2018/01/24

まるでハリーポッターの『スニッチ』 4Kカメラ搭載ドローンで空中セルフィーしよう

手のひらに乗るボールサイズの「PITTA」は、その斬新なデザインとアクションカメラとの二刀流でほかのドローンとは一線を画している。

韓国のスタートアップeyedea社が開発した「PITTA」は、普段は4Kアクションカメラやスタンドに置いてホームセキュリティカメラとして使えるが、本体の上部を外してドローンモジュールを合体させると、空飛ぶセルフィーカメラに変身する。

普段はホームセキュリティカメラやアクションカメラなどとして使える
ドローンモジュールを合体させると空飛ぶセルフィ―カメラに!

4つのプロペラを使ってふわふわと浮かぶように、また、ある時はすばやく動くことができる。スマホとはWi-FiもしくはUSBで接続してコントロールするほか、自動離着陸はもちろん、自動追尾機能を備えているので、誰でも簡単に操作することができる。これまでにもいくつか球形のドローンは発表されていたが、なかでもPITTAはかなり飛行性が安定している。1月にラスベガスで開催されていた国際家電見本市CES 2018の会場にも出展され、デモ飛行を行っていた。

使い方はいろいろある。たとえば、自分の回りをゆっくり飛ばして360°撮影したり、サイクリングやスキーの時に上空から撮影したり、大勢での記念撮影にも使える。防水機能も備わっているので、雨や雪の中での撮影も可能だ。

直径7.4センチ(ドローンモードの時は15.5センチ)、重さ200gとコンパクトでカメラ単体としても軽量で使いやすい。現在、クラウドファウンディングのKickstarterで2月3日まで289USドル(約32,000円:2018年1月現在のレートから換算)からプレオーダーできる。すでに目標金額の8倍以上を達成しているうえに、CESで実機も展示されており、世界中から熱い注目が集まっている。5月から順次発送。日本へも送付可能だ。本体はUSBで充電を行う。

CES 2018で展示されていた青バージョン

CESでは青のメタルカラーのバージョンもサンプルで展示されていたが、今後は赤、緑、黄色などのカラーバリエーションも発売予定とのこと。もちろんその場合は機能もさらにバージョンアップさせるという話だったので、そちらの登場を待ってみるのもいいかもしれない。

[スペック]

サイズ:74× 74 × 155mm(カバー付の場合170mm)
重量:200g
飛行時間:約15分
カメラ性能:4K 30fps 110分稼働
参考価格:289USドル(約32,000円:2018年1月現在のレートから換算)から

文:野々下裕子