2018/05/28
『auハロプロケータイ図鑑』が公開 グループと携帯電話の歴史を一緒に振り返ろう
auハロプロケータイ図鑑、公開!
1988年、日本移動通信(IDO)からショルダーフォンが発売され、auケータイの歴史は始まりました。
かつて、電話をかけるときは家とか会社とか学校とかお店にある大きな電話器が必要でした。しかし「外出するときにも、電話を持っていきたい!」、そんな人類の些細な願いが、その後のコミュニケーションのあり方をガラリと変えることになりました。
1998年、「ハロー!プロジェクト」が誕生しました。オーディション番組をきっかけに普通の女の子がアイドルとなり、卓越したプロデュース力とパフォーマンスで、下火になり掛けていた「アイドル」の世界を復興させ、新たな構図を変えました。
2018年、ショルダーフォン登場から30年を迎えたauと、20周年を迎えたハロー!プロジェクトがコラボレーション。携帯電話の進化の歴史を現役ハロプロメンバー総勢46名と振り返る「auハロプロケータイ図鑑」を公開しました。
ベースとなるのは「auケータイ図鑑」。今年の最新機種から、1988年に日本移動通信(IDO)が発表したショルダーフォンまで約750のケータイを見ることができる図鑑形式のコンテンツです。
今回あらたに公開した、「auハロプロケータイ図鑑」では、懐かしいケータイを現役ハロプロメンバー全46人とともに振り返るほか、各メンバーの「おもいでケータイエピソード」や、撮りおろしのコメントムービーも公開します。まさしく、ハロプロメンバーと振り返る、“ケータイとおもいで”の図鑑になりました。
そして「TIME & SPACE」では、「auハロプロケータイ図鑑」と連動して6月から「ハロプロケータイ座談会」をスタート。ハロー!プロジェクト全グループの選抜メンバーが「ケータイと私」についてとことん語り合います。
さらにTIME&SPACE会員には、ハロプロメンバーのサイン入りディスプレイカードを付録にした「INFOBARトランスフォーマー」を、メンバー数と同じ46名様にプレゼント! 気分に合わせて壁紙が切り替えられる、「auハロプロケータイ図鑑」撮り下ろしのディスプレイカードで、自分好みに楽しめます。
応募には、この記事にある合言葉が必要です。詳細は記事の最後をチェックください。
そこで今回は、「ケータイ30年・ハロプロ20年」の歴史を、じっくり振り返ってみようと思います。そして折々のハロー!プロジェクトの楽曲で歌われてきた「ケータイ」や「メール」などの歌詞をチェック。当時の若者のケータイや電話にまつわるコミュニケーションのあり方についてもさらりと見直していきます。
ではまずは、ハロー!プロジェクト誕生以前、ケータイの初期10年を駆け足で……。
1988〜1997年 ショルダーフォン誕生 ハロー!プロジェクト誕生以前の時代
1988年IDO(当時)より登場した「ショルダーフォン」は、文字通り、ショルダーから下げて使用するものでした。実は携帯電話のルーツは「自動車電話」。電話を車載できるなら、車から離れる時も持ちたいのが人情。
当時は保証金数十万円と毎月の基本料金が数万円必要で、さらに高額な通話料がかかっていました。時代はバブル真っ只中で、「携帯電話を持っていること」がひとつのステータスに。大きな声で“しもしも〜”なんて言ってる人も、かつては本当にいたものです。
すぐに携帯電話会社の競争が激化、まず小型化が進みます。
とくに米・モトローラ社の「マイクロタック」の小ささにユーザーは驚きました。携帯電話は初期費用だけでもまだまだ高額でしたが、折りたためば本当にポケットに入るサイズになり、まさに「携帯」できるようになってきたのです。
さらに小型化が進むなか、90年代半ばにはポケベルが若者のコミュニケーションツールとして流行。そしてほどなくその座をPHSが獲得します。サービス開始は1995年。お年玉を有効活用すれば高校生でも利用できる価格設定のこのサービスは、「ピッチ」という愛称で呼ばれて若者を中心に爆発的にヒットしました。
一方、ビジネスユース寄りだった携帯電話にもゴールド・シルバー・ピンクなどのおしゃれなカラーが登場し、着メロが搭載されるのも90年代半ばごろの話。番号キーを頑張って打ち込んで好きなメロディを着信音に設定できる機能なんかも流行しましたね。
誕生から10年が経ち、「携帯電話」は「ケータイ」となって日常生活に欠かせないものになっていました。そして初めてインターネットにつながるようになった1998年、「ハロー!プロジェクト」が誕生します。
1998〜1999年 ケータイ世代の価値観にもフィットした新時代のアイドル誕生
1997年、オーディション番組「ASAYAN」の企画「シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション」のファイナリストによってモーニング娘。が結成されました。5日間でCDを5万枚売り切るという条件をクリアし、1998年1月にシングル「モーニングコーヒー」でメジャーデビュー。「ハロー!プロジェクト」の歴史はここから始まります。
モーニング娘。のファーストアルバム『ファーストタイム』のオープニング曲「Good Morning」には、《さっそく Morning Callして 行こうよ あの空の彼方まで》というフレーズがあります。ケータイかもしれないし、もしかしたら“イエ電”かもしれない。
でも多くの歌詞に「ケータイ世代」ならではのシーンが盛り込まれ、リスナーとの親近感を生み出しています。
たとえば98年に生まれた初のグループ内ユニット・タンポポのファーストシングル「ラストキッス」では《あなたのアドレス消してやったわ》、翌年結成のプッチモニの「ちょこっとLOVE」には《ほんのちょこっとなんだけど メールを送りますよ》と歌われています。この曲の発表は99年秋。
携帯電話のインターネット接続サービスは生活に大きな変化を生み出しました。それまでパソコンでしか送れなかったメールは送れるし、インターネットのコンテンツが見られたり、着メロをダウンロードできたり。一家に一台だった電話が徐々に個人所有になり、通話だけではない楽しみ方を提供し始めた時代です。
2000〜2003年 キッズたちも夢中になった隆盛期 着メロは手づくり?
モーニング娘。が「LOVEマシーン」で初のミリオンセラーを達成するのは1999年。その大ヒットを口火にハロー!プロジェクトは早くも隆盛を迎えます。2000年春からは冠番組「ハロー!モーニング。」がスタート。「Do it! Now」という楽曲では《話 途中でバッテリー切れてなぜか笑えてきちゃったわ》という歌詞が。長電話でのバッテリー切れは、いつの時代も若者の一大問題ですよね。
2001年には「こども目線」をコンセプトとしたユニット、ミニモニ。が誕生。シングル「ミニモニ。テレフォン! リンリンリン」のミュージックビデオでは、「子ども」という設定のメンバーがケータイを使っているシーンが登場します。auのキッズ向けケータイの登場はその5年後ですが、子どもたちがケータイを活用する未来を予感させるものでした。
また、「モーニング娘。&平家みちよ妹分オーディション」から生まれたメロン記念日のシングル「電話待っています」で歌われているのは、《せっかく作った 着信メロディ 全然鳴らないわ》という詞。着メロを手作りしていた時代を思い出させます。
「あやや」こと松浦亜弥のデビューシングル発売は2001年「ドッキドキ!LOVEメール」というタイトルでした。《メールを入れてみよう 返事すぐかな? あ〜あいにくこの店 圏外っぽいわ》という一節が印象的。確かにお店の中でケータイがつながらないこと、当時は間々あったものです。
ちなみに、ケータイにカメラが初めて搭載されたのがこのタイミング。auから発売された「PashaPa(パシャパ)」は充電用端子に外付けするというなかなかトリッキーなアイテムでした。
2004〜2007年 ハロプロもケータイもニュージェネレーション
新しいグループが続々と登場したのがこの時代。2002年に開催された「ハロー!プロジェクト・キッズ オーディション」の合格メンバー15名を振り分けて、2004年にBerryz工房が、2005年に℃-uteが結成されました。なお2005年には、モーニング娘。は、1期、2期メンバーのすべてがグループを卒業することになり、世代の交代を強く感じさせました。
Berryz工房の楽曲のなかにはケータイにまつわる歌詞も多く、「なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?」では《一日何度まではメールってしていいのかな?》、「お昼の休憩時間。」では《メールはなるだけ使わない ふたりで決めたルール ちゃんと声で話そうって》と歌われています。
また、モーニング娘。の7期メンバーとして加入した久住小春の「ハッピー☆彡」では歌詞に絵文字が使われていました。若者同士がメールで連絡を取り合うのは、もはや日常的になってきていたんですね。
Berryz工房の「小遣いUP大作戦」では《悩めるわ 電話も古いとなんか変なのよ バイトをしていい?》というフレーズも。
ケータイにもどんどん新機能が盛られていた時代です。音楽プレーヤーにテレビのワンセグ放送、カメラの高性能化におサイフケータイ……。さらに2003年にはデザインケータイINFOBARが登場。デザインも多様化しました。機種変のためにバイトするのも納得、な時代。
2008〜2010年 ハイクォリティーなパフォーマンスを決定づけた「プラチナ期」
「iPhone」が日本でも発売された2008年、ハロー!プロジェクトは10周年を迎えました。モーニング娘。のリーダーを務めていたのが高橋愛。安定した歌唱力とダンススキルを持つ彼女を中心に、ライヴパフォーマンスに磨きをかけていったこの時期のモーニング娘。を、ファンは「プラチナ期」と呼び、そのDNAは現在に至るモーニング娘。や後輩グループにも受け継がれています。
なお、新しい顔ぶれとして、ハロー!プロジェクトの研修生「ハロプロエッグ」での研修を修了した真野恵里菜が2009年にはメジャーデビューを果たしました。2010年には同じくハロプロエッグ出身のメンバーからなるスマイレージ(のちにアンジュルムに改名)がメジャーデビュー。日本レコード大賞においてハロー!プロジェクトでは℃-ute以来となる最優秀新人賞を受賞します。
彼女たちのインディーズ時代のシングル「あすはデートなのに、今すぐ声が聞きたい」には、《声が聞きたい ねえもう寝たのかな? まだかな? 受話器とにらめっこ》というフレーズがあります。スマホ誕生の時代に「受話器」という古めかしい言葉をチョイス。スマホの時代にあえて「受話器」!
2011〜2015年 アイドル戦国時代はSNSの時代 圧倒的な存在感で疾走
2010年代初頭、モーニング娘。は新たな黄金期を迎えます。譜久村聖、生田衣梨奈、飯窪春菜、石田亜佑美、佐藤優樹など、現在の主力メンバーが続々加入。「アイドル戦国時代」到来と叫ばれるこの時期において、パフォーマンス力ではひときわ目立つ存在となりました。
そして2012年には通算50枚目のシングル「One・Two・Three/The 摩天楼ショー」をリリース。
ひさびさのゴールドディスクを達成、2013〜2014年にかけての5枚のシングルも立て続けにNo.1を獲得するのです。ちなみに今は「モーニング娘。’18」ですが、このようにグループ名に年表示が付くのは2014年以降のこと。
2013年にはハロプロ研修生が中心となった新グループ、Juice=Juiceがデビュー。2015年にリリースしたメジャー6枚目のシングル「Wonderful World/Ca va? Ca va?」は、ハロー!プロジェクトのグループとしてはモーニング娘。以来となるNo.1を獲得。
2014年には、しばらく活動休止状態だったカントリー娘。が、カントリー・ガールズと改名して再始動。無期限活動休止に入っていたBerryz工房から「ももち」こと嗣永桃子らを加え、2015年にメジャーデビューを果たしました。そして同じ年デビューしたこぶしファクトリーは、「ドスコイ!ケンキョにダイタン」で日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。
この時期のケータイの話題といえば、圧倒的にSNS。スマートフォンの個人保有率は、2011年の14.6%から2016年には56.8%と4倍に上昇(総務省 通信利用動向調査より)。ミクシィやTwitter、Facebookなどの下地があり、2011年に誕生したLINEは、若者を中心に爆発的に普及します。同時にケータイ界を席巻したのがアプリ。ユーザーが自分好みにケータイをカスタマイズするのが普通のことになってきました。
2016年〜 それでも進化、深化は続く そして5Gの未来へ
2015年のBerryz工房無期限活動停止に続き、2017年には℃-uteが解散と、寂しいニュースもありましたが、モーニング娘。は相変わらず堅調。「冷たい風と片思い/ENDLESS SKY/One and Only」がNo.1を獲得。
2016年のカントリー・ガールズの楽曲「ためらい サマータイム」は《暑中お見舞い 時計台の絵 メールじゃなくて どう思うかな》と歌っておいて、《自撮りの写真 取り込んである コラージュしたの あなた右側》と展開します。あえて「絵」を送り、でも自撮り画像をコラージュするスキルはある。TPOに応じたツールの使い分けが普通になってきているのです。
ハロプロ研修生から上がってきたこぶしファクトリーの活躍に加え、同じく研修生出身のつばきファクトリーが2017年にデビュー。ハロー!プロジェクトにフレッシュな風を吹き込み、明るい未来を予感させてくれています。
その一方で、モーニング娘。オリジナルメンバーと現メンバーのコラボも。メジャーデビュー前年に発売したインディーズシングル「愛の種」から20周年を記念し、「モーニング娘。20th」名義での活動を行っています。日本武道館での記念コンサートにもOGメンバーが参加、ファンはめちゃくちゃ盛り上がりました! この年の暮れには、℃-uteのメンバーだった鈴木愛理がソロとして始動。ハロー!プロジェクト・キッズ時代から数えて“15年目の新人シンガー”としてファンの間で大きな注目を集めています。
そして2018年は、IDOからショルダーフォンが登場して30年、ハロー!プロジェクトが誕生して20周年という年。Apple MusicやSpotifyなど定額制の音楽配信が広まり、VRやARなどユーザーが手元で動画をパーソナルに楽しむのが普通の時代になりました。ハロー!プロジェクトは進化の歩みを止めていません。20周年を迎え、さらに先へと攻めていきます。ケータイもまた然り。まもなくやってくる、大容量・多接続・低遅延を特徴とした次世代移動通信システム「5G」の時代では、音のVRや自由視点VR、コネクテッドカー、スマートドローンなど、ライフスタイルが変革するようなワクワクした未来を感じさせます。
ここまで、一気に「ケータイ30年・ハロプロ20年」の歴史を見てきました。「auハロプロケータイ図鑑」ではハロー!プロジェクト全グループの撮り下ろしカット満載、今年の新モデルも含めたauケータイの一覧を見ることができますので、ぜひ楽しんでくださいね。
- auハロプロケータイ図鑑プレゼント企画(7月2日まで)
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世界に1台!ハロプロメンバーのサイン入りのディスプレイカード付「INFOBARトランスフォーマー」を、メンバー数と同じ46名様にプレゼント!
応募フォームに下記の合言葉をご記入の上、ご応募ください。
合言葉:スッペシャル!
文:久保田泰平、武田篤典
イラスト:ナカG
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