2018/12/18

フォトジェニックの祭典に潜入! INFOBAR配色の部屋でインスタ映えを極める

「映え(ばえ/ ba-e)」

写真共有SNS、特にInstagram(インスタグラム)などへ写真をアップロードしたときに、ひときわ見栄え良く見える『インスタ映え』を略した言葉として最近使われている。『フォトジェニック』と同義。

日本全国の観光名所に、原宿のショップやアート展まで、あらゆる場所で「インスタ映え」なスポットが用意されている昨今。映える空間で、映える私を撮った、映えな写真をアップして、お互いを「映えてる~~」なんて褒め合う行為が日常の中で繰り返されている。

もはや「映え」とは、カワイイやキレイよりも格上の誉め言葉。イマしか手に入れられない最上級の称号!!!

それをどうしても手に入れたい私は、原宿のとある場所へ降り立った。そう、「VINYL MUSEUM(※以下ビニール・ミュージアム)」だ。

ビニール・ミュージアムとは、来場者も参加できるアート展で、中はフォトジェニックな空間が広がっている。今回のテーマは、クリスマスシーズンのホテルをイメージした“TRIP TO WONDERFUL HOTEL”。

もちろん館内はすべて撮影OK!地下1階から5階まであるフロアは、合計25のブースに分かれており、作品を鑑賞したり、その作品の世界観に浸りながら非日常な写真を撮ったりすることができる。

そこで・・・、日常に行き詰まっている女二人がこの非日常空間に入り込み、思う存分、映え写真を撮ったろ!!!というのが今回の記事の趣旨だ。そして、筆者こと小林有希に付き合ってくれるのは、「映え」の師匠、ニシブマリエ様。

ニシブマリエ

「プロセルフィー」の人。海外一人旅が趣味で、世界中で一眼レフと三脚をかついで自分を撮り続けている。三脚と一眼を用いた自撮りを「プロセルフィー」と呼び、あたかもフォトグラファーが撮ったかのような作品を一人で創り上げる技を日夜研究中。なお、本業はライターと広報PR。

バルーンに囲まれた不思議な空間!INFOBARの部屋

さっそくビニールミュージアムに入りこむと、すぐ目の前に「映え」な壁紙を発見!

小林「入口でもらったハートキャンディーと一緒に撮ろうよ♡」

壁紙の前に立った瞬間、対面のピンクガラスから光が透過して、ピンクのカラーフィルターになりました。入ってすぐの階段を降りた地下1Fには、カラフルなINFOBARのブースが登場。

「NISHIKIGOI」カラーのバルーンでできた壁に、赤い小物たちが映えてキュート!このバルーンはすべて、全米NO.1に輝いたバルーンアーティスト・神宮エミさんの作品だ。長い風船をねじって壁のパーツをつくっているそうで、素人の私には詳しくわからないが、とにかく細部まで手が込んでいてスゴイということだけがわかる。

このブースだけで、①左奥のソファ、②中央の風船と宙に浮いた電話機、③そして右側のミニチュアと、3シーンの「映え」を撮影できるというので、さっそく撮ってみよう!

あちこちに置いてある「NISHIKIGOI」カラーの置き電話、カワイイ!適当に写真撮っただけで「映え」る。

赤いソファに座って「映え」いただきました。受話器のモザイク柄が見えるように撮るのがポイント!

宙に浮かぶ置き電話とバルーンを背景に、ユメカワイイシーンも♪

お……?

右側には、不思議の国のアリス風な小さな扉とミニチュアの椅子もあって、大人が座ると巨人風に。これこそ「映え」じゃないのかしら?!

子どもが座るとちょうどいいサイズ感♪



マリエ「思ったんだけどさ」

小林「はい」

マリエ「うちら顔はまぁそこそこ派手で映えるんだけど、それを売りにして正攻法で行くのは間違っていると思う。その時点でもう負けに向かっているというか」

小林「負け確定」

マリエ「可愛くて肌がきれいで素直な良い子たちがはびこる原宿で、人生の酸いも甘いも知ってしまった大人な私たちが映えのフィールドで爪痕を残すのならば、ただひとつ。クリエイティブにいくべきだと思うの。こんな風に・・・」

小林「アーティスティック………!!!!!!椅子あるのに座らないんですね!」

マリエ「その場にあるものからインスパイアを受け取って、いかに一つのシーンの中でナチュラルに溶け合うことができるか。そう、あなたはストーリーテラー。でも物語に溶け込みつつ、常識とは違う“違和感”を感じさせることも一つのテク。その刺激が相手の心を揺さぶるのだから」

マリエ「それに、奇跡の一枚を期待したければ、止まってちゃダメ。動画を撮るときのように自然なムーヴメントをつければ、躍動感を捉えられる。テーマやタイトルを最初につけておくとドラマが生まれるから、恥ずかしがらずに歌ったり踊ったりしてみて」

小林「オートマティック………宇多田◯カル!!!!!」

マリエ「近くで見ていた10代の子たち、元ネタを知らなかったみたいで、ただの酔っ払いだと思われたんですけど」

マリエ「人物にとらわれすぎずに全体的に画面を広く使うと、より映えな写真が撮れるのね。そうそう、その悲壮感溢れる表情をあえて引きで撮ると、横のポップな風船と対比されてシュールさが際立つじゃない?それが私たちの“映え”よ、“BA-E”!!!」

マリエ「あとは、何事も視点を変えてみること。人生も映えも一緒なのだから」

小林「深い……。こういうことですね」

〜小休止〜

マリエ「つかめたかしら?」

小林「よくわからん」

マリエ「Don’t THINK, but FEELよ」

小林「伝え方が昭和風根性論」

ビニールミュージアムでさらなる「映え」の高みへ挑戦

さて、そろそろTIME&SPACE編集部に怒られそうだ。

しかし師匠が最初に指摘したように、私たちは普通の「映え」を求めてはいけない。 私たちの使命はもっと先の至高の「映え」にあり、断固たる決意をもって撮影は続けなければならないのだ。

ということで、ビニールミュージアムのフォトブースを「映え」ショットと一緒に紹介!


『額から飛び出すオバケ』



『黄色に同化』



『現場』



『現場を発見した人』



『梅干しの神』



『エレベーターガール』



『ドールハウス』



『一巻の終わり』

さて、ここまでは「至高の映え」を手に入れるまでの物語だ。10代後半の女子たちで賑わうこの空間で、はたしてオトナの私たちは至高の「映え」を手に入れたのだろうか。

すべての撮影を終えて、30代の肉体が上げる悲鳴を聞きながら、私はひとつの答えにたどり着いた。「映え」とは、相手の反応を得るよりも、自分が考える美を追求することではないか。ネタを優先して、スベることも引かれることもあったが、自分を信じてやりきったときの快感。

「映え」とは、クリエイティビティそのものだ。

そしてクリエイティビティとは現代のエネルギーなのだ。

「映え」を糧に生きている私たち。それを気づかせてくれたクリエイティブ神、マリエ。

マリエ様ありがとうございました!!!

※ビニールミュージアムは2018.12.12にて開催終了

クリエイティビティ万歳!な「Inspired by INFOBAR」プロジェクト

クリエイティブといえば……

INFOBARの最新作が2018年11月29日に発売され、INFOBARファンがその魅力に突き動かされた想いを表現するプロジェクト「Inspired by INFOBAR」がスタート!

ファッションデザイナー小野原誠さん、フードデザイナーCRAZY KITCHENの皆さん、バルーンアーティスト神宮エミさんらが集まり、最上もがさんをモデルにして、それぞれが想うINFOBARの世界を創り上げた。

「Inspired by INFOBAR」のサイトはこちら

INFOBARの部屋で、あなたも思いっきり「映え」てみませんか?

そして、なんと今回ビニールミュージアムに展示されていたINFOBARのフォトスポットが、auのお店にて期間限定で展示されることが決定!

第1弾は、au SHINJUKUにて12月17日から24日まで開催。2019年には全国4都市で実施されるそうなので、この機会に是非お店に足を運んで「映え」てもらいたい。

『INFOBAR PHOTO SPOT』

【au SHINJUKU】
期間:12月17日~24日
所在地:東京都新宿区新宿3丁目25-1
営業時間:10:00~20:00

【au ABENO】
期間:2019年1月8日~14日
所在地:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-30 Hoop 2F
営業時間:11:00~21:00

【au NAGOYA】
期間:2019年1月16日~22日
所在地:愛知県名古屋市中区錦3丁目24-20 
営業時間:10:00~19:00

【au SENDAI】
期間:2019年1月30日~2月4日
所在地:宮城県仙台市青葉区一番町三丁目8番8号 一番町stearビル
営業時間:10:00~19:00


さらに「#INFOBAR_inspire」キャンペーンにて、INFOBARをモチーフにした写真(イラスト、風景、作品など)を募集中!

「au Design project」公式twitterまたは公式Instagramをフォローし、「#INFOBAR_Inspire」をつけて投稿するだけでOK。投稿の中から、毎月3名様にINFOBARグッズをプレゼント!

『#INFOBAR_inspire キャンペーン』
募集期間:2018年11月30日~2019年2月28日

キャンペーンの応募はこちらから。



あなたのクリエイティビティを投稿してみよう。

文:小林有希