2019/02/27

AIスピーカーの進化系『スマートクロック』のオススメ4選 長所や使い方を徹底解説

声で指示するだけで調べ物や、ニュースや音楽の鑑賞、家電のコントロールまでできてしまうAmazon EchoやGoogle HOMEといったスマートスピーカー。日本でも急速に普及しているこのIoT機器に、発想の転換ともいえる新しい“カタチ”が登場し、注目を浴びている。

それが「スマートクロック」と呼ばれる置時計・壁掛け時計型となったスマートスピーカ—だ。時計の形と機能を備えているから、もともと時計が置いてあった場所にリプレイスするだけ。ベッドサイドやリビングなど生活のなかで慣れ親しんだ時計の位置はそのままに、その時計が腰を抜かすほど進化した、と思えばいい。

「スマートスピーカーを家のどこに置くか」は地味にユーザーを悩ませる問題だ。また、部屋にモノが増えることに抵抗感があるという人もいるかもしれない。そこで円筒型のスピーカータイプではなく、時計タイプにすれば生活により取り入れやすい、というわけだ。

この記事では時計の機能にこだわった4つの「スマートクロック」と、IoT機器としてそれぞれどんなことができるのかを紹介していきい。

ベッドサイドに最適! 音楽を流し、家電も操作できるスマートクロック
「Lenovo Smart Clock」

レノボの「Lenovo Smart Clock(レノボ スマートクロック)」は、Google Assistantに対応した置時計型のデバイス。1月にラスベガスで開催されたテクノロジーイベント「CES 2019」で発表されて話題になり、「スマートクロック」の火付け役となった注目のアイテムだ。

Lenovo Smart Clock

同社は昨年スマートディスプレイを発表していたが、米国ではスマートスピーカーのユーザーの68%がアラームやタイマーとして利用しているという事実からか、コンパクトでベッドサイドに置いてもじゃまにならない4インチのタッチパネルを搭載した置き時計タイプを新発売。本体全体がやわらかなファブリックタッチのカバーで覆われていて、余計なスイッチもなくシンプルなデザインだ。

Lenovo Smart Clock

Googleアシスタントを備えていて、「OK Google」の呼びかけから「電気を消して」「明日のお天気は?」などの音声コントロールや音楽を聴くこともできる。目覚まし時間にあわせてゆっくり画面が明るくなり、アラーム音もだんだん大きくなるという本来の置き時計としての機能もきちんと備えていて、背面にあるUSBポートでスマホの充電ができるのもうれしい。日本での発売は今のところ未定だが、米国では2019年春から販売を予定している。

商品名/Lenovo Smart Clock
メーカー/Lenovo
価格/79.99ドル(およそ8,800円)

Google AssistantとAlexaに両対応の多機能クロック!「LaMetric Time」

こちらの「LaMetric Time(ラ・メトリック・タイム)」はコンパクトなボックスにカラフルでかわいいピクセルアートで時間やメッセージを表示できる置き時計型のスマートクロック。

LaMetric Time

GoogleアシスタントとAlexa、そしてIoTをコントロールできるIFTTTに対応しており、アラームやタイマー以外に、お天気やニュースの表示、SNSやメールの通知をするメッセージボードしても使えるほか、スマート家電のコントロールも可能だ。1日のなかで何度も確認する時計だけに、時間以外のさまざまな情報をひと目で把握できるのは嬉しい。

本体の両側にスピーカーとスイッチ、上にはコントロールボタンがついているが、全体的にシンプルで誰でも簡単に使えるのがポイント。アイコンは本体をセッティングする専用アプリから追加でき、誰からメッセージが送られてきたかすぐにわかるようにカスタマイズもできる。多機能で便利なこちらのアイテムは家電量販店やオンラインショップで購入可能だ。

LaMetric Time

商品名/LaMetric Time
メーカー/LaMetric
価格/24,732円(税込)

専用アプリでGoogleカレンダーと連携「リンクタイム」LT10

日本のキングジムが発売するスマートプログラムアラーム「リンクタイム」LT10は、Wi-Fiでスマホやパソコンからリモートでアラームが設定できるデジタル時計だ。

リンクタイムLT10

スマホの専用アプリやWebからGoogleカレンダーと連携してさまざまな設定ができ、スケジュールやタスクを音声でお知らせしてくれるほか、天気予報や予定を読み上げてくれる。これらの機能により、たとえば重要なタスクがあるときにあらかじめテキストを入力しておけば、翌朝アラームとして音声で再生され、うっかり忘れの防止になったり、当日の予定を起床から把握できるので、スマートに1日をスタートできる。さらには外出先からスマホでアラームをオフにすることもできるので、出張や旅行でうっかりアラームを切り忘れても安心だ。

また「Googleアシスタント」と連携しており、Google HomeやスマホのGoogleアシスタントアプリに呼びかけることでもリンクタイムをコントロールできる。声でアラームを止めたり設定したりとハンズフリーで操作ができるので、朝の忙しい時間や家事などで手が離せないときには助かる機能だ。今後はAmazonの音声アシスタント「Alexa(アレクサ)」にも対応予定。

商品名/スマートプログラムアラーム「リンクタイム」LT10
メーカー/株式会社キングジム
価格/13,200円(税抜)

リビングの掛け時計でスケジュール管理を「Glance Clock」

こちらの壁掛け時計風の「Glance Clock(グランスクロック)」はスマホとBluetoothでペアリングしてさまざまな情報をLEDで表示するIoTデバイスだ。壁掛けタイプなので、置き場所も迷わない。

Glance Clock

おもしろいのがその表示方法で、GoogleカレンダーやiCal(Appleのカレンダー・スケジュール管理用のアプリケーション)と連携し、その日のスケジュールが文字盤のLEDの色分けによりざっくりと表示されるので、直感的にスケジュールがわかるのが非常に便利だ。スケジュール上の変更にも瞬時に対応し、ToDoやアラームは光とメッセージでお知らせしてくれるため、うっかり時間を忘れてしまいがちな人や、さまざまな予定が入り組む多忙な人にはぴったりだ。

また、着信通知や天気予報、タイマー、スマートデバイスと連携して外の気温を表示したりすることもできる。特に着信通知は、スマホをマナーモードにしていたりカバンにしまっていて着信に気が付かない場合にも、壁掛け時計が光ってお知らせしてくれるため、取り逃すことも減りそうだ。

通知は英語のみだが、表示される英文も簡単なのであまり問題はなさそうだ。アイコンや絵文字も表示できるのでわかりやすく、表示盤全体が明るさにあわせて自動で調整される機能もあり、インテリアとしてもおしゃれ。2019年2月下旬から3月中旬に日本でクラウドファンディングを開始し、アプリや説明書も日本語に対応する予定だ。

商品名/Glance Clock
メーカー/Glance Tech
日本正規販売代理店/株式会社ビーラボ
価格/未定(海外では199ドル)

日常生活に欠かせない時計と、スマートスピーカーの機能の機能をあわせ持ったスマートクロックは、生活をより便利で快適にすることができる。新生活のスタートに合わせて時計を買い替えようと思っている人は、候補のなかにスマートクロックを入れてみてはいかがだろうか。

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文:野々下裕子