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2014/03/12

ヘッドバンドで水難事故を予防

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ウエアラブル 信國謙司 子ども 見守り

Aquatic Safety Concepts社(コネチカット州レディング)が開発した「iSwimband」は、海や川、プールで水遊びするときに子どもの頭に着けるヘッドバンドで、水に濡れるとBluetooth 4.0でiOSデバイスにアラートを送る(Andorid版は開発中)。水に濡れてからアラートを発するまでの時間は、アプリで子どもの能力に応じて設定する。泳げない子なら短く、泳げるなら長めに設定するわけだ。

アラートが届くレンジは、環境次第ではあるが30メートル程度。1台のiOSデバイスで8個のiSwimbandをトラッキングできる。泳がない人向けのリストバンド型もある。発売は5月の予定で、予約販売価格は124.99ドル(通常価格は150ドル程度になる模様)。

iSwimbandのほかにも、昨年夏には、SEALイノベーション社(ノースカロライナ州ローリー)が首に巻くタイプの水難事故検出システムを開発するため、クラウドファンディングで資金調達を行っている。2013年秋の発売を目指していたが、現在は349ドル~でこちらも予約販売中となっている。プールなどでの水の事故を防ぐため、子どもなどに首輪型のモニター機器(ネックバンド)を装着させて、その動きなどから溺れかけていることを検出すると、親や監視員などに無線で警報を送る。SwimSafeという特許技術を使っており、水泳の能力に応じて4段階にレベル設定ができて、泳げない人向けに設定するとネックバンドが水没しただけでアラームが鳴る。同時に多数のネックバンドをモニターすることが可能で、ネックバンドは相互に他を監視していて、圏外に出るなどしてリンクが切れても警報が鳴る。

夏に水の事故が報道されない年はない。監視する者の注意を補ってくれるだけで救える命があるならば、こうしたシステムには十分な価値があるのだろう。

著者:信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発にあたる。現在はビジネスアーキテクツ社にてモバイルヘルス分野の新事業立ち上げに従事。同志社大学ビジネススクール嘱託教員として「技術開発と事業化戦略」を担当している。

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