2021/03/09

藤巻亮太さんと高校生が「3月9日」をリモート合唱 卒業の季節に「音のVR」でエール

卒業ソングの定番である「3月9日」を歌うミュージシャンの藤巻亮太さんと全国の高校生たちとのリモート合唱を「新音楽視聴体験 音のVR」で実現するため、東京・あきる野市にある「秋川キララホール」で収録が行われた。

ステージ上で東京混声合唱団と共演する藤巻亮太さん

この日の収録は、藤巻亮太さんと東京混声合唱団によるもの。ここでの合唱を、事前に募集した全国27校67名の高校生たちの歌声と合わせたリモート合唱として「音のVR」で配信するのである。

ステージ上で東京混声合唱団と共演する藤巻亮太さん

この「音のVR」によるリモート合唱は、コロナ禍でこれまでどおりの卒業式が行えない学生たちの門出を応援するためのもの。その思いに、これまで多くの学校で「3月9日」を歌って卒業生たちにエールを送ってきた藤巻亮太さんが共感、今回の企画をともに作りあげることになったのだ。

音のVRで、全国の学生たちにエールを

まずは「音のVR」について説明しよう。こちらが今回のメイキングムービーだ。

「音のVR」とは、KDDI総合研究所による独自の技術。スマホやタブレットで専用アプリを使い、演奏中の好きなパートを画面上でピンチアウト(拡大)すると、映像と同時に、その歌声や楽器の音色にも近寄って視聴することができるというもの。

まるで合唱が行われている舞台上を自由に移動しながらそれぞれの歌声に耳を傾けるような感覚を体験できる。

歌で学生たちに送ってきたエール

昨年の卒業シーズンにもKDDIでは、卒業式を迎えることができない学生のみなさんの思いを受けて、東京混声合唱団とともに「3月9日」をはじめ、5曲の卒業合唱を「音のVR」で配信した。

2020年3月配信の東京混声合唱団による音のVR卒業合唱の収録風景 2020年3月に配信した音のVRでの卒業合唱の収録風景

一同に集まることはできなくても、卒業式に参加し、合唱しているそのステージにいるような体験をしてもらいたいと考えたのだ。そして今年、「3月9日」を作詞・作曲した藤巻亮太さんとの共演となった。

藤巻亮太さんもまた、これまで多くの卒業生たちに歌でエールを送り続けてきた。卒業シーズンには、毎年、多くの学校からサプライズ出演の依頼が届き、藤巻さん自身、可能な限り応えてきたという。

藤巻亮太さんと東京混声合唱団による音のVR収録風景 藤巻亮太さんが東京混声合唱団とともに音のVRで卒業ソングを収録

「3月9日」という楽曲、実は、幼なじみの結婚を祝うために藤巻さんが作った歌。それが今や卒業ソングとして広く愛唱されるようになり、藤巻さん自身、多くの卒業生に向けて歌うようになったのだ。

「音のVRによる配信を思い出づくりの場にできれば」(藤巻亮太さん)

このコロナ禍において、少しでもみんなの思い出づくりの場になれば、と考えて今回の「音のVR」収録に参加してくれた藤巻亮太さん。どんな思いで参加してくれたのか、みんなになにを伝えたいのかを伺った。

藤巻亮太さん ミュージシャンの藤巻亮太さん

「卒業シーズンにはいろいろなところで『3月9日』を歌ってくださっていて、僕自身もお声がけいただいた多くの学校で歌ってきました。この1年、それもできなくなっています。僕もそうですが、みんなが集まって歌ったり楽しんだりする場も失われていますよね。それで、『音のVR』でみんなが思い出を共有できる場がつくれたらいいなと思ったんです。

『音のVR』は全体だとバランスのいい音に聴こえ、フォーカスすればそれぞれの声が聞こえる。同じ地域に住んでいなくても、いろいろな人の歌声が混ざり合って思い出に残せるのはすごい技術だと思いました」

歌を通して伝えたいのは、「卒業」という節目になる1日の大切さだという。

合唱団をバックに歌う藤巻亮太さん

「卒業式は学生時代を振り返っていろいろな思い出を胸に刻み、最後は感謝の気持ちを抱く日だと思うんです。そして次の日からは、みんな一人ひとり全然違う世界に入っていく。そこに思いを馳せながら歌いました。参加してくれた高校生のみんなの歌声を聞いたのですが、歌ってすごく自由でいいなとあらためて実感しました。正直、胸がキュンってなっています」

インタビュー中の藤巻亮太さん

そして、歌だけでなく言葉でも卒業生へのメッセージをもらった。

「2020年、2021年の卒業生はきっと寂しい思いをしているのではないかと感じています。でも、だからこそ気づくこともあると思うんです。些細なことでも人が助け合ったり、ニュースにならないような明るいことも身の回りにはいっぱいある。こうした大変な時期を一緒に乗り越えてきたことで、友情や家族の絆を再確認して、今を越えられるんだから、これからももっともっと越えていける、という前向きな気持ちで、次の世界に羽ばたいてほしいと思います。みなさんを心から応援しています」

「みなさんに送るエールが私たちの支えにもなる」(東京混声合唱団)

昨年春からKDDIとともに「音のVR」で全国の学生のみなさんにエールを送ってきた東京混声合唱団。今年は藤巻さんとの共演と、高校生のリモート合唱を行い、さらに強く学生たちを激励することとなった。

コンサートマスターでソプラノ担当の松崎ささらさんにも、歌を愛する学生さんたちへのメッセージをもらった。

東京混声合唱団の松崎ささらさん 東京混声合唱団のコンサートマスター、ソプラノ担当の松崎ささらさん

「私たちが歌うことで、合唱を愛するみなさんのなにかしらの力になれるなら本当にうれしいです。コロナ禍がこれほど長く続くとは思ってもみませんでしたが、そんななかで『3月9日』を作曲者の藤巻亮太さんとご一緒できたこと、また、私たちの歌声が巣立っていくみなさんへのエールとして、非常に力のある曲の一部になれることは本当に喜びです。

声を重ねて歌うことは温度を感じること、そして音の響きを一緒に味わえること。そうした歌の喜びを再び実感できる未来に希望を託しながら、私たちも強い意気込みを持って歌いました。」

藤巻亮太さんと東京混声合唱団の収録風景

「みんなの思い出をつくれたら素晴らしい」(高校生たちの声)

そして今回、「3月9日」のリモート合唱に参加してくれた高校生のみなさんにも話を伺った。送る側、送られる側、それぞれの立場から、この企画への思いや、みんなで一緒にリモートで歌えた気持ちを寄せてくれた。

全国から「3月9日」のリモート合唱に参加してくれた高校生たち 「3月9日」のリモート合唱に全国から参加してくれた高校生たち。こうした画面でコンテンツに登場する

「この楽曲をつくった藤巻さんとリモート合唱というかたちでご一緒させていただけることをとても光栄に感じています。たくさんの歌声が合わさった作品を視聴するのがとても楽しみです」(高校3年・女子)

「卒業生のみ、教室での卒業式が開かれます。仕方のないことだと思っていますが、やはり、卒業生、在校生、保護者が一堂に会す卒業式が良いと思います」(高校1年・男子)

「みんなでつくり上げる最後の行事であり、別れの場である卒業式がなくなったり、練習を行わずに証書を渡すだけのかたちで行われるのは本当に残念に思います。卒業式というかたちではなくても、最後、みんなの思い出になるようなものとしてリモート合唱がいいんじゃないかなと思いました」(高校1年・女子)

未来に羽ばたく卒業生に送る藤巻亮太の「オウエン歌」

また「3月9日」以外に、藤巻亮太さんの新曲「オウエン歌」も「音のVR」コンテンツとして制作、配信している。

この楽曲は、藤巻さんが若者たちにエールを込めて作った、タイトルどおりの応援ソング。自身の母校でサプライズライブをした際、後輩たちの姿にインスパイアされて生まれたという。

藤巻亮太さんと東京混声合唱団による音のVR収録風景

今回の藤巻亮太さんと全国の高校生、東京混声合唱団による「音のVR」配信楽曲は、

①3月9日(藤巻亮太&高校生 リモート合唱 supported by 東京混声合唱団)
②オウエン歌(藤巻亮太・東京混声合唱団)
③オウエン歌(東京混声合唱団)

まさに、卒業生をはじめ、学生たち、若者たちにとにかくエールを送っていく中身となっている。

人と人の心をテクノロジーでつなげる

「音のVR」の開発者であるKDDI総合研究所の堀内俊治に、コロナ禍にこの技術をどのように活用してきたのかを聞いた。

KDDI総合研究所の堀内俊治 KDDI総合研究所 KDDI research atelier イノベーションセンター マルチモーダルコミュニケーショングループ 堀内俊治

「昨年3月、卒業生のみなさんに『音のVR』でお届けした『3月9日』を、1年を経て今度は、藤巻亮太さんらとリモートの高校生のみなさんがバーチャル空間で向かい合い、一緒に歌っていただくことができました。

今回のコンテンツは、藤巻さんが高校生のみなさんに歌を送り、高校生のみなさんが藤巻さんに歌を送っているように視聴いただけると思います。そしてもちろん、その歌は視聴されているみなさんにも送られている。そうした“心をつなぐ”を感じていただけるのではと感じています。今後も、通信技術やXR技術を活用し、お客さまに寄り添った新しい体験価値を生み出していきたいと考えています」

自身の楽曲が学生たちを勇気づけることができるなら、積極的に歌い、活用してほしいと願う藤巻亮太さんと、コロナ禍で自由を奪われている「合唱」を生活の一部として追求している東京混声合唱団。卒業式が思い通りに行えず、自由に歌えない日々のなかで、ともすれば希望を失いかねない多くの人たちに歌でエールを送る。

藤巻亮太さんと東京混声合唱団の収録風景 収録は和やかに行われた。東京混声合唱団が着用しているのはオリジナルの合唱用マスク

通信のチカラで人々を勇気づけ、いまここに一緒にいない人たちの気持ちをつなげる。その思いや歌声を、あたかもそばにいるかのように届ける。これからも、そうした期待を超える感動と豊かなコミュニケーションを実現するため、KDDIはこれからもパートナーとともに新しい体験価値を提供し、社会の持続的な成長・発展を目指していく。

藤巻亮太

2003年にレミオロメンの一員としてメジャーデビューし、「3月9日」「粉雪」など数々のヒット曲を世に送り出す。2012年、ソロ活動を開始。2018年からは自身が主催する野外音楽フェス「Mt.FUJIMAKI」を地元・山梨で開催するなど精力的に活動を続けている。

藤巻亮太 in VROOM powered by au 5G

藤巻亮太が若者へのエールを込めた楽曲「オウエン歌」。東京混声合唱団とのスペシャルな編成で撮り下ろしたライブテイクをauスマートパスプレミアムでもお届けします(※auスマートパスプレミアムはauユーザー以外の方はもちろん、iOS、Androidでも視聴が可能です)。 360VR空間に鳴り響く歌のエールをぜひ体感してください。

詳細はこちら

文:TIME&SPACE編集部
写真:正慶まゆみ

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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