2017/08/10

帰省や行楽シーズンの渋滞に! おすすめカーナビアプリと居眠り防止グッズ

待ちに待った夏休み・お盆シーズン到来。クルマでの実家への帰省やフェスなどのイベント、旅行を予定している人にとって、悩みのタネといえば「渋滞問題」だ。長時間の運転や渋滞にはまってしまうと、せっかくのレジャー気分は台無し。居眠り運転は危険だし、スマホをナビ代わりにしている人は充電の減りなんかも気になるところ。せっかくのお休みに渋滞にはまるのだけは避けたい・・・・・・。

そこで今回は、そんな渋滞問題をスマートに解決しながら、かつポイントも貯められるというオトクなカーナビアプリ「auカーナビ」と、スマホと連携することによってドライブを安全かつ快適なものに促してくれるガジェットをご紹介。その使い心地をレポートしてみました。ガジェットマニアの人もぜひチェックを。

うれしい機能満載! 魔法のカーナビアプリ「auカーナビ」の実力検証

まず紹介するのは、KDDIが提供する「auカーナビ」。従来のカーナビアプリはサーバーからのデータ取得が常時必要なため、オンライン状態でなければ使用できないことが多かった。そのためスマホのバッテリーを消費したり、パケットの使用量が増加し、速度制限がかかってしまうなんてことがある。そんなカーナビあるあるを解決してくれるのが、この「auカーナビ」だ。

最大の特長は、通常は通信で最新情報を取得するが、圏外になった場合でも使用できるということ。端末に地図データを保存するので、充電やパケットを抑えて利用でき、かつ山道などの通信圏外の場所でも使うことが可能なのだ。

そうなると気になるのが情報の”鮮度”だが、地図自動更新機能が備わっているため地図や駐車場などのスポット情報は常に最新情報で更新される。

“超”渋滞回避ルート」では、全国の渋滞情報を考慮し、とにかく渋滞を避けて早く着くルートを検索できる。走行中に交通状況が変わった場合も、その時々での最速ルートを検索してくれるリアルタイムリルート機能があるから安心だ。さらに、ルート検索の回数を重ねると走行履歴を学習し、自分のよく走るルートを優先的に検索してくれる”いつもの道優先”も搭載されている。

ほかにも、全国の高速道路の渋滞情報を1枚の簡易地図で見られる渋滞予測「渋滞フルマップ」や、燃費の自動計算、声でアプリを操作できるボイスコントロール車種別に最適なルートでナビゲーションしてくれる機能、6時間後の雨雲や降雨まで予報してくれる降雨レーダーなど、ドライブを快適にする機能の充実っぷりは申し分ない。

さらにうれしいのが、快適な経路での走行を促してくれるだけでなく、アプリを起動して走行するだけで「ナビマイレージ」を貯めることができる点。貯まったマイレージはWALLET ポイントに交換して、ショッピングやau料金の支払いに使用可能。快適な運転ができうえにポイントまで貯まるのだ。

このアプリひとつあれば、カーナビゲーション機能については十分。夏休みのお出かけがスムーズになりそうだ。

ダウンロードと施設やルート検索は無料。月額500円(※)で音声ナビゲーション機能を利用できる。
(※)iPhoneのアプリ内課金は月額600円

脇見運転から解放される!? 「HUDWAY GLASS」を使ってみた

そんな便利なカーナビアプリだが、使う際に注意をしなければならないことがある。

運転中の「視線」だ。とくに知らないルートを通る際はついついスマホに視線がとらわれてしまい、思わぬ事態を引き起こす危険がある。そこでご紹介したいのが、ヘッドアップディスプレイ「HUDWAY GLASS」(ナビタイム)だ。

こちらは、圏外でも使えるナビタイムの高性能カーナビアプリ「カーナビタイム」がセットになった次世代型カーナビゲーションシステムで、上で紹介した「auカーナビ」にも、もちろん対応している。

使い方は簡単で、まずHUDWAY GLASSを運転席から見やすい位置に設置。そのあと、カーナビタイムを起動してグラスモードに設定して台座に置くだけ。角度調整の可能な透過性ディスプレイにスマホの画面上にある画像を、鏡のように表示させることができる。スマートフォンの画面を20%拡大させるうえ、奥が見通せるディスプレイのため、ナビに注視することによる不注意運転を防げる

というわけで、さっそくマイレンタカーにセッティングしてみた。

普通のスマホスタンドを使って運転席の正面にスマホを設置する場合と比べて、透過性が十分あるので明らかに運転しやすさを感じた。視認性については、明るい昼間であっても十分。正面に設置しているため、HUDWAY GLASSをのぞき込んだとしても、視線を外さないで済むのはかなりの安心感だ。

また、カーナビタイム(およびauカーナビ)がハンズフリーで使えるため、声で指示したものがグラスに浮かぶ様子は近未来感があり、テンションも上がって運転がより楽しいものになる。

価格は11,500円(税別)。夏休みに限らず、クルマに乗るときはぜひとも使いたいと実感した。

手の平サイズのコンパクトさが魅力のBluetoothスピーカー「JBL TRIP」

カーナビ回りが充実し、いよいよ出発。長時間のドライブのお供に好きな音楽は欠かせないという人も多いだろう。そんな人にオススメしたいのが、「JBL TRIP」(ハーマンインターナショナル)だ。クルマでの使用に最適化したポータブルBluetoothスピーカーで、本体背面にアタッチメントをセットし、サンバイザーに挟むだけで車内が快適な音楽空間に早変わり。

さっそくマイレンタカーにセッティング。手の平に収まるサイズなので装着しても視界の邪魔にならない。

このスピーカーが優れているのは、まず走行中の車内環境用に音質がチューニングされている点。走行中のエンジン音や風の音といったノイズに邪魔されることなく、クリアな音質で音楽を楽しめる。そこらへんはさすがのJBLブランド。抜かりがない。

また、操作ボタンに軽く触るだけで音量などを調整できるタッチセンサー式が採用されているので、運転中に支障なく操作できるのもうれしい。マイクボタンに触れるだけで、Bluetooth経由で音声での操作や検索、ナビゲーションなどが利用できるほか、独自のノイズキャンセリング技術の採用による高音質ハンズフリー通話も可能だ。価格は9,880円(税抜)。

危険な居眠り運転を未然に防ぐ!「アイキャッチプリクラッシュアラーム」

いくら気分を高める音楽を聞きながらの運転でも、長時間になったり渋滞にはまってしまうと、やってくるのが睡魔。最善策は眠くなる前に運転手を交代したり、PAなどで仮眠を取ることだが、その善後策としておすすめしたいのが、居眠り運転を防ぐための対策として有力なデバイス、「アイキャッチプリクラッシュアラーム(居眠り防止装置)」(サンコー株式会社)だ。

赤外線による高度な顔認識と特許取得済みの瞳孔検出技術により、まぶたと下まぶたとの間の最大距離を検出。まぶたが閉じていないことを分析し、居眠り運転、よそ見、わき見運転で行われる顔、目の動きである「目が閉じている」「目がウトウトとしてる」「よそ見をしている」などを判断してくれるのだ。そして、そのような状態に陥ると、大音量のアラームで注意を促してくれる。

実際にセットしてみたが、その精度はかなり高く、ちょっと目線を外しただけでも警告してくれた。途中で運転手が変わったり、メガネやサングラスをかけていても、さらにどんな天候でも検出は可能

GPS機能でクルマの移動速度を検出し、警告アラームと連動。渋滞中のゆっくりとした運転時や、交差点での一時停止、駐車場の出し入れ、高速道路や長距離の見渡しの長い道などではあまり細かく反応しないように、状況に応じた警告アラームを4段階で設定できる。

事故を起こしてからではもう遅い。いざという時のために、クルマ一台にひとつは設置しておきたいアイテムだ。価格は69,800 円(税込)。

今回は夏のドライブをもっと快適にするガジェットとして、お盆や連休に向けた長時間ドライブの渋滞や眠気対策に特化した商品やサービスを紹介した。渋滞情報を聞くだけでゲンナリするが、これらの商品やサービスを使って、少しでも快適なドライブをして夏の休暇を満喫しよう。

文:岡本靖正

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。