2020/09/02

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2020/09/07

Galaxy S20 Ultra 5G 実機レビュー!月まで撮れる100倍ズームカメラなど作例で解説

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2020年7月、auの2020年夏モデルとして、「Galaxy S20」シリーズの最上位モデルにあたる「Galaxy S20 Ultra 5G(SCG03)」が発売された。

Galaxy S20 Ultra 5G(SCG03)

6.9インチの大画面に加え、Galaxyとしては初めて1億800万画素のカメラを搭載し、100倍ズーム機能で話題のハイエンドモデルだ。注目のカメラ機能を中心に、Galaxy S20 Ultra 5Gの魅力を紹介しよう。

1億800万画素に100倍ズーム! 驚愕スペックのカメラ機能

Galaxy S20 Ultra 5G最大の特徴がカメラ性能だ。1,200万画素の超広角、1億800万画素の広角、4,800万画素の望遠、そして深度測位カメラ(ToF)も搭載するクアッド(4眼)レンズ構成となっている。

・超広角(13mm):1,200万画素
・広角(26mm):1億800万画素
・望遠(103mm):4,800万画素 光学4倍
・ToF(測距用):30万画素

いちばん使用頻度が高くなるであろう広角では、高級一眼レフカメラに匹敵する超高精細な1億800万画素を実現。また、スマホサイズで100倍の超解像ズームを実現している。

Galaxy S20 Ultra 5Gの背面

望遠レンズは背面カメラ部の左下に配置。スマホ内部で光を屈曲させ焦点距離をかせぐ潜望鏡(ペリスコープ)構造を採用。一部デジタル処理も併用しつつ、画像の劣化が少ない光学10倍相当のハイブリッド光学ズームを実現している。

このペリスコープ構造のためにカメラ部の出っ張り部分は少々大きめだが、ケースを付けてしまえばそれほど気にならないだろう。

Galaxy S20 Ultra 5Gのカメラ

1億800万画素の広角カメラは、スマホとしては大型な1/1.33インチのイメージセンサーを採用している。カメラのセンサーは画素数が多いほど高画質という単純なものではなく、逆に1画素のサイズが小さくなり、取り込める光量が減少する。そのため、画質が悪くなったり暗所に弱くなったりすることがあるが、Galaxy S20 Ultra 5Gでは大型のイメージセンサーを利用することで光量をうまく補っている。また、普段は1億800万画素のフルサイズでは撮影せず、複数の画素を束ねて利用することで、さらに光量をアップさせているようだ。

実際に編集部で撮影した作例を紹介しよう。

■広角撮影

まずは広角での撮影を確認。広角(1倍)と、超広角(0.5倍)を比較してみよう。

・東京国立博物館

Galaxy S20 Ultra 5Gの広角と超広角写真の比較 広角と超広角写真の比較

2枚とも同じ位置から撮影したものだが、超広角(0.5倍)写真では、広角(1倍)写真には写っていない右端の建物までしっかり写り込んでおり、非常に広い範囲を1枚の写真に収めることができる。

また、超広角はF2.2、広角はF1.8とどちらも非常に明るいレンズを使用しており、発色は実際の見た目よりもやや鮮やかになる印象。特に明るい場所での緑は、その傾向を強く感じるが、決して不自然にはなっていない。

■ズーム撮影

次にズーム性能を確認。都内のビルから約4km離れたスカイツリーを狙ってみた。比較のために、広角(1倍)から100倍ズームまでを並べてみよう。

・東京スカイツリー

Galaxy S20 Ultra 5Gの広角(1倍)で撮影
Galaxy S20 Ultra 5Gの5倍ズームで撮影
Galaxy S20 Ultra 5Gの10倍ズームで撮影
Galaxy S20 Ultra 5Gの30倍ズームで撮影
Galaxy S20 Ultra 5Gの100倍ズームで撮影 100倍ズームで撮影

100倍ともなると、さすがに高精細というわけにはいかないが、1倍と比較してもらえれば、Galaxy S20 Ultra 5Gのズーム機能のすごさを実感してもらえるだろう。

こちらは超広角(0.5倍)から100倍までズームで寄っていくところを画面録画したGIF動画だ。100倍ズームともなると撮影時の手ブレも大きくなるので、三脚などにしっかりと固定して撮影したい。

Galaxy S20 Ultra 5Gのズーム

■使い勝手のよい光学ハイブリッド5倍ズーム

風景を撮る場合、特に光学ハイブリッド5倍ズームでは使い勝手のよさを感じた。もう少し被写体を大きく写したいといったズーム本来の目的が果たせるだけでなく、ズームレンズの効果を利用したさまざまな「絵になる」写真が撮りやすくなるのだ。

まずは鳥居を5倍ズームで撮影。ズームレンズで風景を撮影した場合、遠くのものと近くのものの遠近感が少なくなる。たとえば鳥居のように連続して並んでいるものを撮影すると、距離感が圧縮されたような印象的な写真になる。

これをズームレンズの圧縮効果といい、一眼レフカメラなどで使われる撮影テクニックだが、Galaxy S20 Ultra 5Gのズーム機能をつかえば、簡単かつきれいに撮影することが可能だ。

Galaxy S20 Ultra 5Gの5倍ズームで撮影

また、ズーム機能を利用して被写体をより強調させて撮影する「前ボケ」、「後ろボケ」という撮影テクニックがあるが、こちらもGalaxy S20 Ultra 5Gのズーム機能を使うと簡単に撮影できる。

下は後方の東京国立博物館にピントを合わせた「前ボケ」写真。建物だけを撮影するよりも、手前にボケた花が写り込むことで、被写体である博物館がより強調される。

Galaxy S20 Ultra 5Gの5倍ズームで撮影 5倍ズームで奥の東京国立博物館にピント合わせ

こちらは手前の花にピントを合わせた「後ろボケ」写真。「前ボケ」写真とは逆に、ボケた背景と一緒に撮影することで、被写体である花がより強調された写真になる。

Galaxy S20 Ultra 5Gの5倍ズームで撮影 5倍ズームで手前の花にピント合わせ

どちらもGalaxy S20 Ultra 5Gの5倍ズームで撮影したものだが、強調したい被写体を画面上でタップすればピントが合うので、あとは撮影ボタンを押すだけ。

一般的なスマホに搭載されている標準のレンズでは、被写体と背景のどちらにもピントが合ってしまい、こういった印象的な写真は撮りづらい。Galaxy S20 Ultra 5Gのズーム機能を利用すると、スマホで撮影したとは思えないほど自然なボケ味で写真を撮ることができる。

■フルサイズ12,000×9,000ピクセルの「108MP」撮影

ちなみに標準の撮影では4:3(4,000×3,000ピクセル)で写真となるが、設定から108MP撮影を有効にすると、12,000×9,000ピクセルのフルサイズで写真を残すことができる。

108MP(12,000×9,000)で撮影したこちらの写真を

Galaxy S20 Ultra 5Gの108MPで撮影 108MPで撮影

撮影後に10倍ズーム相当まで拡大するとこんな感じ。

Galaxy S20 Ultra 5Gの108MPで撮影 108MPで撮影した写真を10倍相当に拡大

さらに30倍ズーム相当まで拡大するとこんな感じ。

Galaxy S20 Ultra 5Gの108MPで撮影 108MPで撮影した写真を30倍相当に拡大

撮影後に30倍ズーム相当まで拡大することはできるが、拡大時の解像度はあまり高くなく、ファイルサイズは数十MBと非常に大きいサイズになり、空き容量を圧迫することになる。通常使いなら光学ハイブリッドズームで撮影した方がきれいに撮れて、使い勝手もよい。

撮影したあとから好きな部分を切り出したり、パソコンであとから加工したいという人は試してみよう。

■月まで写る夜景モード

Galaxy S20 Ultra 5Gはナイトモードでの夜景撮影もすばらしい。ズーム併用でも白飛びも少なく、ライトアップされたスカイツリーの色が非常にシャープに映っている。

Galaxy S20 Ultra 5Gの5倍ズームで撮影

ちなみにこちら、広角(1倍)で撮影したスカイツリーの横に月が浮かんでいるが、

Galaxy S20 Ultra 5Gの広角(1倍)で撮影 広角(1倍)で撮影したスカイツリーと月

こちらの月を100倍ズームで撮影すると、なんとここまで拡大して撮ることができるから驚きだ。

Galaxy S20 Ultra 5Gの100倍ズームで撮影 100倍ズームで月を撮影

8K動画撮影も可能

Galaxy S20シリーズ共通の機能として、8K動画撮影にも対応している。8Kで動画を撮ったとしても、まだ8Kを再生できるモニタやテレビがないと考え、意味がないと思うかもしれない。実際のところ、Galaxy S20 Ultra 5Gも8K表示には非対応だ。

しかし、8Kで撮影することで、そこから3,300万画素の写真を切り出す8Kビデオスナップを利用できる。こちらは8Kビデオから切り出した8Kビデオスナップだ。

Galaxy S20 Ultra 5Gの8Kビデオスナップ

友人と集まっているときや旅先など、どこを撮影していいか悩むようなときには、とりあえず8K動画を撮影しておけば、あとから高精細な写真を切り出せる。

便利な動画撮影モード

動画撮影では、1回のシャッターで最大10秒の動画を撮影すると、AIが特徴的なシーンを抽出し、さまざまなエフェクト加工を施した動画や写真を生成してくれる機能「シングルテイク」も搭載。とりあえず動画で撮影しておけば、シャッターチャンスを逃すことなく、ベストな動画や写真を残すことができるので、非常に役立つ。

Galaxy S20 Ultra 5Gのシングルテイク 「シングルテイク」では10秒ほど動画を撮影すると、画像のように多彩なバリエーションが表示される

6.9インチと大画面だが、持ちやすいサイズ感

もちろん、カメラ以外にも見どころは多い。Galaxy S20シリーズはGalaxy S20 Ultra 5Gのほか、「Galaxy S20 5G」と「Galaxy S20+ 5G」が発売されている。限定モデルの「Galaxy S20+ 5G BTS Edition」(※予約受付終了)もあるが、仕様自体はGalaxy S20+ 5Gと同様だ。各モデルとも基本仕様はほぼ共通しており、おもな違いは画面サイズと背面カメラ、バッテリー容量になる。

Galaxy S20 Ultra 5Gのディスプレイサイズは6.9インチ。数字だけ見ると、ひと昔前のタブレット並みと言っていいだろう。ただ、画面の比率が20:9(3,200×1,440ピクセル)と縦長なので、実際に持った感覚としては、そこまで大きいという印象は受けない。片手で操作するのはやや難しいが、手が大きめの人ならそれも可能だろう。

Galaxy S20 Ultra 5G

ディスプレイには、有機EL「Dynamic AMOLED 2X」を搭載。高精細な色彩表現を可能にしているほか、リフレッシュレート120Hzでの駆動にも対応している。これは1秒間に画面を120回更新されるということで、非常に滑らかな画像表示が可能となっている。

ただし120Hz駆動は、従来の60Hzと比べてバッテリー持ちが若干悪くなるのと、高解像度表示(3,200×1,440ピクセル)には対応していない。60Hzと120Hzは設定で切り替えられるので、普段は60Hz、ゲームなどをする場合は120Hzと切り替えるのもいいだろう。

Galaxy S20 Ultra 5Gのリフレッシュレート設定画面

フロントカメラは画面上部中央にパンチホール型のカメラ(1,200万画素)を搭載している。また、Galaxyシリーズは共通して指紋認証と顔認証の両方を使うことができ、指紋センサーはディスプレイ内蔵の「画面内指紋センサー」なので、マスク着用時でもスムーズに認証を行うことができる。

Galaxy S20 Ultra 5Gのフロントカメラ

バッテリー容量は5,000mAhと大容量

最後に、そのほかの仕様を確認しておこう。CPUは最新のハイスペックな「Snapdragon 865 5G」を搭載。RAMは12GBでストレージは128GB。バッテリー容量は5,000mAhと大容量で、1日中フルに利用してもバッテリー切れに悩まされることはないだろう。もちろん、ワイヤレス充電にも対応している。

5Gに関しては、Sub6(サブシックス)に加えてミリ波も利用可能。現時点(2020年8月)では利用できるエリアは限られているが、4Gも使用できるので困ることはないだろう。5Gのエリアは今後、拡大予定なので楽しみに待ちたいところだ。

ただ、FeliCaは非搭載でおサイフケータイは利用できないので注意してほしい。もちろん、au PAYなどのQRコード決済は利用できるので、普段Suicaを利用していないという人なら、さほど問題はないかもしれない。

Galaxy S20シリーズの最上位モデルとして申し分のないスペックを持ち、なにより高い水準のカメラ性能が魅力的な1台だ。5Gスマホ選びで悩んでいる人は、ぜひ候補のひとつに加えてほしい。

文:山本竜也

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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