2018/11/21

ランドローバーが発表した「ドローン搭載SUV」が格好良すぎ! 人命救助の分野で期待

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ドローンが活躍する場はどんどん拡がり、国際救助隊としての活動も担うようになってきた。

オーストリア赤十字とランドローバーが共同開発した「Project Hero」は、災害地の調査や探索を行うドローンをルーフ部に搭載する特別仕様車で、SUVのランドローバー ディスカバリーをベースに独自に改良されている。2017年春に開催されたスイスのジュネーブモーターショーで初めてコンセプトカーを発表してから改良や試験運転が続けられ、2018年10月にパリのモーターショーで再び公開され、話題になった。

ランドローバー Project Hero

ポイントは、セルフセンタリングと磁気リテンション技術を統合した世界初のシステムで、現場に向けて走行中でもドローンを自動で離発着できるようになっている。Project Heroで公開されているビデオでは、SUVのルーフがスライドするとドローンのイラストが描かれたドッキングベースがあらわれ、そこへふわりとドローンが着陸する姿が紹介されており、まるでサンダーバードのようなカッコ良さである。

ランドローバー Project Hero

ドローンは上空から現場を観察し、隊員らを補佐

搭載されるドローンは8つのローターを備えた特別仕様機で、隊員らが現場で迅速な救助活動を行えるよう、主に現場を撮影してさまざまな情報を収集し補佐をする、さながら式神のような役割を果たす。搭載されているサーモカメラは440m離れた人を感知し、1,000m離れた車両に乗っている隊員達に居場所を伝えることができる。

バッテリーと搭載された各種センサを含めて5.5kgの重量を運ぶパワーがあり、飛行時間は約20分だが、もちろん予備のバッテリーや充電器はSUVに備えられている。

ランドローバー Project Hero

山岳地帯や雪原など厳しい環境でも活躍

操作性も優れていて、クルマのフロントのナビゲーター用モニタ画面でドローンからの映像を確認できると同時に、タッチスクリーンから項目をタップして指令を出したり、追跡したい対象をロックオンしてモニタリングしたり、正確な座標を検出することも可能だ。山岳地帯や雪原など条件の厳しい場所でもSUV同様に対応でき、迅速な救助活動を支援する。

ランドローバー Project Hero ドローンから映している映像

ランドローバーは赤十字社に1954年から120台以上の車両を提供しており、今後も必要であれば、Project Heroのような特別車両の開発を続け、世界各地に提供していくとしている。あわせて搭載するドローンも改良され、さらに先進的な機能を備えた機体になっていくだろう。

また、KDDIでも携帯通信ネットワークを利用した遠隔制御によって長距離飛行を実現する「スマートドローン」の開発に取り組んでおり、山岳地帯での遭難者探索や被災地での物資の配達など、救助現場での活用を検討している。

ドローンの活躍の幅は、国内外問わず今後も広がっていくだろう。

文:野々下裕子

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