2017/09/27

運動会もスマホで十分? 最新撮影用ガジェットで『手ぶれ防止』や『広角レンズ』まで

秋のイベントシーズンが本格化を迎えるこれからの季節。子どもの運動会や、旅先で食べるおいしいグルメ、紅葉などの美しい絶景はぜひスマホで写真に残したいもの。しかし、いざ撮ろうと思うと手ブレをしてしまったりピントが合っておらず、写真で上手に感動を伝えられなかったという経験は、誰もが通る道ではないだろうか。今回はそんな悩みを解決し、スマホの写真をワンランクアップさせるガジェットをご紹介。

まるで一眼レフ!? 片手でスマートにバッチリ撮影「SNAP!7」

SNAP!7

そもそもの話、スマホで撮影する際の最大の注意点は「手ぶれ」しないようにすること。薄くて軽いのがスマホの利点でもあるが、撮影にあたってはその利点が仇となる。シャッターボタンを押す操作でスマホが動いてしまいがちなのだ。

そんな悩みを解消してくれるのがコペックジャパンが販売する「SNAP!7(スナップセブン)」。

SNAP!7

パッと見はおしゃれなiPhoneケースのように見えるが、まるで一眼レフカメラのように持ちやすいグリップのおかげで撮影ポジションが安定する。また、側面にあるシャッターボタンは押しやすく、片手でもブレずに撮影ができる。

SNAP!7

もうひとつの魅力は、別売りの交換レンズを装着できること。広角や望遠レンズを装着することで、通常のiPhoneでは撮れないような写真を撮影することができる。スマホでも本格的な写真を撮影したい人におすすめだ。

HDワイドアングルレンズで撮影 ※HDワイドアングルレンズで撮影

商品名SNAP!7
金額/6,750円(税込)から。レンズは別売り
対応機種/iPhone 6/6s・6 Plus/6s Plus、iPhone 7・7 Plus

ピンチイン・アウトの煩わしさから解放! 片手でらくらくズーム「Pictar One」

iPhoneのカメラで撮影をするとき、2本の指でピンチアウトするだけでズームできるのは便利な反面、煩わしいときがある。なぜなら片手で操作できないからだ。一般のデジタルカメラは片手でちゃちゃっとズーム→撮影することができ、その点においてアドバンテージがある。

そんな問題を解消してくれるのが、株式会社エム・エス・シーが販売するmiggo製のこちらのガジェット「Pictar One(ピクターワン)」だ。

Pictar One

こちらは、取り付けるだけでiPhoneを一眼レフのように操作できるように変えてくれるカメラグリップ。使い方は簡単で、アプリを立ち上げて装着するだけ。本体とスマホをBluetoothではなく本体が出す超音波でアプリを操作する仕組みで、ペアリングの手間もない。

Pictar One

ボタンは右側に集まっているので、ズームから撮影まで、すべて片手での操作が可能。また、ズームはダイヤル式になっており、デジタルカメラのように右手の人差し指で直感的に調整できる。撮影モードやセルフィーの切り替えも片手でできてしまう優れものだ。

Pictar One

商品名Pictar One
金額/12,800円(税抜)から
対応機種/iPhone 4s以降(4.7インチサイズ以下のiPhone)(iOS 8以降)

※5.5インチサイズのiPhone用に「Pictar One Plus」(税別13,800円)という製品もあります。

望遠、魚眼、広角……6種類のレンズをスムーズにチェンジ「SHIFTCAM」

最近では広角、望遠などスマホ用クリップタイプレンズが安価で売られているものの、外付けタイプなのでわざわざ持ち歩くとなるとちょいと面倒で、結局のところタンスの肥やしになっていたりする。で、ここぞというときに持っていなくてえらく後悔する。

そこで紹介したいのが、香港のKing Lau氏が開発し、DISCOVER株式会社が販売している「SHIFTCAM(シフトカム)」。なんとiPhoneケースに6種類ものレンズを搭載してしまったのである。

SHIFTCAM

搭載されているのは、180°の魚眼、120°の広角、1倍望遠、2倍望遠、10倍マクロ、20倍マクロの6種類という豪華さ。さらに素晴らしいのは、これらのレンズを簡単に切り替えできる点にある。

SHIFTCAM

縦に2列ずつ並んだレンズは指でスライドさせるだけで瞬時に切り替え。これなら、絶好の撮影チャンスを逃すことなくいい写真を撮ることができるだろう。ただしiPhone 7 Plusと8 Plus用なのでご注意を。

120°の広角レンズで撮影した写真 120°の広角レンズで撮影した写真

商品名SHIFTCAM
金額/10,800円(税込)
対応機種/iPhone 7 Plus/iPhone 8 Plus

双眼鏡とスマホを合体させて、あり得ない距離の撮影を可能に! 「SNAPZOOMⅡ®️

スマホのカメラにもデジタルズーム機能は付いているが、ズームインしていくと画質が粗くなってしまうのが難点(スマホの画像を拡大していくと画像が粗くなるのと同じ理屈だ)。そもそも、デジタルズームには拡大できる距離の限界もある。

そんな時に活躍してくれるのが、双眼鏡で見た景色そのままを写真や動画で撮影することを可能とするアタッチメント「SNAPZOOMⅡ®️(スナップズームツー)」(株式会社エフ・ティー・アセット)だ。

SNAPZOOMⅡ®️

なにしろ双眼鏡の光学ズームを利用できるわけだから、ハンパじゃない距離にある被写体だってデジタルズームのような劣化をさせることなく撮影できる。

SNAPZOOMⅡ®️にスマホを固定し、お手持ちの双眼鏡や望遠鏡とドッキング。通常通りスマホカメラを起動させると、双眼鏡や望遠鏡を通して見た景色がそのまま撮影できる。

SNAPZOOMⅡ®️

これからの季節、秋の行楽で紅葉を楽しんだり、運動会でがんばっている子どもが活躍する姿だってしっかりおさめことができそうだ。ただし双眼鏡は別途必要なので注意のこと。

左/通常撮影 右/ズームで撮影 左/通常撮影 右/ズームで撮影

商品名SNAPZOOMⅡ®️
金額/13,400円(税込)
対応機種/幅 93mm、厚さ 23mm以内のスマートフォン
組み合わせる光学機器/接眼レンズ部の直径が30~55mm

スマホにプラスαで、ワンランク上のカメラライフを

今回紹介したアイテムは、いつものスマホ撮影よりもワンランク上の撮影が可能になるものばかり。今年の秋は、いつもより鮮やかな思い出をスマホカメラで残してみませんか?

文:岡本靖正