2020/07/28

『マイナポイント』で得する方法とは? 『マイキーID』の登録など、設定方法を解説

2020年7月1日から、「マイナポイント」の予約・申込みが開始された。

マイナポイントのイメージ

このマイナポイントを活用することで、最大5,000円分のポイントが手に入るお得な制度だ。では、予約・申込みしてポイントを手に入れるにはどうしたらいいのだろうか。ちょっとお得で賢い、マイナポイントの設定方法を解説しよう。

そもそもマイナポイント事業とは?

マイナポイント事業とは、2020年9月から2021年3月末まで国が実施する消費活性化策で、キャッシュレス決済を通じて、消費者にポイントなどを付与するというもの。マイナポイントの申込みを行った決済サービスの利用(チャージまたは購入)額に応じて、チャージ額または購入額の25%にあたるポイントなど(上限5,000円分)が手に入る

ポイントなどが付与されるためには、決済サービスの登録・設定やマイナポイントの予約・申込みが必要になる。マイナポイントはさまざまな決済サービスで登録できるが、今回はPontaポイントが貯まることでますます便利でお得になった「au PAY」を例に、設定方法を紹介していこう。

au PAYのロゴ

なお、au PAYはauユーザーに限らず、どの通信事業者と契約していても利用できるので、この機会に登録するのもおすすめだ。

ステップ1「マイナンバーカードとアプリの準備」

まず必要なのが、「マイナンバーカード」だ。プラスチック製の顔写真が入ったもので、国民全員に配布されている紙製の“通知カード”ではないため、注意してほしい。まだ取得していないのであれば、スマホや郵送などで取得の手続きが必要となる。取得には現時点(2020年7月)で約1カ月かかるため、早めに済ませておこう。

マイナンバーカードのイメージ

マイナンバーカードが手元に届いたら、アプリの準備だ。iPhoneなら「App Store」、Androidなら「Google Play」から、「マイナポイント」アプリと「au PAY」アプリをそれぞれダウンロードしよう。

利用しているスマホがマイナポイントアプリに対応しているかは、記事最後の参考情報から確認してほしい。

マイナポイントアプリ、au PAYアプリのアイコン

なお、ケータイ(ガラケー)や、アプリ対象外の端末を利用している場合は、auショップ、ローソン(マルチコピー機)、セブン銀行(ATM)で申込みできる。

※セブン銀行ATMは、2020年9月1日から申込み開始。

ステップ2 「マイキーIDと決済サービスIDの紐づけ」

まずは、ダウンロードしたau PAYアプリのトップ画面から[マイナポイント]を選択し、専用画面から申込む。

au PAYアプリのトップ画面

申込みの流れにあわせて進めていくと、マイナポイントアプリが起動するので[マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)]をタップし、マイナンバーカード受取時に設定した数字4桁のパスワード(利用者証明用電子証明書暗証番号)を入力し、マイナンバーカードをスマホで読み取る。

※Androidの場合、マイナンバーカードをスマホで読み取ったあとに、マイナンバーカード受取時に設定した数字4桁のパスワード(利用者証明用電子証明書暗証番号)を入力する場合があります。
マイナポイントアプリの画面

これでマイキーIDが自動で設定され、「au PAY」アプリでマイナポイントが予約される。

ステップ3「『au PAY』アプリでチャージ」

2020年9月1日より、期間中にau PAY 残高にチャージした場合、チャージ額の25%分がマイナポイントとしてau PAY 残高に還元される。たとえば、9月1日にau PAY 残高に20,000円チャージすると、25%にあたる5,000円が付与されるということだ。

au PAYアプリで5,000円をチャージ

なお、還元される上限は5,000円となっており、利用期限は設けられていない。「au PAY(コード支払い)」や「au PAY プリペイドカード(au WALLET プリペイドカード)」「au PAY(QUICPay+)」を利用可能な店舗で使うことができる。

「au PAY」「au PAY カード」で登録すると、さらにおトクになる

au PAYまたはau PAY カードでマイナポイントを登録すると、上限5,000円相当の還元に加えて、マイナポイント付与額に対して20%(上限1,000円相当)のau PAY 残高が付与される

つまり、9月1日以降にau PAY 残高に20,000円チャージすると、25%にあたる5,000円に加えて、さらに1,000円が還元され、合計6,000円分のau PAY 残高が手に入るのだ。もしくは、au PAY カードで20,000円分のお買い物(決済)をすると、同様に合計6,000円分のau PAY 残高が手に入る。

マイナポイント表組み

これらの手続きは、必要なものを手元に用意し、ガイダンスに従って登録すれば難しいことはないが、もしわからない場合はauショップに行ってみよう。各店舗にマイキーID設定支援端末が設置されており、設定が可能なほか、ショップスタッフが手続きのサポートをしてくれる。たとえば、契約の待ち時間などを有効に活用することもできるだろう。

支援端末イメージ

また、マイナンバーカードとキャッシュレス決済サービスの紐付けは、それぞれひとつずつしかできない。しかし、提供事業者が別であるau PAY カードを組み合わせることで、au PAYとあわせて家族2人分まで、au PAY 残高に還元されるカタチでポイントが手に入る。

たとえば、父親が自分のマイナポイントをau PAYで、自分の息子の分をau PAY カードに紐付けることで、家族2人分のau PAY 残高が還元される、といった具合だ。

つまり、今回のマイナポイントでau PAYとau PAY カードを上手にやりくりすれば、両親と子ども2人の4人家族の場合、

マイナポイント付与額5,000円×4人分+au PAYによる付与額1,000円×4人

となり、計24,000円分のau PAY 残高が手に入ることになる。家族で話し合いながら、ぜひお得に活用してほしい。

「au PAY」ならローソンでの買い物がポイント大幅アップ

さらに、au PAYなら普段の買い物でもポイント還元率が高い。たとえば、7月1日からキャンペーン中のローソンでau PAYを使って支払うと4%が還元されるほか、毎月3の付く三太郎の日には最大10%、auスマートパスプレミアム会員なら13%が還元される。

au PAYとローソンのキャンペーンバナー

またau PAY カードも、au PAY同様にauユーザー以外でも申込・利用ができる。いまなら新規入会&利用で、Pontaポイントが最大10,000ポイントもらえるので、まだau PAY カードを持っていない人はこの機会に入会するのがおすすめだ。

マイナポイントのキャッシュバックは2021年3月末までの期間限定施策。折しも、キャッシュレス決済の機運が高まっている現在。さらに大きなメリットが得られるこのタイミングで、au PAYの利用を検討してみてはいかがだろうか。

文:吉州正行

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