2022/04/13

auの3Gサービス終了 「おもいでケータイ再起動」でよみがえったガラケーと思い出たち

KDDIの「おもいでケータイ再起動」は、電源が入らなくなった古いケータイをお持ちいただき、再起動。ケータイのなかにデータとして眠っているさまざまな大切な思い出をよみがえらせるというイベント。

2017年よりスタートし、これまで全国各地で8,600人以上のみなさんに体験いただいてきたこのイベントが、今回は2022年3月18日〜20日に東京・銀座にあるKDDIのコンセプトショップ「GINZA 456 Created by KDDI」で行われました。

「GINZA 456」でのおもいでケータイ再起動

古いケータイは長く使用せずに放置しておくと、電池パックの過放電などで起動や充電ができなくなることがあります。そこで、このイベントでは専用の機器を使ってバッテリーに再度エネルギーを与え、電源が入らなくなったケータイの再起動をお手伝いしています。

さらに、再起動したケータイに保存されていたおもいでの写真をプリントアウトしてプレゼントするほか、「GINZA 456」の壁面スクリーンに投影して一緒に写真を撮影できるサービスも。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動

ケータイは日々の生活において欠かせないものになりました。しかも単なる通信手段というだけでなく、過去に使っていたケータイには写真やメールなどたくさんの思い出がつまっているはず。ケータイを再起動させることで、そうした思い出たちと再会できるのです。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動

今回の「おもいでケータイ再起動」は、2022年3月31日のauの3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」(以下、3G)の提供終了目前という時期に行われました。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動

そんな3Gサービス終了のタイミングで、どんな思い出がよみがえったのでしょうか。3Gの歴史とともに進化してきたガラケーへの思い出とあわせて、参加されたみなさんにお話を聞いてきました。

3Gケータイの思い出と、ケータイからよみがえった思い出と

「実家で飼ってたネコのきょうだい」松山さん

「高校時代の友だちとの写真があればいいなと思ってきたんですけど……」と松山さん。持ち込まれたのは、10年から15年ほど前に使っていたというケータイ3台。そのうち2台に画像は残っていませんでしたが、大学時代に使っていた1台には100枚以上保存されていました。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

画像フォルダを開くなり、「脱いでる率高いなー(笑)。あの頃本当にバカでしたねー」と苦笑。

そんな思い出のなかから1枚を選んでもらい、「GINZA 456」の壁面に投影して一緒に撮影。松山さんが選んだのはお友だちではなく、2匹のネコちゃんでした。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

「友だちは今も会っているので、選ばなくてもいいかなと(笑)。この子たちは実家のネコで、10年くらい前に親が拾ってきたきょうだいなんです。茶色いほうがココっていうんですけど、うちに来て1年半ほどしたときに突然脱走しちゃったんです。今回、こうしてきょうだい2匹が一緒にいるところを久々に見られてよかったです」。もう1匹のクウちゃんはいまも実家で、新たな後輩ネコ3匹と元気に暮らしているそう。

そして、こちらが今回持参された3台の古いケータイたち。上から順に2006年6月、2007年6月のモデルで、ネコちゃんたちの写真が出てきたのは、いちばん下の2009年6月発売の「K002」でした。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動でよみがえった写真

「当時は毎年のように機種変してましたね。最初は親が買ってくれたけど、途中からは自分でバイトしてがんばって買っていました。新機種が出るたびに友だちとショップに見に行って、新しい機能やデザインにワクワクしたのを覚えてます」

「最後の授業」カナガワさん

カナガワさんが持参したのは、高校・大学時代と社会人の最初のころに使っていたケータイたち。そこには、まさに青春の記録がつぶさに残されていました。

高校時代のケータイにはバスケの部活の仲間たちと撮った1枚。2000年代初頭にすでに画像加工の技術を持っていたお友だちが待ち受け用にカスタムしてくれたものもありました。

そして、画面を見ながらニッコリ微笑むカナガワさん。そのとき表示されていたのは、たくさんの「大学合格おめでとうメール」でした。さらには大量の参考書の画像も。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

「参考書を処分する前に、“自分はこれだけ受験勉強がんばったんだ”っていう証として残しておきたかったんだと思います(笑)」

待ち受け画像にした古いイラストや地域ネコの写真などが次々出てきます。ポチポチとボタンを押すカナガワさんは感慨深げです。

「やっぱり懐かしいです。インカメラ搭載のモデルが出たとき、ちょっとワクワクしたことを思い出しました。それ以前、自撮りは基本“勘”だったでしょ?ケータイを裏返して、アウトカメラで“この辺かな?”って撮るのがみんな上手でしたよね。ガラケーって、メーカーもユーザーも試行錯誤してたのが面白かったな(笑)」

GINZA 456のおもいでケータイ再起動

カナガワさんが本当に見たかった写真は、2013年2月の写真。当時、カナガワさんは塾で中学生に国語を教えていました。その年最後の授業を終えて、仕事を片付けるために教室をあとにし、しばらくして戻ってくるとこのメッセージがあったそう。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動出よみがえった写真

「誰もいない教室に残されていました。教科だけじゃなくて面接も担当したので、書いてくれた彼女たちのことはよく理解していたつもりです。本当に“クレイジーでかわいいガールズ”でした。実は私にとっても塾での最後の授業で、この2カ月後に転職したんです。あのとき、この子たちに誇れる自分でありたいと思ったことを覚えています」

そう言って微笑むカナガワさん。

「今またこの写真を見られたので、明日からもがんばろうと思いました」

「おばあちゃんの元気確認・報告ツール」古澤さんと田村さん

このイベントに申し込んだのは、写真左の古澤さん。姪の田村さんを誘って参加いただきました。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

「付き添いのような気分だったんですけど、来て本当によかった」(田村さん)

ふたりで持参された3台のケータイのうち、再起動に成功したのは田村さんの1台。そこには10年前のお元気だった “おばあちゃん”の姿がありました。田村さんの叔母さんである古澤さんにとっては“お母さん”にあたります。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

この当時、ご自宅近くの介護施設に入居していて、古澤さんも田村さんも頻繁に会いに行っていたのだそう。

「私とおねえちゃんとお母さんとおばさんでいつも会いに行ってたよね」という田村さんに「ああ、この頃まだ元気だったよね」と古澤さん。

「この写真の4年後に母は亡くなったんですが、こういうかたちで元気だったころの姿を見ることができてよかったです」

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

田村さんによると、ケータイはおばあちゃんの「元気確認・報告ツール」だったそう。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

「家族の誰かが施設に会いに行ったとき、こうして写真を撮って、みんなに“ほら、おばあちゃん元気だったよ”って伝えていたんです。デジカメで写真を撮ってアルバムに残すようなことをしていなかったので、こうしてケータイに残っていて本当によかったです」(田村さん)

そして、田村さん自身がおばあちゃんと撮った写真をはじめ、今は真っ白な毛に覆われているトイプードルのモコちゃんや、今年8歳になった元気な甥っ子の当時の写真もよみがえりました。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動でよみがえった写真

「通信がどんどん速くなってスマホも便利になって、これからどんなふうに変わっていくんだろうって思いますけど、今日再起動できたケータイはこれからも大事にとっておいて、昔を思い出したいときに電源を入れようと思います」(田村さん)

「あっくんのなんでもない日々」優子ママとあっくん

優子さんは、今年1月に10歳になった息子のあっくんと一緒に参加してくれました。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

明確によみがえらせたい写真があるそうで、ひとつは「赤ちゃん時代のあっくん」。そして、もうひとつが「今年1月に14歳で亡くなったネコのリリー」。

持参されたのは、それらを網羅する3台のケータイ。あっくん誕生以前から2、3歳ごろまでの時期に使っていたものでした。そして、すべてスムーズに再起動。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動

こちらは2007年11月15日、保護猫センターからリリーをもらってきた翌日だそう。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動でよみがえった写真

「“初めて膝に乗ってくれた記念日”です(笑)。もらってきた日はずーっと威嚇されてていたので、バスタオルにくるんで“大丈夫だよ、こわくないよ”って声をかけながら無理矢理抱きしめたら、膝に乗ってくれたんです」(優子さん)

「でもそのあともよく噛まれてたよね(笑)」(あっくん)

そして、あっくんの誕生。こちらは2012年5月14日、生後4カ月の写真。手前のボーダーのベビー服があっくん。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動でよみがえった写真

「地域の『お母さん教室』で知り合ったお友だちと会ったときの写真ですね。妊娠中から教室で一緒になって、いろいろな悩みとかをよく話し合ったりしていたから、どの子の成長もうれしくて、よその子がつかまり立ちしたらみんなで一斉に撮っていました(笑)」

まだ床屋さんのイスに座れなかった赤ちゃん時代に伸びた前髪をくくっていた写真。東京都心に大雪が降った1歳過ぎの日。卵アレルギーのあっくんに、ごはんと野菜でつくった特製クリスマスケーキ。スーパーのチラシの上でミカンをむいてご満悦のひとコマ。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動でよみがえったケータイ

次々と画像が表示されるたび、思い出をあっくんに語る優子さん。その目には涙がにじんでいました。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

「赤ちゃんを育てるのは自分のペースではできないし、瞬間ごとにやることが山のようにあって。そんななかでもケータイがあったから、こんなにたくさんの思い出を記録できたんだと思います。でも、当時はこうして振り返る余裕もなかったので、今回掘り起こせて本当によかったです」

そう言うと優子さんはあっくんに笑いかけました。

「ケータイにカメラが付いてた画期的な時代に君は生まれたんだよ。普段からたくさん写真が撮れるようになったから、いっぱい残したくって必死だったんだよ(笑)」

「うん。僕も将来結婚したら相手は大変だなとわかったので、……えーと、ありがとう(笑)」

「こちらこそ。育ってくれてありがとね」

そして最後にあっくんが、こんな1枚を選んでくれました。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

「ガラケーではなくフィーチャーフォンです」梶祐輔さん

梶さんは3台のケータイを持参されました。参加の理由は、まさに「auの3Gサービス終了」。

「3Gのはしりの時代に初めてケータイを持ったんです。当時大学生で、そこからずっと3Gに親しんできたので、今回のauの3G停波はちょっとショックでしたけど、いい機会だと思って、過去を振り返るために参加したんです」

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

聞けば、2019年までガラケーを使っていたそう。その魅力を尋ねると……。

「実はガラケーという呼び方に抵抗があって。携帯電話って日本の産業の最先端技術を凝縮したものの象徴だと思うんですね。それがガラパゴス化したことが残念でならないんです。だからフィーチャーフォンと正しく呼んであげたい(笑)」

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

「デザインや機能で個性を出せたツールだと思うし、ボタンをプッシュするアナログ的操作感に信頼が置けるんですよ。ボタンを押し込む感触とその都度聞こえるタッチ音、使うときに開くというアクションもいいんですよね」

実は、これまで通信会社3社と契約していたそう。

手にしているのは2013年発売のGRATINAで、フィーチャーフォンながらmicro USB Type-B端子が付いているのがお気に入り。「機械は使い続けないとダメになるから」と、
今もアラームとして毎日、稼働させているそう。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動に持ち込まれたケータイ

「決まった時間に起動してアラームを鳴らしてくれて、決まった時間に電源オフになるかしこい1台です(笑)」

そもそも、実は持参いただいた3台中2台は起動可能なのでした。梶さん曰く「それでも3キャリア持ってきたほうがなんとなく平等かなと思ったんです(笑)」。

そのため、今回は1台のみ再起動。2016年ごろ、奥さまとの恋愛時代に使っていたもの。去年2人目の娘さんを出産したばかりの奥さまからは「いい写真があったらプリントしてきてね」と言われてきたそう。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動のお客さま

そして、梶さんが見つけ出した「いい写真」がこちら。

GINZA 456のおもいでケータイ再起動でよみがえった写真

プリントシールには、よく見ると「会いたい」の文字。ふたりは大阪で出会い、その後、梶さんは仙台に転勤。その結果、遠距離恋愛となり、だからこその「会いたい」なのでした。約2年ほど続いた遠距離恋愛のさなか、デートは“ふたりの中間地点”としていた東京で。この写真も東京で撮ったのだそう。

「この写真が出てきた1台も、今後“栄養補給”させながら大事にしていきたいと思います(笑)。auの3G停波はちょっと寂しいですが、いまの5Gだけでなく6G、7Gと通信やデバイスがどんなふうに進化していくのか楽しみにしています」

おもいでケータイ再起動はこれからも続きます

今回は、みなさんのケータイからよみがえった思い出のお話と併せて、愛用されていたケータイとの思い出も伺いました。

毎日一緒に過ごしたケータイは、使っていた本人でさえ覚えていないような思い出が見つかる宝箱。そのカギを開くことで、特別な時間を過ごしていただけるはずです。

「忘れていた出来事」に出合うことができ、「二度と会えないと思っていた人」との再会も果たせる、いわばタイプカプセルを開くようなイベント「おもいでケータイ再起動」。「GINZA 456」だけでなく、全国でも開催していきます。au以外でもOKです。みなさん、ぜひとも古いケータイとともにお越しください。

GINZA 456でのおもいでケータイ再起動

今後の「おもいでケータイ再起動」開催予定

4月29日(金)〜5月1日(日):札幌丸井今井 大通り館9F催事場
6月3日(金)~6月5日(日):GINZA 456 B1F

※いずれも予定。新型コロナ感染状況により日程変更や中止の場合もございます。詳細は「おもいでケータイ再起動」の公式サイトでご確認ください。
https://www.au.com/omoidekeitai/

写真:小田部 伶
文:武田篤典

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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