2018/08/03

フリーWi-Fiは怖いしレンタルは面倒… 「海外旅行時のスマホ」はデータ定額プランが便利すぎる

海外の旅行先でスマホを使うのが今や当たり前の時代。宿泊先や観光スポットのチェックや、目的地までの経路検索、レストランやショッピングするお店のリサーチなど、インターネットの必要性を感じるシチュエーションはむしろ日本にいるときより多くなる。

特に現地に到着した直後は、メールやSNSをチェックしたり、ホテルまでの行き方を検索したり、空港にいるあいだにネットで調べておきたいことはいろいろある。

空港から眺める夕陽と飛行機

海外では無料でWi-Fiが使える場所は増えているが、登録が面倒だったり、不要な広告を長々と見る必要があったり、スピードが遅かったり……。高額請求やセキュリティの心配もある。海外で使用できるWi-Fiルーターもあるが、レンタル手続きの手間や、バッテリーやデータ残量に気をつけなければいけないなど、できるだけ身軽に移動したい旅先で不便に感じることは少なくない。

特に時間を有効に使いたい海外出張では、auの「世界データ定額」が役に立つ。定額制で安心なうえに、いつも使っている自分のスマホを日本と同じように使えるからだ。そこで今回、ドイツ出張があったので、早速使ってみた。

利用料は24時間毎980円の定額制(2018年8月3日現在)で、設定も簡単。さらに、渡航先でサービスが使えるかどうかもショートメールで教えてくれる。ちなみに、150以上の国と地域で利用可能だ。

世界データ定額

24時間単位でサービスを使えるというのは効率的で、たとえば3泊4日で旅行する場合、Wi-Fiルーターを借りると4日分の利用料金がかかるが、ホテルや現地の無料Wi-Fiなどをうまく組み合わせて使えばサービスの利用時間は旅程の半分の実質2日ぐらいに抑えられ、利用料金もその分だけで済ませられる。旅先の時間は最大限有効に使いたいから、設定が簡単で利用時間もはっきりわかる世界データ定額はストレスフリーという点でも最強だ。

海外出張時にauの「世界データ定額」を利用してみた

利用にはデータローミングをオンにする必要があり、できれば出国前に設定しておくととても便利。iPhone(iOS11以降)の場合は「設定」から「モバイル通信」を選び、「通信のオプション」から音声とデータの「ローミング」をいずれもオンにする。Androidの場合は(機種によっては手順が異なる場合もあるが)、「設定」から無線とネットワークで「もっと見る」を選び、「モバイルネットワーク」 の 「ネットワークモード」で「自動」 から 「データローミング」をオンにする。

データローミングをオンにする設定画面
データローミングをオンにする設定画面

さらに世界データ定額のアプリを使えば、設定の方法や旅先で実際にサービスが使えるのか、音声通話やSMSの料金などもチェックすることができる。ほかにも現地のホテルやレストラン、観光名所情報や外務省からの注意情報、お天気情報サイトにもアプリからアクセスできるので、出発の準備と合わせてインストールしておくと安心だ。登録は簡単。アプリをインストールすると、初期設定の案内が出るので表示にしたがって、au IDでログインして登録するだけ。

世界データ定額アプリの初期設定の画面
世界データ定額アプリの初期設定の画面 出国前にアプリをインストールして、初期設定を済ませておくのがおすすめ

今回は北京経由でドイツへ向かおうとしたのだが、北京空港の乗継ぎで待ち時間が4時間以上あり、いきなりフル活用してしまった。北京空港にはフリーのWi-Fiがあり、専用の機械でパスワードを発行して設定……という流れなのだが、それでなんとかネットにつながったとしても、中国ではネットのアクセスがかなり制限され、Googleや各SNSにはアクセスできないからだ。

北京空港の無料Wi-Fiの案内 北京空港では無料Wi-Fiサービスはあるものの、アクセス制限がある

世界データ定額アプリを使えば、日本にいるときと同じようにいつもどおり、すべてのサイトにアクセスすることができた。スマホの左上に表示されるキャリアが中国の会社になるが、データ接続は日本で利用している範囲内で使える。念のため、KDDIの無料電話相談窓口に確認したところ「接続料金が追加されることはありません」と丁寧に説明してもらえた。ちなみに、電話相談窓口は24時間、日本語で対応してくれる。電話番号は到着後に届くショートメールに表示されているので、タップするだけでOK。

世界データ定額が使えるエリアであることを知らせるショートメール

ドイツに到着したあとはメールチェックしてから地図アプリでホテルの場所を確認し、ホテルにチェックインしてからの動きを再度リサーチ。取材で訪れる展示会の最新情報を調べて……としていたら無事に街中へ到着。

ドイツでの移動経路を検索した画面 ドイツでアポイントまであまり時間がなかったので、Google Mapsでオスロ通り駅からモーリッツプラッツ駅へ向かう経路を検索した
世界データ定額のアプリ画面

その日は、ホテルで少し仕事をしてから、取材の下調べを兼ねて街を散策。夕食は、そのときの気分に合わせてネットで検索してレストランを決めた。

ここまで約24時間。慣れない海外で普段と同じようにスマホを使えるのは、想像以上に便利だった。

ドイツの街の風景
ドイツの街の風景

というわけで、世界データ定額サービスによって、メールチェック、地図アプリ、現地のリサーチと、日本国内にいるときと同じような感覚でスマホを利用できた。利用料の心配をしなくて済むというのもやはり心強い。これなら仕事などで海外に渡航する機会が多い人はもちろん、たまの海外旅行を楽しむ人にも安心しておすすめできる

設定も簡単! 世界データ定額の使い方は?

では、世界データ定額の具体的な設定方法を紹介しよう。

前述のとおり、出国前に世界データ定額アプリをインストールして、事前に設定を済ませておこう。飛行機が目的地に到着してスマホの機内モードをオフにすると、世界データ定額が使えるエリアであることを知らせるショートメールが届く。

世界データ定額が使えるエリアであることを知らせるショートメール

表示されるリンクにアクセスするとブラウザに移動して、そこからサービスを利用できる。利用時間も同じブラウザ画面からチェックできる。

ブラウザ上で世界データ定額を利用する際の利用手順
ブラウザ上で世界データ定額を利用する際の利用手順 ショートメールのリンク先の画面からサービスを開始することができる。

サービスの利用にはローミングの設定をオンにしておけば、海外に行ってからでも設定は可能だ。

世界データ定額を利用する際のデータローミング設定の画面

出国前にインストールした「世界データ定額アプリ」からも簡単に設定が行える。また、アプリでは、サービスを利用可能なエリアをチェックすることもできる。

「世界データ定額アプリ」画面
アプリ上での世界データ定額の設定画面 世界データ定額のアプリを使えば、事前の設定もわかりやすく簡単にできる

利用を開始すると、24時間はネットを使える環境が維持でき、利用時間が終わる際にショートメールで通知が届く。再度、利用するときは同様の設定が必要だが、自動で更新されることがないのでかえって安心だ。

さらに、無料で登録できるauの会員制プログラム、au STAR会員であれば毎月1回分(24時間)を無料で利用可能。月をまたいで旅行するときは2回分、無料で使えることになる。

au STAR会員の無料サービスの設定画面 au STAR会員の無料サービスが使えるかどうかは、auのサイトからチャットで質問して確認することもできる

ただし、世界データ定額のサービスはデータ接続のみが対象で、通常の通話やショートメールの送受信は場合によって別料金になるので注意が必要だ。海外の場合、電話の着信やメールの受信だけでも通話料金がかかることがあるので、事前にアプリからチェックできるのも便利だった。確認方法は、トップページから国・地域名を入力、あるいは選択し、「音声通話/SMS料金はこちら」をタップするだけ。

音声通話やSMS利用時の料金表

データ量は日本で契約した時のプランをそのまま使うようになっているので、普段どおりに使っていれば問題ない。もし足りなくなったとしても、日本にいるときと同様に「My au」のページや専用アプリ「デジラ」からデータ量を追加購入できるし、心配であれば渡航前にチャージしておくといいだろう。

デジラアプリでデータ量を追加購入する手順 デジラアプリを使えば使用できるデータ量を簡単に増やせる

さらに、テザリング機能も同じように使えるので、タブレットやPCでネットにアクセスできるほか、一緒に旅行する仲間と回線をシェアすることも可能

海外で安心、快適にネットが使える心強い味方

近年、海外でのネット利用サービスは選択肢がますます増えていて、安く使えるサービスもたくさん出てきている。だが、ネット環境はその時々の事情で変化するので、前回使えたネット環境が次も同じように使えるとは限らない。思い通りにネットが使えないというのは意外とストレスになるものだ。

そのうえ、ネットが使えないというのは海外では思った以上に不安になる。ビジネスシーンだけでなく、夏休みの旅行時なども、いざという時に使える世界データ定額は、あらためて海外で心強い味方になると感じた。

 

文:野々下裕子

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