2021/08/27

新宿駅の出口51か所でau5Gはつながるのか?現地調査を元に5G電波の特性を解説


新宿駅東口でau5Gの通信エリア調査

山手線エリアでauの5Gエリアが拡大中だが、日本最多の乗降客数を誇り、地下通路が多くダンジョンともいわれる新宿駅で、5Gがどこまでつながるのか。数十箇所もあるという新宿駅の出口がどこまで5Gエリアになっているのか。TIME&SPACE編集部で現地調査することにした。

新宿駅の5Gエリア化について

まずは、どこまで山手線内でau 5Gエリア化が進んでいるのか。5Gの通信エリア拡大に関する担当者に話を聞いた。

―――先日、山手線の全駅ホームで5Gがつながるようになったとのニュースを見ましたが、新宿駅のような大きな駅全体でも5Gが使えるのでしょうか。駅で使えるというのは、どのレベルを指すのでしょう。

園:先日の発表のとおり、基本的には駅のホームで使えることを前提にしていますが、駅の構内と、その周辺でも使えるように5Gの基地局を設置しています。駅周辺もかなり5Gが入るようになっていますので、よろしければ一緒に新宿駅をまわって確かめてみましょう。

KDDIの5Gエリア担当者 左からKDDIエンジニアリング 南関東支社 蛸島 健介とKDDI エリア品質管理部 園 拓実

―――いいですね!ジョルダンで駅の地図を見ると、新宿駅の出口は全部で51ヶ所あるようです。このあと出口すべてで5Gが使えるか現地調査に行くので、ぜひお願いします。

新宿駅の構内図

新宿駅 東口から5Gの計測開始

新宿駅東口。ここをスタートとし、51ヶ所の出口でau5Gにつながるかどうかを計測する。

新宿駅東口でau5Gの通信エリアを調査をする人

―――本格的な計測では特別な機器を使用すると思いますが、 今回はお客様と同じ目線で、通信時にスマホの電波マークが5Gになるかどうかで確認したいと思います。

蛸島:そうしましょう。1回の確認ではブレがあるかもしれないので、出口付近で少しずつ移動しながら3回表示を確認し、その結果を記録していきましょうか。さっそく見てみると、この東口ではしっかり5Gが入るようです。

新宿駅東口でau5Gの通信エリア調査

―――幸先良いスタートですね。少し移動した先でも問題なく5Gのままです。3回目の計測も問題ないですね。では、この地図を頼りにひとつずつ出口を確認していきましょう。

新宿駅のau5G調査ルート

新宿駅東口でau5Gの通信エリアを調査をする人

1時間ほどかけて、東口から西口まで調査した結果がこちらだ。

新宿駅の出口でau5Gの電波調査結果2

新宿駅東口から西口におけるau5Gの通信エリア調査結果

ここまで12の出口では、一部4Gのみの場所があったが、多くの地点で5Gにつながることがわかった。

新宿駅西口でau5Gの通信エリアを調査をする人

―――東口から西口の出口付近では、しっかり5Gを計測できているようです。この付近のエリアを5G化するには、具体的にどのような対策を行っているのでしょうか。

蛸島:5Gにつながるようにするには、まず5G用の基地局を設置します。基本的には4Gと同様に設置していくのですが、5Gは高周波のため、ちょっとした障害物ですぐに減衰し、4Gと比べて遠くまで飛ばないという特徴があります。そのため、同じ場所でも電波の発射角を調節し、できるだけ見晴らしの良い、地上まで適切な高さの場所を選定して設置しています。

au5Gのエリア設計イメージ

特に新宿は高層ビルが多く電波の障害になるものが多いため、より障害物の影響を考慮した基地局設計を組みながら対策を進めました。

au5Gのエリア設計イメージ

園:もちろん設置後も、このように現地を調査・点検したり、お客様の声をいただいたりすることで、発射角を調整するなど快適につながる環境を継続して提供できるように取り組んでいます。

新宿駅 西口周辺の5Gを計測

―――引き続き西口周辺の出口で5Gを計測していきます。ここからは地下出口も多く、場所がわかりにくいところも多いですが、できる限り調べながら計測していきましょう。

新宿駅西口でau5Gの通信エリアを調査をする人

3時間ほどかけて、西口周辺の出口を計測した結果がこちらだ。

新宿駅の出口でau5Gの電波調査結果2
新宿駅の出口でau5Gの電波調査結果2

―――地上では5Gにつながるところも多かったのですが、地下出口では5Gにつながらない結果となりました。先ほど聞いた5Gの特性などから、やはり地下における5Gエリア化は難しいのでしょうか。

新宿駅の地下出口でau5Gの通信エリアを調査をする人

蛸島:はい、やはり5Gは4Gに比べて障害物に弱く、すぐ減衰してしまうので、地下などまわりに遮るものが多い場所では非常に届きにくい電波です。例えるなら壁があると遮断される光のように、障害物があるとその向こう側には届けにくい性質がある。そのため屋外と比べて基地局の配置が難しく、対策しようとすると、基地局の数も増やさなくてはいけません。

周波数帯による電波の飛び方イメージ(4G・5G)

園:細かく基地局を設置していくことが一番の解決策です。少しでも多くの人が5Gを使える場所を広げていきたいので、とくに全国の商業地域を中心にエリアを広げたいと考えています。

―――5Gの電波特性もあるので、4Gの基地局の隣にそのまま5G基地局の設備を置くだけではダメなんですね。ちなみに出口から地上に上がるとつながるでしょうか。

新宿駅の地下出口でau5Gの通信エリアを調査をする人

園:うん、地上に出れば5Gにつながりますね。もちろん、地下では5Gにつながらないだけで、4Gはどの出口でもしっかりつながりますのでご安心ください。

新宿駅 南口から東口まで5Gを計測

スタートからおおよそ5時間ほどかけ、51ヶ所の出口を調査した結果がこちらだ

新宿駅の出口でau5Gの電波調査結果3
新宿駅の出口でau5Gの電波調査結果3

一部入れない場所や出口がわからず調査できなかったところもあったが、新宿駅のような巨大な駅であっても屋外では5Gエリアが広がっていることがわかった。

―――新宿駅周辺では多くの出口で5Gにつながることがわかりました。今後全国への拡大予定はいかがでしょうか。

園・蛸島「より多くのお客様に快適な5Gをお使いいただくため、ご利用の多い路線や商業地域を中心にエリアを拡大していきますので楽しみにしていてください」

新宿駅の出口でau5Gの電波調査結果3

文:TIME&SPACE編集部

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