2021/11/01

auでんき「ecoプラン」で環境保全に貢献!その仕組みやメリットを紹介

2021年の「ノーベル物理学賞」は地球温暖化を予測する物理モデルを開発した真鍋淑郎さんが受賞し、120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げている。地球温暖化は身近な社会課題となっている。

地球温暖化の原因と言われる二酸化炭素(CO2)を減らす暮らしを実践するには、たとえば太陽光や風力といった、自然界に常に存在し、CO2を排出しない「再生可能エネルギー」で発電された電力を使用するという方法がある。

とはいえ、誰もが自宅に太陽光パネルがあるわけではない。そこで太陽光パネルなどの住宅設備を導入しなくても、環境に配慮した電気を気軽に使う手段がある。auでんき「ecoプラン」は、電気料金はそのままに、再生可能エネルギー比率実質100%、CO2の排出量が実質ゼロとなる電気を使用でき、電気料金の2%は環境保全活動に寄付されるというもの。

auでんき「ecoプラン」のイメージ

今回は気軽に環境貢献できるauでんき「ecoプラン」の仕組みや素朴な疑問を紹介し、実際に加入した筆者の感想を伝えたい。

気軽に環境貢献ができるauでんき「ecoプラン」

そもそも「auでんき」とは、KDDIがau・UQ mobileユーザーに提供している電力サービスのことだ。「auでんき」のこれまでのプランは、電気の品質や電気料金はそのままで、契約や手続きに費用はかからず、いつも通り電気を使うだけで自動的にPontaポイントが還元されておトクになることが特徴。

そんな「auでんき」で2021年9月からはじまった新しいプランが、auでんき「ecoプラン※」だ。「東北電力」「東京電力」「四国電力」「九州電力」の4エリアから受付を開始し、提供エリアは順次拡大予定。4つの特徴を紹介していこう。
※「ecoプラン」は、ecoMプランとecoLプランの総称です ※「ecoプラン」は、au・UQ mobileユーザー以外でもご利用いただけます

①再生可能エネルギー比率実質100%を実現

太陽光発電や風力発電などに由来する、CO2を排出しない環境価値をもつ「非化石証書」を活用することで、自宅で使用する電気が実質的に再生可能エネルギー比率100%となりCO2排出量ゼロになる。

auでんき「ecoプラン」のイメージ

②電気料金の2%を環境保全活動に寄付

利用者が支払う電気料金の2%相当額を、KDDIから環境保全団体に寄付。利用者がなにもしなくても、環境保全団体が実施する植林などの取り組みを支援できる。

auでんき「ecoプラン」のイメージ

③電気料金はそのままで今と変わらない

すでに「auでんき」の一般家庭向けの「でんきMプラン」に加入していて「ecoプラン」に切り替えた方や、新たに「auでんき」に加入して「ecoプラン」を選んだ方も、電気料金は今までと変わらずそのまま。ただし、「auでんき」の「でんきMプラン」から切り替える場合は、電気料金に応じた最大5%のPontaポイント還元がなくなるので注意が必要だ。

auでんき「ecoプラン」のイメージ

④電気料金をチェックできる「auでんき」アプリを使用できる

「auでんき」に加入すると、日々の電気料金の確認や月末の電気料金予測などができる「auでんき」アプリが使用可能になる。

「auでんき」アプリのイメージ

自宅で再生可能エネルギー比率実質100%になる仕組みとは

「非化石証書」など、聞き慣れない言葉が出てきたが、あらためてauでんき「ecoプラン」の仕組みについて、KDDI パーソナル事業本部 サービス統括本部 エネルギービジネス企画部の三井悠平に聞いた。

KDDI パーソナル事業本部 エネルギービジネス企画部 三井悠平 KDDI パーソナル事業本部 エネルギービジネス企画部 三井悠平

――自宅の電気が再生可能エネルギー比率実質100%になるのはどういう仕組みですか?

「まず、電気には発電する方法が2つあります。ひとつは石炭や天然ガスなど化石燃料を燃やして、CO2を排出しながら発電する方法。もうひとつは太陽光発電や風力発電、地熱発電など、CO2を排出しない再生可能エネルギーで発電する方法です。

それぞれの電気の性能に違いはなく、同じkWh(キロワットアワー)の電気なら、同量の電気として使用することができます。現在、私たちが使用している電気の約8割が化石エネルギーをもとに発電されているのですが、電気としては同じでも、再生可能エネルギーでつくった電気のほうが地球に優しく、“環境的な価値が高い”といえます。

化石エネルギーと再生可能エネルギーのイメージ

そして、電気を扱う事業者には、利用者に電気を売る『小売電気事業者』と電気を発電する『発電事業者』があります。『発電事業者』から『小売電気事業者』を介して利用者に電気を送るために送電網を通りますが、送電網に電気が入ると、環境価値をもった電気もそうでない電気も区別がなくなり、同じものになります」

――では、電気のうちで再生可能エネルギー由来のものだけを指定して使うことはできますか?

「残念ながら、それはできません。そこで生まれたのが、再生可能エネルギーでつくられた電気がもつ“環境価値”の部分だけを取り出した『非化石証書』です。石炭や天然ガスなどの化石燃料を使わないため、『非化石』という名称で、その環境価値を証書という形で証明しています。

小売電気事業者がこの『非化石証書』を購入して、電気と組み合わせて利用者に提供することで、どんな発電方式であっても実質的に再生可能エネルギーの電気を供給しているとみなす、という仕組みが2018年から国の制度として認められたのです。auでんき『ecoプラン』はこの仕組みを活用することで、ご自宅の電気が再生可能エネルギー比率実質100%を実現しました」

「非化石証書」のイメージ

――CO2を排出しないという証明書が付いた電気を使用するということですね。よく耳にするグリーン電力とは違うものですか?

「グリーン電力とは再生可能エネルギーでつくった電気そのものを指し、『非化石証書』に付随する電気にはグリーン電力と火力などで発電された通常の電力が含まれます」

電気料金の2%が自動で環境保全団体に寄付される仕組みとは?

――電気料金の2%が自動で環境保全団体に寄付されるのはどういう仕組みでしょうか?

「お客さまが利用した電気料金の2%分相当を、環境保全活動を行う団体にKDDIから寄付します。寄付金は主にアジア・太平洋地域で環境保全活動や農村開発を展開する国際協力NGOの公益財団法人『オイスカ』を通じて、植林活動や森林整備などの環境保全活動に活用されます※。利用者が特別なことをしなくても、いつも通り電気を使用するだけでカーボンニュートラルの取り組みを支援できるのです」
※寄付が活用される環境保全活動は今後変更になる可能性があります

国際協力NGOの公益財団法人『オイスカ』の環境保全活動のイメージ

――実際には利用者が寄付をするわけではないですよね?

「はい、違います。お客さまから電気料金をいただき、そのうちの2%相当を弊社から寄付するかたちになります。弊社の試算によると、たとえば電気料金が月に11,000円の家庭で『ecoプラン』を利用した場合、1年間で実質ゼロになるCO2 排出量は2.0トンです。これは235本分の樹木(スギ)のCO2吸収量に相当します。またこの場合の、年間での環境保全団体への寄付額は2,424円になります」

auでんき「ecoプラン」のCO2排出量/年の目安

※環境省データより、電気使用量4,322kWh/年で試算。CO2排出量・吸収量は林野庁HPをもとにKDDI 算出

――auでんき「ecoプラン」に加入することで、私たちの暮らしに変化はありますか? 電力は安定して供給され続けますか?

「電気料金は変わらず、毎月自動で電気料金の2%の寄付で環境貢献ができ、日常生活での変化はありません。また、これまでと同じように発電所でつくられた電気が同じ電線を通ってご自宅に届くため、電気の品質は変わらず、安定して使うことができます」

KDDIのカーボンニュートラルへの取り組み

――KDDIとしては「非化石証書」の購入代金と電気料金2%分の寄付分の金額を負担することになりますが、なぜauでんき「ecoプラン」を導入したのでしょうか?

KDDI パーソナル事業本部 エネルギービジネス企画部 三井悠平

「2020年10月、政府は『2050年カーボンニュートラル』を宣言しました。これは2050年までに、日本全体のCO2排出量を実質ゼロにしようとする大胆なビジョンです。また、KDDIも2050年までのCO2排出量実質ゼロ実現に向けて、2030年度までにCO2自社排出量を2019年度比で50%削減する目標を設定しています。日本のCO2排出量の約半分は電気を発電するときに排出されており、これを実現するためには省エネはもちろん、CO2を排出しない再生可能エネルギーへの切り替えが重要です。

■ KDDIのカーボンニュートラルの目標はこちら

一方でKDDIが行う通信事業は、お客さまのデータをお預かりするデータセンターや基地局を多く抱えており、大量の電気を消費しています。その電気を発電する際にCO2が排出されていますが、今後はデータセンターや基地局などの各種設備の省電力化を進め、使用する電気も再生可能エネルギーへのシフトを推進していきます。

サービスにおいてもKDDIとお客さまが一緒になって環境保全に貢献し、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの輪を広げていきたいという思いから、新たな取り組みとして環境に配慮した電気を使用できる『ecoプラン』をスタートしました。

また、2020年から「CEV(クリーンエネルギー自動車)」を購入する方に向けた補助金制度がスタートしました。補助金額は自動車の種類や車種で異なりますが、電気自動車の場合は上限が80万円。この『CEV補助金』を利用する条件のひとつとして、環境省が認証する再生エネルギー100%の電気を調達することがあり、auでんき『ecoプラン』はその条件を満たす電力メニューとして認証されています」

――クリーンエネルギー自動車を買う際に、「CEV補助金」が得られるのは大きなメリットですね。

「はい。また、個人的な話ですが、娘が生まれて、その娘の将来を想像したときに、短期的な利益だけを追い求めるのではなく、次の世代が安心して暮らせる地球環境を遺す必要性を強く感じました。その実現のためにも、少しでもこのecoプランを通じて貢献したいと考えています。

私自身もauでんき「ecoプラン」に加入していますが、家で電気を使うたびに、わずかですが環境に貢献していると感じて心の充足感を得ています。これは余談ですが、北米で行われた研究では、『自分のためにお金を使うよりも、他人のためにお金を使ったほうが、幸福度が高まった』という結果が出ています。私が充足感を得ているのも同じ理由かもしれませんね」

実際にauでんき「ecoプラン」に申し込んでみた

ここからは「auでんき」ユーザーである筆者が実際に「ecoプラン」に加入して、感想を伝えたい。

「ecoプラン」への加入には、面倒な書類の記入や工事などはなし。auでんき「ecoプラン」のwebサイトから申し込み、住所や電話番号、メールアドレスといった個人情報を記入するだけ。

■ auでんき「ecoプラン」はこちら

auでんき「ecoプラン」に加入

その際、電気の「小売お客様番号」と「供給地点特典番号」が必要になるが、こちらは電力会社の検針票に明記されている。筆者は「auでんき」のユーザーなので、「My au」アプリで確認ができた。

auでんき「ecoプラン」に加入

5分ほどで入力は完了。後日、メールアドレスに申し込み受け付け完了のお知らせが届き、数日後にauでんき「ecoプラン」がはじまった。

電気料金が高いと「損をした」から、「環境貢献ができた」に変化

実際にauでんき「ecoプラン」に加入した感想だが、自宅の電気が再生可能エネルギー比率実質100%に変わったことや、2%の寄付金額が確認できないので、普段の生活は変わらない。

だが実際は、たとえば月8,000円の電気料金なら、そのうちの2%、160円が環境保全活動に使われていることになる。なにもせずとも、年間2,500〜3,000円ほど寄付していることになるのだ。2%が寄付されると思えば、それだけ地球に優しい活動ができたと感じるようになった。

「非化石証書」の購入金額は、太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電する会社に還元され、かつ年間に2,500〜3,000円の寄付で環境保全団体を応援できるのがうれしい。

また、現在、小学5年生の息子が地球温暖化を学んでおり、「わが家の電気はCO2を排出していないんだよ」と伝えると非常に驚き、地球や環境のことについて話をするきっかけにもなった。もちろん、普段から地球温暖化に関するニュースをより身近に感じるようにもなっている。

結論としては、Pontaポイントの還元がなくなるのは少し惜しい気もするが、電気料金や生活がなにも変わらないなら、地球に優しい電気に変更するのは選択肢とはありだし、環境に対する視野が広がって、「ecoプラン」に加入してよかったと感じた。

もちろん「ecoプラン」から元のプランに変更することもできる。「auでんき」のwebサイトや「KDDIお客さまセンター(auでんき)※」から、 「でんきMプラン」の申し込みをすればOKだ。
※「KDDIお客さまセンター(auでんき)」(TEL:0120-925-881 受付時間9:00~20:00 (年中無休)

節電意識も高まる「auでんき」アプリが使える

ここで、あらためて「auでんき」アプリの便利なポイントを紹介しておきたい。「auでんき」アプリでは、日々の電気料金のチェックや月末の電気料金の予測、テレビ・冷蔵庫など家電別に電気使用量を可視化するなど、わが家の電気料金の内訳や予測がスマホでいつでも確認できる。

個人的には昨年と今年の電気料金の実績を比べる機能や、月末までの電気料金の予測などをよく見ている。小まめに電気料金を確認することで、自然と節電意識が高まっているようだ。

auでんきアプリ

「電気」という身近なものを通じて、気軽に環境保全活動ができるauでんき「ecoプラン」。次の世代が安心して暮らせる地球環境を遺すために、個人も企業もできることがきっとあるはずだ。これからもKDDIは環境保全に貢献できるサービスを、みなさんとともに広げていき、カーボンニュートラルな未来を実現していく。

文:TIME&SPACE編集部

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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