確な運動量を蓄積してくれる。その情報は瞬時にヘルスケアからiCloudに保存され、データベース化される。

Apple Watchとヘルスケアの連携

ヘルスケアの可能性を広げる連携アプリやガジェットも多数

Apple Watchのみならず、ほかにも連携できるガジェットは体組成計や体重計、エクササイズマシンやスニーカー、枕に至るまで、多彩にある。

連携できるアプリも豊富だ。エクササイズを計測できるアプリひとつとっても、各種スポーツメーカーが提供するもの、ランニングコースがひと目でわかるもの、友だちと競いあえるものなど、App Storeには目移りするほどのラインナップが揃う。さらに、ダイエットアプリや医療ログアプリ、睡眠管理アプリなど、ヘルスケアと連携できるアプリは無数にあると考えてもらっていい。つまり、あらゆるユーザーのニーズに応えてくれる健康管理方法があるということだ。

iPhoneを持つこと=専属スペシャリストを“雇っている”ということ

これだけ豊富な管理項目は、それこそトップアスリートクラスでなければ使いこなせないほどの綿密さと網羅性といえる。裏を返せば、トップアスリートの使用に耐えうるレベルのクオリティが標準アプリとしてiPhoneに備わっているということなのだ。

普段、使わないからといって、侮ることなかれ。その気になれば、あなたのパートナーとして健康を管理し、あなたの専属トレーナーのようにエクササイズを見守ってくれ、ときには命の危機を救ってくれるかもしれない。健康管理のスペシャリストが、ホーム画面のどこかで、ずっと待っていると考えれば、利用しない手はないだろう。

文:吉州正行

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