iPhoneでテレビ視聴！ Lightningコネクタに接続するだけ『サイトスティック』を試してみた

YouTubeなど動画サイトの大流行の影響で、「若者のテレビ離れ」なんてことが言われて久しいが、スポーツ中継や話題のテレビ番組、ドラマなど、見逃したくないテレビ番組は確実にある。

現在はネット上やスマホのアプリを使って「リアルタイム配信」や「見逃し配信」をするテレビ局も増えてきているものの、すべての番組が視聴できるというわけではない。

そこでおすすめしたいのが、スマホでテレビ放送を視聴できるデバイス「サイトスティック（Xit Stick）」だ。

ピクセラ「サイトスティック（Xit Stick）」※写真は「XIT-STK200」

サイトスティック「XIT-STK200」は、iPhoneやiPadのLightningコネクタに接続するだけでテレビモニター同様の高解像度のフルセグ・ワンセグ視聴ができる（フルセグが受信できない環境では、自動的にワンセグに切り替わる）。

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今回は「XIT-STK200」を実際に使ってiPhoneでテレビを見てみた。

使い方はアプリをダウンロードし、本体をスマホに接続するだけ

本体は電池や充電が必要ない

起動するためにはまず無料の専用アプリをダウンロードする。対応OSはiPhoneおよびiPad（iOS 10／11）だ。

アプリのセットアップも非常に簡単。テレビ放送を受信するために本体をiPhoneのLightningコネクタに接続し、必要な受信地域などの設定後、自動的にチャンネルスキャンが開始され、すぐにテレビ番組を視聴できるようになる。

サイトスティックの大きさは、W:47.8×D:約31×H:9.1mm、重さは約15gと非常にコンパクトで軽量。カバンやポケットに入れておけば、どこに持っていっても邪魔にならない。

サイトスティックを使って、どこでもテレビを視聴！

視聴方法は通常のテレビとほぼ同じで、見たいチャンネルを選べばそのままスマホ画面にテレビの映像が表示される。地上デジタルの電波をチューナーで受信しているので、データ通信量などを気にする必要はなく、テレビの電波さえ受信することができればいつでもどこでもテレビ番組を視聴することが可能だ。

視聴してみたが、iPhoneの性能の高さもあって、特にフルセグ視聴時の画質はとてもきれい。また、Bluetoothイヤホンやヘッドホンにも対応しており、移動中の電車の中での視聴も周囲に気兼ねなくできる。

キャンプ場に持参して視聴。ちょうどサッカー世界大会の中継が放送されている晩だったので、テレビのない屋外でもリアルタイムでテレビが視聴できて友人たちと大盛り上がり！

バッテリー消費量が気になるところではあるが、筆者が実際に使用してみた結果、約100分使用してもわずか4％しか消費しておらず、消費率は低めだった。電波環境や使用状況によるかもしれないが、今回はバッテリーの消費は気にならなかった。

サイトスティックにはほかにも便利な機能がある。

ひとつは視聴中のテレビ番組を録画できる機能。画面右上の録画ボタンを押すとすぐに番組を録画することが可能で、録画した番組はアプリ内に保存されていく。

録画再生では未視聴分の番組が「最新」のカテゴリに表示される。ただ、録画中はアプリを落とせないので注意

もうひとつは、縦型で視聴する際に使える「ながら見」だ。この機能は、iPhoneを縦型で視聴する際、画面下にブラウザを表示させることができるというもので、テレビ番組を観ながらインターネットも楽しむことができるというもの。テレビの内容で気になった情報を検索したり、友人や家族とテレビを見ながらSNS上で会話することが可能だ。

画面上部でテレビ番組を流したまま、画面下部でインターネットが使用できる

災害時の備えとしても

また、災害時には家のテレビが観られなくなることもある。1台用意しておけば、停電していてもスマホのバッテリーさえあればテレビを観ることができる。万が一の備えとしても役に立ちそうだ。

本製品はiPhone、iPad向けだが、Android端末やWindows、MacのUSBポートに挿して使用できる「XIT-STK100」もあるので、iPhone、iPadを使用していない人はそちらも合わせてチェックしてほしい。

商品名／XIT-STK200
メーカー／ピクセラ
価格／オープン価格（市場価格は13,000円弱）