2018/07/26

初心者でもわかる「cookie(クッキー)」講座。危険性やスマホでの設定方法もズバリ解説

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ショッピングサイトなどにアクセスしたら、「続行するには、cookieを有効にしてください」という警告が現れ、どうすればよいのか困ってしまったという経験はないだろうか。

cookie(クッキー)とは、あなたが見ているWebサイトからあなたのスマホやPCの中に保存される情報ことだ。そこにはサイトを訪れた日時や、訪問回数など、さまざまな内容が記録されている。

では、なぜ、Webサイトは情報を保存する必要があるのだろうか。

cookie

Webサイトを快適に見られるのはcookieのおかげ

たとえば、FacebookやTwitterなど、IDとパスワードを入力して一度ログインしたサイトに、しばらくしてからもう一度アクセスするとIDとパスワードを入力しないでもすんなり入ることができる。これはログイン情報が保存されたcookieのおかげだ。

あるいは、ショッピングサイトで買い物をしている途中で、商品をカートに入れたままログアウトしたとする。しばらくしてから、もう一度同じショッピングサイトにアクセスしたら、カートの中の品物が消えずにしっかり残っている。これもカートの情報が保存されたcookieのおかげだ。

このように、cookieは、Webのアクセスや操作を便利にしたり、さまざまなサービスの提供を可能にすることに大いに役立っている。実際、cookieを有効にしていないと、うまくWebサイトが表示されなかったり、買い物ができなかったりという不便が生じる。インターネットバンキングの多くもcookieが有効になっていないと使用できない。

また、cookieを使えば買い物の履歴や、ユーザーの関心や話題などをWebサイト側が知ることができるので、企業のマーケティングの解析にも大いに使われているのだ。

快適にスマホとPCを利用する男性

cookieの正体はテキストファイル

では、cookieは、どんな仕組みなのだろう。cookieは文字情報なのでテキストファイルと変わらない。その仕様には厳格なルールがあり、Webサイト側はその範囲内で、どのような情報を書き込んで保存するかを決め、プログラミングしている。いわば、Webサイトが将来必要とするだろうユーザーの情報を、スマホやPC内にあらかじめ置いておくというわけだ。

ちなみにcookieがどんどん溜まっていって、スマホの空き容量が減っていくという心配は無用だ。文字情報であるcookieのファイルサイズはとても小さいので、スマホのメモリを圧迫することはない。

デメリットはないの?

ほかのWebサイトにcookieを盗まれるなどして、いろんな個人情報が漏えいする危険はないのだろうか?cookieはそれをつくったWebサイトだけが読み込める仕組みになっているので、cookieが不正に盗まれて流用されたりする危険は原理的にはないと言っていい。

では、他人にスマホを盗まれたら勝手に買い物をされてしまう可能性は? 実はこれこそがcookieを利用する際に注意すべき点だ。防衛法はただ一つ。スマホにしっかりロックをかけて、第三者に不正に使われないようにしておくことだ。

なお、cookieとキャッシュは混同しやすいが、両者はまったくの別もの。キャッシュとは、一度読み込んだWebページのデータを一時的に保存したもののことだ。同じページを再度表示する時に、この一時保存されたデータ、つまりキャッシュを使えば、いちいちWebサーバーと通信しなくてすむので素早く再表示されるというわけだ。

スマホでcookieを有効/無効にするには

続いて、肝心のcookieを有効にする方法を紹介する。多くの場合、最初からcookieは有効になっているが、冒頭で紹介したような「cookieを有効に」という警告が出た場合は、次のように対応しよう。

【iPhoneでの設定方法】
「設定」>「safari」>「プライバシーとセキュリティ」>「すべてのcookieをブロック」をオフ。これでcookieが有効になる。

iPhoneでのcookie設定方法

【Androidでの設定方法】
AndroidのChromeアプリでは、Chromeを開いたら、右上にあるその他アイコンから「設定」>「サイトの設定」>「cookie」と進み、そこでcookieを有効にするを選択すればOK。

Androidでのcookie設定方法

ほかのブラウザでも、設定の項目にcookieというものがあるはずなので、そこでcookieを「有効」、あるいは「読み込む」などといった設定にすればいい。

cookieを削除するには?

もうひとつ、気をつけたいことがある。漫画喫茶や学校など、不特定多数の人が使う共用PCを利用した場合だ。共有のPCでIDとパスワードを使ってWebサイトにログインした場合、cookieが残っていると次に使った第三者に不正利用されてしまう可能性がある。これを防ぐには、PCを使い終わったら、すぐにcookieを削除してしまうことだ。

cookieを削除するには、Chromeの場合は、「設定」画面で「閲覧履歴データを消去する」をクリックして表示されたウィンドウで「cookie とサイト データ」にチェックを入れ、「データを消去」のボタンを押せばいい。AndroidのChromeでcookieを削除するときも手順は同じだ。

 AndroidのChromeでcookieを削除するときの画面

また、Internet Explorer 11の場合は、「ツールボタン」>「インターネットオプション」>「全般」から「削除」ボタンをクリック。次の画面で「cookieとWebサイトデータ」にチェックを入れ、「削除」をクリックすればOK。Macのsafariは「履歴を消去」のメニューからcookieを削除できる。iPhoneの場合は、「設定」から「Safari」>「詳細」>「Web サイトデータ」>「全 Web サイトデータを削除」の順にタップするとcookieが削除できる。

iPhoneのcookieを削除する画面

cookieという名称はフォーチュン・クッキーに由来するという説がある。占いが書かれた紙が入っているお菓子がフォーチュン・クッキーだが、文字情報が格納されたクッキーのような小さなファイルということなのだろうか。いずれにしても、cookieが快適さと便利さを運んでくれるのは間違いない。

文:太田 穣

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