2016/09/21

イケメン風? プロカメラマンに聞いたスマホのポートレート撮影のコツ

スマホでの撮影テクニックを探求し、SNSでたくさんシェアしてもらう写真を模索するTSスマホカメラ部。今回のテーマは「プロフィール写真」。とりわけ、男性のポートレート編です。SNSやメッセンジャーのアイコン用途はもちろんのこと、近ごろ流行りの婚活恋愛アプリでもプロフィール写真は大事な"つかみ"のひとつ。仕事相手に好印象を与えたり、「あら、イケメン」と女子の目が留まったりするような写真を用意するにこしたことはありません。

そこで今回は、T&Sをはじめ、雑誌やCDジャケットなどで数多くの著名人ポートレートを撮り続けているプロカメラマンの稲田平(ペイ)さんをお招きし、イケてるプロフィール写真の撮り方のコツをうかがいました。

■オトコは「サイド光」で渋みが増す!

――早速ですが、ペイさんが男性を撮影する際に心がけていることを教えてください!

稲田平さん(以下、平):まずチェックするのは現場の光と影。僕が男性の撮影に向いていると思うのは、順光(被写体の正面から光が当たっている状態)とか逆光ではなく「サイド光(斜光)」。顔に横から光を当てて、陰影を出すような撮り方です。

わかりやすいようにちょっと強めに陰影をつけていますが、これがサイド光 (撮影:稲田平)

サイド光だと明るい面と暗い面が分かれてメリハリがつき、目鼻顔立ちの輪郭がしっかり立って、渋みが出るのだとか。

:あと、大事なのは背景です。一眼レフなら背景をぼかして輪郭を際立たせることもできますが、スマホカメラのレンズでは全体的にピントが合ってしまうので、背景はゴチャゴチャしていない方がいい。バックを暗めにすることで、被写体がしっかり浮かび上がります

■プロフィール写真を撮るときのコツ

――では、SNS用のプロフィール写真を撮るときのコツはありますか?

:自分を「どう見せたいか」によります。さわやか路線でいきたいなら「カメラ目線で笑顔」渋くキメたいなら「目線外し」でいいと思います。友だちメインのSNSならお茶目路線という手もありますよね。

――SNSの用途によってもプロフィール写真の撮り方、選び方が変わるわけですね。ちなみに、かつて筆者が婚活サイトの取材をした際、男性のプロフィール写真は「さわやかな笑顔」が圧倒的に支持されていた(キメ写真は怖いのだとか)という事実を付け加えておきます。

:人の顔って左右対称ではないので、横や斜めから顔を撮影する場合は「大きい方の目の側」か「顎のラインが細い側」を手前にすると、目が大きく、シュッとして見えます。それからお茶目路線にする場合は、「どこにいるか」「何をやっているか」というシチュエーションの面白さも写し込むことで、プロフィール写真の評価につながると思います。

なるほど。では「習うより慣れろ」ということで、早速スマホを持ってペイさんと街に繰り出して、撮影してもらいました!

■さわやか笑顔路線

SNSをビジネスメインで使っていても、プライベートメインで使っていても、「間違いない」のはさわやか笑顔。女子ウケもすこぶるいいみたいです。笑顔であることはもちろん、うるさくない背景を選んでスッキリ見せる、といった小技も忘れずに。

(撮影/稲田平)

目線アリのさわやか路線。背景が単色なので、被写体がしっかり浮かび上がってます。我ながらナイスな笑顔。さすがプロのカメラマンは違います。Facebookでもたくさんの「いいね!」をもらえました。

(撮影/稲田平)

空をバックにした抜けのある1枚。ペイさんいわく、目線は少し上向きにしておくのがポイント。これでポジティブな印象を与えるそうです。

■渋め路線

自分は笑顔で優男を演出するより、ストレートにカッコよさをアピールしたい! という方は目線外しの渋め路線で勝負しましょう。こちらは、「知らないうちに撮られちゃったよ感」が出るとなお良し。従って、さわやか路線とは違い、あえて背景をうるさくするのもアリです。もっとも自撮りの場合、バレるとダサ気持ち悪いので、友だちに撮ってもらいましょう。

(撮影/稲田平)

サイド光が入ったキメの1枚。目線を外すとスカした感じでカッコいやらしくなります。意識高い系っぽくもありますね。 Facebookでは比較的女性からの支持が集まりました。

(撮影/稲田平)

さわやか路線の1枚目と同様、ペイさんがアーティスト写真を撮るときによく使うという構図。被写体を中心からあえて外し、かつ被写体にグッと寄る。背景に流れる水とあいまって、よくわかりませんがアートっぽさが醸し出されてるような気がします。

■お茶目路線

SNSは友だちメインという人は、お茶目路線も許されます。ふざけておけば友だちも反応しやすくなり、結果、コメント欄は盛り上がるでしょう。

(撮影/稲田平)

カメラ目線でさわやか笑顔。「引き」で撮るとお茶目感が出しやすい。自身のキャラと相談してどこまでやるか決めた方がよいでしょう。

(撮影/稲田平)

ほっぺたのお肉が気になるおデブさんにオススメしたいのが、この「グラビア風自撮り」。地面に寝て上から撮影することで年齢が10歳若返ります! なぜかクリエイティブ系のお友達からの支持が集まりました。

■おまけ:筆者による自撮り

到底プロカメラマンにかないそうにないので、こういった反則技でお茶を濁すのも手です。結構こういう写真が「いいね!」をいっぱいもらえたりするんですが、当然モテからは遠く離れて行きます・・・・・・。

撮影風景

いかがでしょうか。光の話はなかなか難しいとは思うのですが、なによりも「恥ずかしがらずにいろんな表情やシチュエーションでいっぱい撮る」のが「好印象プロフ」への近道だと感じました。

また、たいていの方には「自分の好きな撮られ方(アングル)」があるものですが、他人に写真を撮ってもらうと、自分の意外な面を発見できたりすることもあるようです。友だちと街に出て、プロフィール写真の撮り合いをする、なんてのも視野が広がって面白いかもしれませんよ。

文:熊山 准
撮影:稲田 平

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