2016/03/25

旅立ちの季節 携帯電話とともに、しばし思い出を振り返る『おもいでタイムライン』公開です

1985年に日本ではじめての携帯電話「ショルダーホン」が生まれてから約30年――

スマートフォンがすっかり定着してきたこの時代、「携帯電話」といえば、みなさんはなにを思い出しますか? パカパカの二つ折りケータイ? 尋常じゃない数のストラップとか?

もしかしたら、好きな子にすぐにメールするべきか、明日にしておこうかなんて悩んじゃったりしたあの日のこととか。返事が待ちきれなくて「センターに問い合わせ」ボタンを連打したあの日のこととか。ケンカした彼女に電話したのはいいけど、「ごめんね」がなかなか言い出せない、そんな夜のこととか。

その子とやがて結婚したりして、生まれた子どもの、ちっちゃくて、くしゃくしゃで、世界でいちばん愛らしい顔を、パカパカケータイで撮ったこととか――

ときに笑って、ときに泣いて、たまに怒ったりして。そんなたくさんの「いちばん大事なとき」、手のひらには携帯電話がありませんでしたか?

携帯電話の30年の歴史は、人と人をつないできたコミュニケーションの歴史、といってもいいかもしれません。

「TIME & SPACE」では、この30年の懐かしい携帯電話を、当時のニュースや音楽、流行語などとともにタイムライン形式で振り返ることができる新コンテンツ、「おもいでタイムライン」を公開しました。

「おもいでタイムライン」は、携帯電話が生まれてからの30年を、人と人のコミュニケーションの歴史と重ね合わせてみました。当時の気持ちや、そのときに感じたことを思い出してもらうためのサイトです。

懐かしい"あの曲"を聴きながらどうぞ

いい思い出には、いい音楽がつきもの。「おもいでタイムライン」には、各年代でヒットした、あんな名曲やこんな名曲のプレイリストがあります。もちろん試聴できるので、サイトを目で楽しみながら、耳からも心のタイムトリップを楽しめます。

あ、そうそう、思い出って必ずしも自分ひとりだけのものじゃないですよね。もしサイトを見て、今まで忘れていたようなことを思い出したら、その思い出にあなたの大切な友人や家族が欠かせなかったとしたら、SNSでその人とぜひ「あのとき」を共有してみてください。誰かと一緒なら、懐かしさも喜びももっと広がっていくはずです。

携帯電話30年の歴史は8つの時代に分けられていて、一体どんな時代だったのか、街ではどんなことが流行っていたのか、「TIME & SPACE」でもコンテンツ連動した記事をつくっていく予定です。サイトはタイムラインのように、時代をさかのぼるようなつくりになっていますが、もちろん、いちばん思い入れがある時代からチェックしてみるというのも楽しみ方のひとつかもしれませんね。

肩から本体をぶら下げる「ショルダーフォン」を持っていた人から、仕事ではじめて携帯電話を手にしたときの感動が忘れられない! とか、ポケベル打ちは指が覚えてる! とか、あるいは生まれたときにはすでに携帯電話があったよ! なんていう人まで、ぜひサイトをのぞいて30年の歴史を感じ取ってみてください。

左/1988年12月、IDOから発売されたショルダーフォン。右/1968年からサービスがスタートしたポケットベル。若者を中心に大ブームとなった。©東京テレメッセージ

■おもいでタイムライン
/omoide

高校の卒業式に交換したのは携帯番号? サイン帳?

......さて、「TIME & SPACE」では「おもいでタイムライン」を開始するにあたって、各世代間でのコミュニケーション方法のギャップや、男女での携帯電話との「付き合い方」について調査してみました。特徴的だった調査結果をここでいくつかご紹介していきましょう。

「高校を卒業する時に、別れる友達や後輩の連絡先をどのように交換しましたか?」を20〜30代と40〜50代で世代別にまとめたのが下のグラフ。

高校を卒業する時に、別れる友達や後輩の連絡先をどのように交換しましたか?(複数回答可)

なんとも顕著に表れているのは、20-30代では半数以上が「携帯電話やPHS、スマホの番号やメアド」を交換しているのに対して、30-40代では圧倒的に「サイン帳」という結果! ......まぁ、高校生が携帯電話を持っていなかった時代もありますから、当然といえば当然の結果ですね。

ほかに特徴的だったのは、20代に限っては「SNS、LINE」が12.8%いたこと。30代、40代のそれぞれ1.5%(50代は0%)と比べるととても高い数字でした。逆に50代では「手紙」が16.4%と、ほか3世代の平均値7.5%と比べると倍以上に。

ちなみに「アルバムの余白」はどの世代も総じて9%前後をキープ。時代は変わっても、変わらないものもあるんですね。それにしても「サイン帳」、懐かしいですね。なにを書いたか覚えてます?

スマホを持って行くのは台所? トイレ? お風呂まで??

男女の差が表れたのが、「普段、どこまで携帯電話やスマホを持って行きますか?」という質問。

あなたは普段、どこまで携帯電話やスマホを持って行きますか?(複数回答可)

「職場や学校」には男女合わせて80%近くが、「半日以上の外出」「1日以上の外出(旅行)」では85%近くの男女がスマホを持って行くと回答しました。

面白かったのは家の中での話。「トイレ」には男女どちらも35%前後が持ち込んでいて、こちらの男女差はほとんどナシ。ただし「台所」と、数値こそ低いものの「お風呂」には女性は男性の倍の人が持ち込んでいるという結果になりました。(お風呂に持ち込むなら防水仕様の携帯やスマホにしましょうね。あと、充電しながらの入浴はダメ。絶対ダメですよ!)

いずれにせよ、今や多くに人にとって携帯電話やスマホはどこに行くのにも必要不可欠なものになってきているようですね。

ちなみに、「好きな人への告白手段は?」という質問では、すべての世代で圧倒的に多かったのが「直接対面しての告白」の54.2%でした。次に高かった「告白したことがない」の28.8%は一旦さておき、「電話での告白」の21.2%、「手紙での告白」14.8%、「メールでの告白」12.3%という結果が続きます。これはみなさんの予想通りでしょうか? それともちょっと意外でしたか?

「おもいでタイムライン」は本日公開です

生まれてからの30年。携帯電話は、人に寄り添い、より良いコミュニケーションに役立つことをずーっと考えてきました。そういえば、その携帯電話を持ってたときにあんなことがあったなーとか、あの携帯であんな電話をしたなーとか、あなたにとってたくさんの「いちばん大事なとき」を「おもいでタイムライン」でぜひ思い出してみてください。

【携帯電話意識調査(KDDI調べ)】
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:20代、30代、40代、50代 各世代の男女(各103人、合計824人)
調査日時:2016年3月12日から3月14日

文:T&S編集部

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