TS 文化部

2017/05/25

【ネット系女子!】「キムチが見つからない悲しみ」を歌に込めたら500万回再生! 足立佳奈さん

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いまどきのネットを騒がせている女性たちを紹介する「ネット系女子!」。19回目はシンガーソングライターの足立佳奈さん。

12万5,094件の応募があったLINEオーディションでグランプリを獲得し、現在はLINEバイトのCMなどで活躍中。

Twitterに投稿したオリジナルソングを歌った15秒動画がネット上で話題に。現在まで合計約500万回以上の再生回数を記録し、SNSでは彼女の歌を真似たフォロワー動画も数多くアップされています。

また、今年4月にオリジナルソングのロングバージョン「キムチ~笑顔の作り方~」をLINE MUSICで配信し、デイリーランキング1位。今人気急上昇中の足立さんに、音楽を始めたきっかけや将来の目標をうかがいました。

キムチが見つからない悲しみを歌に込めて

――まずは簡単な自己紹介をお願いします。

「足立佳奈、17歳です! 好きな食べ物は白いご飯。ミュージカルが大好きで、音楽は色々なジャンルを聴きます。昔野球をやっていたので、スポーツも大好きです。スポーツテストで50m走6.8秒をマークして学年トップになったこともあります。これ、ちょっとした自慢です(笑)」

――「キムチ~笑顔の作り方〜」の歌、若い人たちのあいだで流行ってますね。曲ができたきっかけは?

「キムチを食べたくて冷蔵庫を開けてみたんですが、なくて。悲しくなって、思わずギターを持って鏡の前で『キムチ〜、キムチ〜』って口ずさんでいたんです。ふと鏡を見たら、悲しいはずなのに笑顔になっている自分がいて。『キムチって言えば、笑顔になれるんだ!』って感動して、その気持ちを歌にしました」

「『キムチ』って言うと、口角がキュッと上がるんです」

――今では若い子たちが足立さんのキムチの歌を真似して、SNSに動画を投稿していますね。

「そうなんです。色々投稿してくれて、すごく嬉しい。夢みたいだなって思います。特に印象に残っている動画は、野球部の男の子たちがメガホンを持って、野球の応援歌としてキムチの歌を歌ってくれたもの。しかも公式試合なんですよ! もう嬉しすぎて、見た瞬間思わず号泣してしまいました(笑)」

気持ちが動いたときが曲づくりのタイミング

――歌を始めたきっかけは?

「小学生のとき、友達とうまくいかなくて寂しい思いをしていた時期があったんです。そんなとき、縁があって市の合唱団に入団しました。そこで歌うことの楽しさを知って、気持ちが救われたというか。歌が心の支えになってくれました。それから歌がより好きになって、積極的に歌うようになったんです」

――ギターを持って鏡の前で歌うクセがあるそうですね。

「あはは、そうなんです。そうすると、なんか落ち着くんですよね。私が歌いたくなるときって、悲しかったり嬉しかったり、自分の気持ちが大きく動いたときなんですよ。その瞬間の想いをすぐ曲にしたいと思ったときに、どこにでも持っていけるギターがぴったりだったんです」

――では、Twitterにアップしている15秒動画には足立さんからの想いが込められているんですね。

「そうですね。2月から始めて、20本くらいあると思います。始めたときは色々気持ちが揺れ動くことがあって、投稿する頻度も高かったんですけど、最近は学校がはじまって落ち着いて、ちょっとサボり気味で。なので、映画を観たりいろいろチャレンジするようにして、自分の気持ちを動かそうと努力しています」

――足立さんにとって、歌とはどんな存在ですか?

「うーん。たとえば、『愛してるよ、好きだよ』って、相手に面と向かって言うのは恥ずかしいけど、私の場合、歌にすると素直に気持ちを伝えられるんです。だから、私にとって歌は、コミュニケーションのひとつなんです」

「中学生のとき、好きな人に歌いながら告白したことがあります」と照れながら話す足立さん

「私という存在は、みんながいて成立しているなって」

――最近は、演奏だけじゃなく足立さんがおしゃべりする動画もよく投稿していますよね。

「そうなんです。15秒動画を撮影するときは『B612』って言うアプリを使っていて、前はボタンを押せばそのまま録画してくれたんですけど、今はボタンを押し続けないと録画できない仕様に変更されたみたいで。ギターを抱えて歌を歌いながら自撮りするのがキツくなっちゃったんです。母が家にいるときは歌っている様子を撮影してもらいますが、いないときはおしゃべりが中心になってますね。投稿を観てくれた人に『歌ってないじゃん!』って強めのツッコミをいただいてます(笑)」

「アメリカのラジオが聴けるアプリ『AccuRadio』もよく使います。ブロードウェイ・ミュージカルの曲を流すチャンネルもあるんですよ! あとは、『ラップムシ』。ラッパー気分で色んな音やビートを流して遊んでます」

――そういった意見に対してどう思いますか?

足立さんのスマホのホーム画面。待ち受け画面は、友達の変顔写真だそう。「面白くて、思わず待ち受けにしました(笑)。いつも元気をもらってます!」

「『うん、確かに』って(笑)。でもそのことに限らず、いろんな方が私に対してコメントをくれて、どれもすごくありがたいなって思います。私のために携帯やパソコンを開いて、コメントを書いて、送信ボタンを押す。たった10秒程度のことかもしれないけど、でもその10秒を私に割いてくれるって、すごくありがたいことだなって。

本来なら、身内くらいしか言ってくれないような厳しいことも言ってくれたりして、気づかされることもたくさんありますしね。私という存在は、みんながいて成立しているなって思います」

――将来の目標は?

「根底にある『自分の気持ちを誰かに伝えたい』という想いを忘れずに曲づくりをしていきたいと思います。

そうすれば、自分も楽しく音楽を続けられるし、周りの人にもわかってもらえるような音楽ができるかなって。ライブもしてみたいし、いずれはミュージカルの舞台に立って、思いっきり歌ってみたいです!」

ハキハキとした喋り方が印象的な足立さん。歌のことになると笑顔で楽しげに話してくれて、歌に対する深い愛が伝わってきました。最近元気がないな・・・・・・という方は、「キムチ~笑顔の作り方~」を聴いて笑顔を分けてもらいましょう!

文:服部桃子(アート・サプライ)
撮影:玉井幹郎

足立 佳奈(あだち かな)

1999年生まれ。岐阜県在住で、名古屋の音楽科高校でミュージカルや声楽を学ぶ高校3年生。2014年10月に行われた国内最大規模のオーディション『LINE オーディション』で、応募総数12万5094組のなかからグランプリを獲得する。オーディションのファイナルステージでは、当時中学3年生ながら自身で作詞作曲したオリジナル曲を披露し、そのパフォーマンスの素晴らしさと将来性が高く評価される。Twitterで15秒オリジナルソング「キムチ~笑顔の作り方~」を公開したところ、500万回以上の再生回数を記録し、真似をしてアップする高校生が多数出現。大きな反響をよんでいる。

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